ギランイヌビワ

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ギランイヌビワ
ギランイヌビワの幹生果
(2025年1月 沖縄県石垣市 バンナ公園)
分類(APG IV)
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : 真正バラ類I eurosids I
目 : バラ目 Rosales
科 : クワ科 Moraceae
連 : イチジク連 Ficeae
属 : イチジク属 Ficus
種 : ギランイヌビワ
F. variegata
学名
Ficus variegata Blume
基部1対の葉脈は3行脈状(2025年2月 沖縄県石垣市 バンナ公園)
発達した板根(2025年2月 沖縄県石垣市 バンナ公園)

ギランイヌビワ(宜蘭犬枇杷、学名:Ficus variegata)はクワ科イチジク属の常緑高木。別名コニシイヌビワ[1]。

特徴

高さ8–20 m。雌雄異株。時に大木になり、板根がよく発達する。樹皮は灰白色。葉は長さ10–25cm、卵形、側脈は4–8対で、基部から出る1対が3行脈状になる。葉縁は通常は全縁だが、若い木では粗い鋸歯が出ることもある。アカメイヌビワに似るが、本種は葉柄がより長く、葉の最大幅が基部寄りにある点で判別可能。果嚢は幹や枝の突起から数個ずつ出て、幹の根元から上部までびっしりと付くことがあり、ひときわ目を引く。実は径2–4 cmほどの偏球形、緑~紅色でほぼ通年みられる[2][1]。

分布と生育環境

沖縄県先島諸島の宮古島、石垣島、小浜島、西表島、与那国島に分布。海外では台湾、中国南部、東南アジア、インド、オーストラリアに分布[3]。河川に近い林内などに生育する[1]。

利用

板材や飼料の用途がある[4]。果実はヤエヤマオオコウモリ(クビワオオコウモリの亜種)の好物として知られる[2][1]。

脚注

  1. 1 2 3 4 (大川 & 林 2016, p. 167)
  2. 1 2 (横山 1997, p. 129, 146)
  3. ↑ “Ficus variegata Blume” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年2月1日閲覧。
  4. ↑ (池原 1979, p. 28)

参考文献

  • 池原直樹「ギランイヌビワ」『沖縄植物野外活用図鑑 第6巻 山地の植物』新星図書出版、1979年。 
  • 横山潤 著「ギランイヌビワ」、岩槻邦男ら監修 編『朝日百科 植物の世界』 6巻、朝日新聞社、東京、1997年、28頁。ISBN 9784023800106。 
  • 大川智史; 林将之「ギランイヌビワ」『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄~八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版、東京都新宿区、2016年。ISBN 9784829984024。 

外部リンク