クイーンズハッサー
| クイーンズハッサー | |
|---|---|
| 欧字表記 | Queen's Hussar |
| 品種 | サラブレッド |
| 性別 | 牡 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 生誕 | 1960年 |
| 死没 | 1981年 |
| 父 | March Past |
| 母 | Jojo |
| 母の父 | Vilmorin |
| 生国 |
|
| 生産者 | G S Stephens |
| 馬主 | Henry Herbert, 6th Earl of Carnarvon |
| 調教師 |
Thomas Corbett( |
| 競走成績 | |
| 生涯成績 | 21戦7勝 |
クイーンズハッサー(英語: Queen's Hussar、1960年 - 1981年)は、イギリスの競走馬である。主な勝ち鞍はサセックスステークス(1963年)。
来歴
クイーンズハッサーは、額に小さな星がある鹿毛の馬であり[1]、G・S・スティーブンスの名義でハイクレアスタッドにおいて生産された。その後、ハイクレアスタッドの所有者である第6代カーナーヴォン伯爵ヘンリー・ハーバートを馬主とし、バークシャー州コンプトンにあるトーマス・コーベット(1921年 - 1976年)の厩舎で調教を受けた[2]。
競走馬時代
1962年、2歳でデビューすると9戦し、そのうちウインザー競馬場のキャノンヤードプレート、エプソム競馬場のカディントンステークス、ニューベリー競馬場のワシントンシンガーステークス、ニューマーケット競馬場のラウスメモリアルステークスの4戦で勝利した[3]。同年のイギリスのフリーハンデキャップにおいて、クイーンズハッサーは2歳馬首位のクロケットより8ポンド低い123ポンドのレーティングを与えられた[2]。
3歳となった1963年は、春にニューマーケット競馬場の5ハロン戦であるパレスハウスステークスに出走して3着となった。5月にはニューベリー競馬場で行われた古馬との対戦となる1マイル戦のロッキンジステークスでは、オーストラリア出身のスコービー・ブリーズリーを鞍上に単勝5.5倍に支持されると[4]、サイラスやロムルスを抑えて勝利[3]。6月のロイヤルアスコット開催ではジャージーステークスに出走し、牝馬のザクレディター、ブリーフフライトに次ぐ3着。
続いて7月31日にグッドウッド競馬場で行われた、当時は3歳馬と4歳馬限定のサセックスステークスに出走。オーストラリア出身のロン・ハッチンソン鞍上で単勝26倍という人気薄になったが[4]、エリザベス女王も観戦したレースでは、後方待機から終盤に力強い末脚を繰り出してアイリッシュ2000ギニーの勝ち馬リナクレにアタマ差で勝利[5]。なお、3着は3馬身離れてネレウスとなった。更に8月には、ニューベリー競馬場の7ハロン戦であるハンガーフォードステークスに出走し、牝馬ダンスキャップの2着となっている[2]。
4歳となった1964年は3戦し、そのうちサンダウン競馬場で行われたキャベンディッシュステークスにおいて勝利した[2]。
タイムフォームはクイーンズハッサーに対し、最高で124ポンドを与えている[6]。
種牡馬時代
引退後は種牡馬となったが、当初はあまり期待されず種付け料250ポンドで供用されていた。
しかし、1970年から産駒のブリガディアジェラードが18戦17勝という圧倒的活躍を見せ、その影響で1972年にはクイーンズハッサーが英愛リーディングサイアーとなった[7]。種付け料も2000ポンドにまで上昇し[8]、以降も1000ギニーステークスとディアヌ賞の勝ち馬で繁殖牝馬としても成功したハイクレアや、キングエドワード7世ステークス勝ち馬マルキドサド、パレスハウスステークス勝ち馬シャイニーテンス、ヴィンテージステークス勝ち馬チャーチパレードといった活躍馬を輩出した。
主な産駒
※主要競走の勝ち馬及び日本の中央重賞馬のみ
- 1968年産
- Brigadier Gerard - 1970年ミドルパークステークス、1971年2000ギニーステークス、1971年サセックスステークス、1971年・1972年チャンピオンステークス、1972年エクリプスステークス、1972年キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、1971年セントジェームズパレスステークス、1971年グッドウッドマイル、1971年・1972年クイーンエリザベス2世ステークス、1972年ロッキンジステークス、1972年プリンスオブウェールズステークス、1972年ウエストベリーステークス
- 1971年産
- Highclere - 1974年1000ギニーステークス、1974年ディアヌ賞
母の父としての産駒
※G1馬及び日本の中央重賞馬のみ
- 1974年産
- Pelican Point - 1981年ドゥームベンカップ
- 1985年産
- Lapierre - 1988年ジャンプラ賞
- 1988年産
- Runyon - 1993年アンダーウッドステークス、1991年アイリッシュダービートライアルステークス
血統表
| 父系 | ペティション系(フェアウェイ系) [§ 2] | |||
|---|---|---|---|---|
父 March Past1950 黒鹿毛 |
父の父 Petition1944 黒鹿毛 |
Fair Trial | Fairway | |
| Lady Juror | ||||
| Art Paper | Artist's Proof | |||
| Quire | ||||
父の母 Marcelette1942 黒鹿毛 |
William of Valence | Vatout | ||
| Queen Iseult | ||||
| Permavon | Stratford | |||
| Curl Paper | ||||
母 Jojo1950 芦毛 |
Vilmorin 1943 芦毛 |
Gold Bridge | Golden Boss | |
| Flying Diadem | ||||
| Queen of the Meadows | Fairway | |||
| Queen of the Blues | ||||
母の母 Fairy Jane1939 鹿毛 |
Fair Trial | Fairway | ||
| Lady Juror | ||||
| Light Tackle | Salmon Trout | |||
| True Joy | ||||
| 母系 (F-No.) | (FN: 19-c) [§ 3] | |||
| 5代内の近親交配 | Fair Trial 3×3、Fairway 4×4×4 [§ 4] | |||
| 出典 | ||||
- 父マーチパストはスプリンターで、1954年のウォーキンガムステークス勝ち馬である。クイーンズハッサー以外の産駒としては、ステイヤーとしてチェスターカップやロシア皇太子ハンデキャップを制し、チャンピオンハードルでも2度入着したメジャーローズが挙げられる。
- 母ジョジョは、現役時代に1勝を挙げたほか、その他の産駒にはネルグウィンステークス勝ち馬ハイディングプレイスがいる。更に、ハイディングプレイスの産駒にはゴールドカップ勝ち馬リトルウルフが、牝系子孫にはシェイクアルバドゥがいる[11]。
脚注
- ↑ “Queen's Hussar image”. Highclere Stud. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月30日閲覧。
- 1 2 3 4 Mortimer, Roger; Onslow, Richard; Willett, Peter (1978). Biographical Encyclopedia of British Flat Racing. Macdonald and Jane's. ISBN 0-354-08536-0.
- 1 2 White and Gold (16 August 1963). “Queen's Hussar may triumph again”. Glasgow Herald. 2013年9月30日閲覧.
- 1 2 Abelson, Edward; Tyrrel, John (1993). The Breedon Book of Horse Racing Records. Breedon Books Publishing. ISBN 978-1-873626-15-3
- ↑ “Mellon horse win abroad”. Pittsburgh Post-Gazette. 1 August 1963. 2013年9月30日閲覧.
- ↑ Timeform staff (1982). Racehorses of 1981. Timeform. ISBN 0-900599-33-2
- ↑ “Leading Sires of Great Britain and Ireland”. Tbheritage.com. 2013年9月30日閲覧。
- ↑ “Mill Reef- now it's up to son and daughters”. The Age. 21 November 1972. 2013年9月30日閲覧.
- 1 2 3 4 “5代血統表 血統情報 Queen's Hussar(GB)”. JBISサーチ. 2026年10月18日閲覧。
- ↑ “Queen's Hussar pedigree”. Equineline (2012年5月8日). 2013年9月29日閲覧。
- 1 2 “Thoroughbred Bloodlines – The Twinkle – Family 19-c”. Bloodlines.net. 2013年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月29日閲覧。