スヴァウキ付近のヤトヴャグ族のものとされるクルガン

クルガン(ロシア語: кургáн、英語: kurgan)は、ユーラシア大陸中緯度のステップ帯に分布する、青銅器時代の土あるいは積石のマウンドを伴う墳墓である。墳丘墓の一種で、日本の古墳に近い。

「クルガン」はトルコ語起源のスラヴ人の単語である。

分布

クルガン型の墳墓は、青銅器時代のステップで活動した遊牧民の墳墓であって、アルタイ 地方から コーカサス、ルーマニアにまでまたがる範囲に分布している。このような墳丘墓は、内部構造として玄室をもつような複雑な構造のものもみられる。クルガンの中央部にある玄室には、被葬者が支配階級の人々の場合には数多くの副葬品や捧げ物とともに葬られ、時折その副葬品には、馬や(馬に引かせる構造の)戦車などもみられる。

発掘されたクルガン

クルガンはシベリアからヨーロッパ東部にかけて無数にある。そのうちの有名な例として以下がある:

コストロムスカヤ=クルガンの断面図
コストロムスカヤ=クルガンの馬の遺体埋葬時想像図。

クルガン仮説

クルガン仮説は、クルガンを建設した人々がインド・ヨーロッパ祖語の話し手であったとする仮説である。

脚注

  1. ↑ 雪嶋宏一2019「サルマタイの遺跡」『ユーラシアの大草原を掘る』(アジア遊学238)、勉誠出版、311-341頁
  2. ↑ 雪嶋宏一2019「サカの遺跡-ベレル古墳群について」『ユーラシアの大草原を掘る』(アジア遊学238)、勉誠出版、326-341頁

参考文献

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