シロテンハナムグリ

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シロテンハナムグリ
シロテンハナムグリ
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
綱 : 昆虫綱 Insecta
目 : コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目(多食亜目) Polyphaga
下目 : コガネムシ下目 Scarabaeiformia
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
科 : コガネムシ科 Scarabaeidae
亜科 : ハナムグリ亜科 Cetoniinae[1]
族 : ハナムグリ族 Cetoniini[2]
亜族 : ハナムグリ亜族 Cetoniina
属 : シロテンハナムグリ属 Protaetia[3]
亜属 : Calopotosia[4]
種 : シロテンハナムグリ P. orientalis[5]
学名
Protaetia orientalis
(Gory & Percheron, 1833)
和名
シロテンハナムグリ(白点花潜)
亜種
  • シロテンハナムグリ P. o. submarumorea (Burmeister, 1842)
  • トカラシロテンハナムグリ P. o. tokarana Nomura, 1964
  • P. o. sakaii H.Kobayashi

シロテンハナムグリ(白点花潜、学名: Protaetia orientalis submarumorea)は、甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科ハナムグリ族シロテンハナムグリ属 Protaetia Calopotosia 亜属に分類される甲虫[4]。日本、台湾、朝鮮半島、中国、香港、インド北部、太平洋の島嶼に分布する[4]。タイプ産地はヒマラヤであるが、当該地域の分布は疑問視されており、基亜種は中国に分布するとされている[4]。シロテンハナムグリが含まれる Calopotosia 亜属はインド北部、中国、台湾、日本から4種が記録されており、日本にはシロテンハナムグリと、奄美群島から沖縄諸島に分布する日本固有種であるリュウキュウオオハナムグリ P. lewisi (Janson, 1888) の2種類が分布する[4]。

成虫は日本本土では4月下旬から10月に出現し、クヌギ、コナラ、クサギ、タブノキ、イチョウの樹液やノイバラ、イボタノキ、ネズミモチ、ニセアカシアなどの花に集まる[4]。また幼虫は腐葉土や堆肥を食する[4]。日本本土では幼虫野生ミュウで越冬し、南西諸島では冬季の一時期を除き、通年にわたって成虫が観察される[4]。往々にしてカナブンや同属のシラホシハナムグリと共に見られる。同属のシラホシハナムグリは、特徴が酷似しているが、両者にある白い点の配置が違い、そこで区別がつく。

飛び方が特徴的で、飛翔時に前翅(鞘翅)を内側に傾けると、多くの甲虫と違い、開かなくても側面に隙間ができ、この状態で後翅を伸ばせるので、前翅を閉じたまま後翅を羽ばたいて飛ぶ。この特徴はカナブンなど、他のハナムグリ亜科の甲虫にも言えることである。

森林の豊かな朽木や腐葉土が無くとも、枯れた雑草の堆積物がある程度あれば幼虫が育つ。また成虫は再越冬能力を持ち寿命が長く、複数年にわたり繁殖する個体もある。このため本種は環境の悪化に大変強い大型甲虫である。都心の公園や緑地、臨海の埋め立て地等でも飛行中の姿が盛んにみられる。さらに、カナブンが減少するに従い、従来彼らが占めていた生態的ニッチを奪いつつある。

写真

脚注

  1. ↑ 酒井香 2012, p. 308.
  2. ↑ 酒井香 2012, p. 310.
  3. ↑ 酒井香 2012, p. 312.
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 酒井香 2012, p. 315.
  5. ↑ 酒井香 2012, p. 314.

参考文献

  • 酒井香 著「解説 コガネムシ科 > ハナムグリ亜科」、岡島秀治・荒谷邦雄 監修 編『日本産コガネムシ上科標準図鑑』(初版第1刷)学研教育出版、2012年6月26日、308-323頁。ISBN 978-4054038479。 NCID BB09664747。国立国会図書館書誌ID:023683950・全国書誌番号:22113002。 

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