ジブリール(アラビア語: جِبْرِيلُ‎, Jibrīl、代表的英字表記:Jibril、フランス語圏ラテン文字表記例:Djibril)は天使ガブリエルのアラビア語名。また人名としてアラビア語男性名、アラビア語由来男性名として用いられている。

概要

ジブリールは旧約聖書にその名が現れる天使ガブリエルのヘブライ語名称がアラビア語化したもので、イスラームの聖典クルアーン(コーラン)にも複数回このジブリールの名前が登場する[1]。

アラブ諸国ではイスラーム教徒やキリスト教徒の男性名[2]、非アラビア語圏を含むイスラーム圏ではイスラーム男性名として命名されるなどしているほか、欧米人の男性名Gabriel(ガブリエル)へのアラビア語化時当て字としても用いられている。

日本語カタカナ表記では、英字表記の見た目そのままカタカナ化した、もしくはメディアにおける字数削減などを理由とした慣例を適用して長母音「ー」を省略したジブリルも多用されている。

なお、同じ大天使の名称としてアラビア語圏では ジブリール(アラビア語: جِبْرِيلُ‎, Jibrīl)以外にもヘブライ語における名称に依拠した多少つづり・発音の異なるジブラーイール(アラビア語:جِبْرَائِيلُ, Jibrāʾīl)と称されることがある[2]。

アラビア語の正字法(正書法)が現代とは異なりアラビア文字に弁別点も無かった時代には表記上ジブリールとジブラーイールの区別がつかなかったこと、初期イスラーム共同体の暗誦者らの間に多少のばらつきがあったことなどから、クルアーン(コーラン)朗誦では主流派から非主流派まで複数の呼称が混在。ジブリール以外にもジャブライル、ジャブリール、ジャブラーイル、ジャブラーイール、ジャブライッル、ジャブラール、ジャブラヤル、ジャブライール、ジャブリーン、ジブラーイールなどと読み上げる流派とが混在してきたという伝承・記録がその名残りを伝えている[3]。

実在の人物

本人のファーストネームとして

父祖の名前などが由来のラストネームとして

架空の人物

関連項目

脚注

  1. ↑ “Surah Al-Baqarah - 1-286” (英語). Quran.com. 2024年12月29日閲覧。
  2. 1 2 “المعاني : معاني الأسماء - جبريل”. 2024年12月29日閲覧。
  3. ↑ “معاني (جبرائيل)”. www.almougem.com. 2024年12月29日閲覧。
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