スタイルキャスト
スタイルキャストは、スカパー!プレミアムサービスにおいて放送を行っている衛星一般放送事業者・プロデュース・オン・デマンド株式会社の通信販売事業のブランドである。
本項では、プロデュース・オン・デマンドが改称前のスタイルキャスト株式会社の時代から運営している衛星放送のチャンネルについて詳述する。
概要
1996年、注文住宅メーカーのグランベルハウス株式会社と、株式会社ディーエムシー企画(現・スカパーJSAT)の初代社長を務めた吉元禮一(商号変更後の日本サテライトシステムズ会長も兼務していた)の合弁会社「グランベルテレビ放送株式会社」として設立。1997年1月からパーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス)において、2つの無料チャンネルの放送を開始した。設立当時の資本金は6,000万円で、うち3,000万円をグランベルハウスが、残り3,000万円を吉元と日商岩井の出身者が出資)。
しかし、1997年4月にグランベルハウスの事業不振を受け、吉元がグランベルハウスの持株分である50%を引き取り、社名を「ベターライフテレビ株式会社」に変更した。1997年7月30日に資本金を2,000万円払い込み、合計8,000万円に増資した(うち90%を吉元が出資)。
2000年9月、楽天がベターライフテレビを5億円で買収して子会社化し「楽天ティービー株式会社」となる。その楽天も2008年6月2日、楽天イーグルスTVの生配信技術協力で参加していたプロデュース・オン・デマンドに楽天ティービーを売却し「スタイルキャスト株式会社」に改称。2011年12月よりプロデュース・オン・デマンド(旧社)を吸収合併したことで、現在のプロデュース・オン・デマンド株式会社(2代)による運営となった。
なお、かつての社名である「スタイルキャスト」はプロデュース・オン・デマンドが運営するチャンネルのオリジナル番組で紹介された商品を扱うセレクトショップの名称「SHOP STYLECAST」(ショップスタイルキャスト)として再利用されている。
沿革
- 1996年4月 - グランベルテレビ放送株式会社設立。
- 1997年4月 - ベターライフテレビ株式会社に社名変更。
- 2000年9月 - 楽天がベターライフテレビを買収、楽天ティービー株式会社に社名変更。
- 2008年6月2日 - 楽天がプロデュース・オン・デマンドに楽天ティービーを売却。同時にスタイルキャスト株式会社に社名変更。
- 2011年12月1日 - プロデュース・オン・デマンド(旧社)を吸収合併。スタイルキャストを存続会社として、プロデュース・オン・デマンド株式会社(2代)に社名変更。
- 2016年12月1日 - スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者が、スカパー・ブロードキャスティングからスカパー・エンターテイメントに変更。
- 2023年8月7日 - ひかりTVへの配信を開始[1]。
放送チャンネルと番組内容
| ベターライフチャンネル | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 運営(番組供給)事業者 | プロデュース・オン・デマンド株式会社 |
| 放送(配信)開始 | 1996年12月2日 |
| HD放送(配信)開始 | 2014年10月1日 |
| ジャンル | 娯楽・趣味 |
| スカパー!プレミアムサービス | |
| 放送事業者 | 株式会社スカパー・エンターテイメント |
| チャンネル番号 | Ch.529(HD) |
| 放送開始 | 2014年6月1日 |
| スカパー!プレミアムサービス(標準画質) | |
| 放送事業者 | プロデュース・オン・デマンド株式会社 |
| チャンネル番号 | Ch.216 |
| 放送開始 | 1996年12月2日 |
| その他(再送信・配信) | |
| セレクトショッピング | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 運営(番組供給)事業者 | プロデュース・オン・デマンド株式会社 |
| 旧チャンネル名 | 楽天ショッピングチャンネル |
| 放送(配信)開始 | 1996年12月2日 |
| HD放送(配信)開始 | 2014年10月1日 |
| ジャンル | ショッピング |
| 放送内容 | 通販番組 |
| スカパー!プレミアムサービス | |
| 放送事業者 | 株式会社スカパー・エンターテイメント |
| チャンネル番号 | Ch.528(HD) |
| 放送開始 | 2014年6月1日 |
| スカパー!プレミアムサービス(標準画質) | |
| 放送事業者 | プロデュース・オン・デマンド株式会社 |
| チャンネル番号 | Ch.217 |
| 放送開始 | 1996年12月 |
| その他(再送信・配信) | |
「ベターライフチャンネル」と「セレクトショッピング」の2つのチャンネルを放送している。
2026年4月現在、2つのチャンネルのどちらもオートレースの開催時に生中継を行う。それ以外(特に早朝や深夜)はテレビショッピングのみである。
テレビショッピングについては、自社制作の番組が若干数ある他は、他の衛星放送や民放各局で随時放送されるものと同じである。
かつてベターライフチャンネルでは競輪中継や宗教関連番組、セレクトショッピングでは日本文化チャンネル桜制作の番組を一定数放送していたが(後者は2009年9月1日から2017年11月30日まで)、いずれも終了している。
セレクトショッピングは標準画質のCh.217で放送されていた時代、SPEEDチャンネル5(Ch.394)と帯域を共用していたため、同チャンネルの放送を行う時間帯(10:30 - 17:00)は放送を休止していた。
過去の主な番組
楽天ティービー
2000年9月に当時のベターライフテレビが楽天ティービーに改称されて以降、現在の「セレクトショッピング」に当たるCh.217は「楽天ショッピングチャンネル」という名称となり、楽天市場で出店している店舗の商品を紹介し販売する『楽天市場TVショッピング』などで構成されていた。
2004年のプロ野球再編問題を機に楽天がプロ野球に参入し東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生すると、翌2005年より主催試合当日に関連番組(『直前!楽天イーグルス』と『激闘!楽天イーグルス』)も放送された。ただし、試合自体はスポーツ専門チャンネルのスカイA(当時は「スカイ・A sports+」)が放映権を獲得したため、当チャンネルでは放送されなかった。
楽天ティービーは、NHKを含む宮城県内の地上波各局や前述のスカイA、動画配信サービスのYahoo!動画向けに球団公式映像として映像の供給も担っており、各放送局による中継やニュース番組などでしばしば使用された。また、動画配信サービスの「楽天イーグルスTV」の運営を担い、テレビとの同時配信も実施された。
2008年5月1日にチャンネル名称が「セレクトショッピング」に変更され、楽天関連の番組は全て終了となった。同年度からの試合中継は球団の制作著作、クロステレビビジョン(2007年までは映像制作技術協力)・東京ケーブルプロダクション→TCP(2008年から)の制作協力という体制となっている。また、楽天イーグルスTVは楽天本体による運営に移行し、同年度末をもってサービス終了となった。
脚注・出典
- ↑ “新チャンネル追加のお知らせ~チャンネルラインナップに「セレクトショッピング(Ch154)」、「ベターライフチャンネル(Ch155)」、が登場!”. ひかりTV. 株式会社NTTドコモ (2023年7月24日). 2023年7月24日閲覧。