立ち上がるツチノコの模型
『コレクト倶楽部』(味覚糖、2002年)より

ツチノコ(槌の子)は、日本に生息すると言い伝えられている未確認動物(UMA)のひとつ。横槌に似た形態の、胴が太いヘビと形容される。全国各地で“目撃例”があるとされる。

目撃談などによる特徴

井出道貞『信濃奇勝録』(1834年脱稿1886年出版)に描かれた「野槌」。下記の翠山の画とともに、最も古いツチノコの図像といわれる。
畔田翠山『野山草木通志』に描かれた「野槌」

名前

ツチノコという名称は元々京都府、三重県、奈良県、四国北部などで用いられていた方言であった。わら打ち仕事や砧(布を柔らかくするために、槌で打つ作業)の際に用いる叩き道具「横槌」に、この生物の形状が似ている、とされることにちなむ。東北地方ではバチヘビとも呼ばれ、ほかにもノヅチ、タテクリカエシ、ツチンボ、ツチヘビ、土転びなど日本全国で約40種の呼称があり、ノヅチと土転びは別の妖怪として独立している例もある。

歴史

現代以前

『和漢三才図会』の「野槌蛇」(1712年ごろ)
『今昔画図続百鬼』の「野槌」(鳥山石燕, 1779年)
横槌。この道具に姿が似ているから「ツチノコ」とされる

現代

各地の目撃談

各地の取り組み

施設

イベント

懸賞

大半は、「ツチノコ生け捕り」が条件となっている。なお、以下には懸賞を終了しているものも含む。

正体についての仮説

ヒガシアオジタトカゲ

脚注

[脚注の使い方]
  1. 1 2 笹間 2005, p. 203
  2. 1 2 多田 1990, pp. 91–93
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 伊保内編 2008, pp. 13–21
  4. ↑ 伊保内編 2008, 付録DVD.
  5. 1 2 伊藤 2008, p. 251
  6. ↑ 第四十五巻 竜蛇類 野槌蛇
  7. ↑ 『聖城怪談録 上』「瓜生傳つちのこに逢ふ事」(、)
  8. ↑ 巻之1
  9. ↑ “田辺聖子はツチノコブームの火付け役だった 1972年の連載小説『すべってころんで』の意義”. 東洋経済オンライン. 2020年9月22日閲覧。
  10. ↑ 伊藤 2008, pp. 198–199.
  11. ↑ 伊藤 2008, pp. 204–214.
  12. 1 2 3 4 5 きっと何かいる… ツチノコ目撃証言多数の東白川村を巡る オカルトブームで注目、今は地域のマスコット、岐阜新聞、2023年5月2日閲覧。
  13. ↑ 「惜しくも敗退の「どくさいスイッチ企画」だが…「アマチュアとは思えない」野田クリスタルら審査員から高評価【R―1グランプリ】」『中日スポーツ』2024年3月9日。2024年3月11日閲覧。
  14. ↑ 「R-1決勝史上初アマ芸人・どくさいスイッチ企画 大健闘の第4位「夢のような景色見られた」」『Sponichi Annex』2024年3月9日。2024年3月11日閲覧。
  15. ↑ 「賞金1億円の例も 熱くなるツチノコ捕獲の注目は土浦」『アメーバニュース』サイバーエージェント、2008年4月9日。オリジナルの2008年4月13日時点におけるアーカイブ。2009年1月22日閲覧。
  16. ↑ “つちのこ秘伝”. 東白川村. 東白川村役場. 2008年1月22日閲覧。[リンク切れ]
  17. 1 2 “幻の生物ツチノコ発見”. 所さんの目がテン!. 日本テレビ放送網 (2012年4月28日). 2014年7月1日閲覧。
  18. 1 2 3 4 並木 2007, p. 186
  19. ↑ さくらももこ『あのころ』「ツチノコ騒動」、集英社、1996年。
  20. ↑ 穂波珠絵「ももちゃんとの出会い」、『さくらももこ展 図録』393頁、集英社、2022年。
  21. 1 2 山口 2007, p. 139
  22. ↑ 村上健司編著『妖怪事典』毎日新聞社、2000年4月、223頁。ISBN 978-4-620-31428-0。
  23. ↑ 「うちのトップ 久比岐開発社長 丸山隆志氏59」『読売新聞』読売新聞、2006年8月2日、東京朝刊、26面。オリジナルの2012年12月4日時点におけるアーカイブ。2014年7月6日閲覧。
  24. ↑ 「今年こそツチノコをゲットだぜ! 新潟で賞金1億円」『イザ!』産経デジタル、2012年6月8日。オリジナルの2013年5月16日時点におけるアーカイブ。2013年8月25日閲覧。
  25. ↑ “つちのこ探検隊”. 糸魚川市観光協会. 2013年5月16日閲覧。
  26. ↑ 山口敏太郎『ミステリー・ボックス コレが都市伝説の超決定版!』メディア・クライス、2007年8月、131-133頁。ISBN 978-4-7788-0334-6。
  27. ↑ 日本のツチノコ、カッパとは違う! カナダで伝説UMA「オゴポゴ」の著作権争い、東スポWEB、2021年4月21日。
  28. ↑ 『恐怖の都市伝説ファイナル』ミリオン出版〈ナックルズBOOKS〉、2009年1月、74頁。ISBN 978-4-8130-2090-5。
  29. ↑ “ツチノコミイラか 聖地で発見”. 東スポWEB. 東京スポーツ. 2015年1月12日閲覧。
  30. 1 2 山口 2007, p. 216
  31. ↑ “つちのこフェスタ”. 東白川村. 東白川村役場. 2009年1月22日閲覧。[リンク切れ]
  32. ↑ “230人が捜索、ツチノコ発見…できず 岐阜・東白川でフェスタ”. 毎日新聞デジタル. 毎日新聞社 (2023年5月3日). 2023年7月14日閲覧。
  33. ↑ “つっちー&のこりん”. 東白川村. 東白川村役場. 2017年8月3日閲覧。
  34. ↑ 兵庫県宍粟郡千種町にできた、2億円の賞金を懸けツチノコを“指名手配”する看板(兵庫)(1992年08月19日) - 時事通信社
  35. ↑ ツチノコ:賞金も幻 生け捕り2億円、合併で廃止--兵庫・旧千種町 -毎日新聞 2005年8月18日
  36. 1 2 塩田春香 (2016年10月21日). “週末はこれを読め!from HONZ 幻の怪蛇「ツチノコ」探しに情熱を傾けた男たちの物語 『逃げろツチノコ』 (3/3ページ)”. 東洋経済ONLINE. 2021年2月20日閲覧。
  37. ↑ 羽仁礼『超常現象大事典 永久保存版』成甲書房、2001年4月、186頁。ISBN 978-4-88086-115-9。

参考文献

関連項目

外部リンク

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