デニス・エリオット

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デニス・エリオット
Dennis Elliott
デニス・エリオット(1977年)
基本情報
出生名 Dennis Leslie Eliott
生誕 (1950-08-18) 1950年8月18日(76歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン・ペッカム
ジャンル ロック
職業 ミュージシャン、彫刻家
担当楽器 ドラム
活動期間 1968年 -
公式サイト www.denniselliott.com
メープル・バール(楓の瘤材)を用いた壁掛け彫刻の前で、器(ヴェッセル)を手にするエリオット

デニス・エリオット(Dennis Elliott、1950年8月18日[1][2] - )は、ロック・バンド、フォリナーのオリジナル・ドラマーとして知られるイギリスのミュージシャン、アーティスト。1976年からバンドに在籍し、1991年から1993年の間に脱退した。その後、彫刻家へと転身した。

略歴

デニス・レスリー・エリオットは、ロンドンのペッカムで生まれた。5歳の頃には家族バンドでドラムを演奏し、ロンドン周辺のショーに出演していた。10代になると、ボーカルとトランペットを担当していた兄のレイモンドと共にザ・ティー・セット(The Tea Set)に加入。ザ・ティー・セットを経て、16歳でザ・シェヴェルズ(The Shevelles)のメンバーとなった。18歳になるとバンド、フェリス・ホイール(Ferris Wheel)で演奏し、同名のアルバムにも参加した。19歳の時、ジャズ・ロック・バンド、イフに加入し、同バンドで4枚のLPを録音した。彼らはヨーロッパやアメリカを精力的にツアーし、そのツアー中にデニスはアイオナ・エリオットと出会い、1972年3月2日に結婚した。同年後半、デニスはロイ・ヤング・バンド(The Roy Young Band)に加入し、イギリスやヨーロッパをツアーするとともに、翌年にかけて同バンドで4枚のシングルを録音した。

1974年、エリオットはツアーに参加し、元モット・ザ・フープルのリード・ボーカルであるイアン・ハンターの初めてのソロ・アルバム『双子座伝説』のレコーディングで演奏した。1975年4月にアメリカへ移住し、米国居住者(レジデント・エイリアン)となった。

1976年にフォリナーが結成された際、彼はバンドのオリジナル・ドラマーを務めた[3][4]。1993年1月に正式に脱退。

音楽業界を離れた後、エリオットは彫刻の道に進み、主に木材を素材として制作を行った[5]。独学で技術を習得し、その作品の多くは、バール材(瘤材)を用いた器、彫刻を施した壁掛け鏡、壁掛け彫刻、そしてオービタル(軌道状の)彫刻などである[6]。

1990年6月2日、エリオットと妻のアイオナは、火災を起こした自身のヨット「カリスマIII(Charisma III)」から海に飛び込み、その後、アメリカ沿岸警備隊によって救助された[7]。エリオットは1993年に米国市民権を取得した[6]。

2013年1月9日、フロリダ州ハリウッドの「ハード・ロック・ライブ」にて、フォリナーのステージに加わり「ホット・ブラッディッド(Hot Blooded)」を演奏した。2015年1月12日にはフロリダ州サラソタで、フォリナーのステージにオリジナル・ドラマーのエリオットと元ベーシストのリック・ウィルスが加わり、「ホット・ブラッディッド」を披露した。2017年8月2日、フロリダ州タンパの「ミッドフロリダ・クレジット・ユニオン・アンフィシアター」で行われたフォリナーの公演では、エリオットはかつての仲間たちと共に2曲を演奏。2017年10月6日・7日には、ミシガン州マウント・プレザントの「ソアリング・イーグル・カジノ&リゾート」にて「40周年記念リユニオン・ショー」が開催された。この公演では、現行のフォリナーが1セット目を演奏し、2セット目にはミック・ジョーンズ、ルー・グラム、デニス・エリオット、アル・グリーンウッド、イアン・マクドナルド、リック・ウィルスというアルバム『ヘッド・ゲームス』時代のオリジナル・メンバーが登場して演奏を行い、最後には全員がステージに集結した。これらのコンサートの模様は、将来のリリースに向けて映像収録された。

2018年8月4日、サウスダコタ州スタージスの「バッファロー・チップ」で開催された「リユニオン・ショー」にエリオットが再び参加した。ここでも現行のフォリナーが1セット目を、オリジナル・メンバーが2セット目を担当し、フィナーレでは全員が共演した。

2024年、エリオットはフォリナーのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たした[8]。

ディスコグラフィ

フェリス・ホイール

  • Ferris Wheel (1970年)

イフ

  • 『イフ』 - If (1970年)
  • 『2』 - If 2 (1970年)
  • 『イフ 3』 - If 3 (1971年)
  • 『ライヴ! イフ 4』 - If 4 (1972年)
  • 『ウォーター・フォール』 - Waterfall (1972年)
  • Forgotten Roads: The Best of If (1995年)
  • Europe '72 (Live) (1997年)
  • Fibonaccis Number: More Live If (2010年)

フォリナー

参加アルバム

トニー・アシュトン & ジョン・ロード

  • 『ジョン・ロード & トニー・アシュトン』 - First of the Big Bands (1974年)

イアン・ハンター

  • 『双子座伝説』 - Ian Hunter (1975年)
  • 『オーヴァーナイト・エンジェルス』 - Overnight Angels (1977年)

イアン・ロイド

  • 『第3の世代』 - 3WC (Third Wave Civilization) (1980年)

ミック・ジョーンズ

  • 『ミック・ジョーンズ』 - Mick Jones (1989年)

博物館コレクション

  • アーカンソー・アート・センター(アーカンソー州リトルロック) - 美術館装飾
  • サウス・テキサス美術館(テキサス州コーパスクリスティ)
  • チャールズ・A・ウスタム美術館(ウィスコンシン州レイシーン)
  • シンシナティ美術館(オハイオ州シンシナティ)
  • 現代美術館(ハワイ州ホノルル)
  • クラフト&フォーク・アート・ミュージアム(カリフォルニア州ロサンゼルス)
  • デトロイト美術館(ミシガン州デトロイト)
  • フラー・クラフト・ミュージアム(マサチューセッツ州ブロックトン)
  • ノースカロライナ州立大学グレッグ美術館(ノースカロライナ州ローリー)
  • ホノルル美術館(ハワイ州ホノルル)
  • ロサンゼルス・カウンティ美術館(カリフォルニア州ロサンゼルス)
  • イェール大学美術館 - メイベル・ブレイディ・ガーヴェン・コレクション(コネチカット州ニューへイブン)
  • ミント工芸&デザイン美術館(ノースカロライナ州シャーロット)
  • モービル美術館(旧南部美術館、アラバマ州モービル)
  • ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン(旧アメリカ工芸博物館、ニューヨーク州ニューヨーク)
  • ボストン美術館(マサチューセッツ州ボストン)
  • ピーボディ・エセックス博物館(マサチューセッツ州セーラム)
  • ラシーン美術館(ウィスコンシン州ラシーン)
  • スミソニアン・アメリカ美術館レンウィック・ギャラリー(ワシントンD.C.)
  • スレーター美術館(コネチカット州ノリッジ)
  • ミシガン大学美術館(ミシガン州アナーバー)[9]

特別コレクション

  • コロンビア・ピクチャーズ、スタートレック・ヴォイジャー号のセット - 壁の彫刻(漂白したメープル・バール)

脚注

出典

  1. ↑ “Today in history”. The New York Times. Associated Press. 18 August 2014. 2014年8月18日閲覧.
  2. ↑ “Dennis Elliot”. 2007年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月10日閲覧。, Ezrock.com
  3. ↑ Gloss, Megan (18 May 2012). “They've been 'Juke Box Heroes'”. Telegraph Herald. Dubuque, IA. 2020年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. Questiaより閲覧.
  4. ↑ Stemkovsky, Ilya (1 August 2010). “Jason Sutter”. Modern Drummer. 2014年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ. HighBeam Researchより2014年8月18日閲覧.
  5. ↑ Pandolfi, Keith (1 November 2003). “After three decades spent banging out songs such as 'Hot Blooded' and 'Urgent,' former Foreigner drummer Dennis Elliott left rock'n'roll to pursue his real passion—woodworking”. Art Business News. 2014年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ. HighBeam Researchより2014年8月18日閲覧.
  6. 1 2 "Biography for Dennis Elliott", Askart.com
  7. ↑ “Musician, wife go overboard as yacht burns”. Chicago Sun-Times. 4 June 1990. 2014年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ. HighBeam Researchより2014年8月18日閲覧.
  8. ↑ “2024 Rock and Roll Hall of Fame inductees”. Rock & Roll Hall of Fame (2024年4月22日). 2024年4月22日閲覧。
  9. ↑ “Exchange: B2125 Wall Sculpture”. exchange.umma.umich.edu. 2020年9月18日閲覧。

外部リンク