トラーパニ

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トラーパニ
Trapani
トラーパニの風景
エーリチェ山(イタリア語版)からのトラーパニ市街眺望
トラーパニの旗 トラーパニの紋章
旗 紋章
行政
国 イタリアの旗 イタリア
州 シチリアの旗 シチリア
県/大都市 トラーパニ
CAP(郵便番号) 91100
市外局番 0923
ISTATコード 081021
識別コード L331
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 2 (sismicità media)
気候分類 zona B, 810 GG
公式サイト リンク
人口
人口 54,938 人 (2024-10-31[1])
人口密度 304.2 人/km2
文化
住民の呼称 trapanesi
守護聖人 Sant'Alberto
祝祭日 8月7日
地理
座標 北緯38度01分 東経12度31分 / 北緯38.017度 東経12.517度 / 38.017; 12.517座標: 北緯38度01分 東経12度31分 / 北緯38.017度 東経12.517度 / 38.017; 12.517
標高 3 (0 - 751) [2] m
面積 180.6 km2
トラーパニの位置(イタリア内)
トラーパニ
トラーパニの位置
トラーパニ県におけるコムーネの領域
トラーパニ県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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トラーパニ(イタリア語: Trapani ( 音声ファイル))は、イタリア共和国のシチリア島西部に位置する都市で、その周辺地域を含む人口約55,000人の基礎自治体(コムーネ)。トラーパニ県の県都である。

地中海に面した港湾都市であり、沖合のエーガディ諸島や地中海沿岸各地へ向かうフェリーが発着する玄関口である。コムーネ単体の人口はマルサーラに次いで県内2位であるが、エーリチェのカーサ・サンタ地区とも市街地が連続しており、都市圏人口は約8万人である。

名称

Trapani は [ˈtrapani] [3]と発音される。日本語文献では「トラーパニ」のほか、「トラパニ」[4][5][6][7][8]とも表記される。

イタリア語以外の言語では以下の名を持つ。

歴史上は以下の名で呼ばれた。

  • ギリシア語: Δρέπανον / Drépanon (ドレパーノン)
  • ラテン語: Drepanum (ドレパヌム) あるいは Drepana (ドレパナ)

地理

位置・広がり

トラーパニ県北西部のコムーネで、地中海(ティレニア海)に面する。トラーパニの市街は、州都パレルモの西南西約75km、アグリジェントの北西約122km、チュニジアの首都チュニスの北東約247km、サルデーニャ島のカリャリの南東約324kmに位置する。

コムーネの面積は 180.6 km2におよび、マツァーラ・デル・ヴァッロに次いで県内第2位の広さである。市域は、パチェーコを挟んで北と南の2つに分断されており、トラーパニ市街のある北側の「本体」よりも、南側の飛び地の方が大きい。

隣接コムーネ

トラーパニ市街のある「本体」と隣接するコムーネは以下の通り。

南部の飛び地と隣接するコムーネは以下の通り。

歴史

エリミ人が、近隣の都市エリュクス(現在のエリーチェ)の港として町をつくった。港が鋭くカーブしている姿から、古代ギリシャ人からドレーパノン(イタリア語版)(Δρέπανον、鎌)と名付けられた。紀元前260年にカルタゴが町を掌握してから、重要な海軍港となった。第一次ポエニ戦争中、紀元前249年よりローマ軍がこの都市に対して攻城戦を仕掛けたが(ドレパナの戦い)、ドレパナ沖の海戦でカルタゴ海軍はローマ海軍による海上封鎖を破り、戦況は膠着した。紀元前241年、アエガテス諸島沖の海戦でローマ海軍がカルタゴ海軍に対して勝利を収め、第一次ポエニ戦争は終結。ローマがドレパナを手に入れた。

第二次世界大戦中、連合国軍の爆撃で市は壊滅的な被害を受けた。戦後復興し、市街がサン・ジュリアーノ山(イタリア語版)の麓まで広がった。

2021年、南部の飛び地のうち沿岸部の8つの分離集落がミシリッシミ(イタリア語版)として分立した[9]。

行政

分離集落

トラーパニには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Borgo Fazio, Fulgatore, Milo, Ummari, Xitta, Baglio Nuovo

社会

経済・産業

塩田の風車

海に面した土地であることから、漁業や水産物の缶詰製造が主力産業となっており、地元の漁師たちは、マッタンツァ(イタリア語版)(Mattanza)と呼ばれる独特の漁法でマグロ漁を行うことが知られている。また何世紀にも亘って、塩田や製塩産業が栄え、「塩の道」の途上にあることから、独特な文化や経済が生まれている。サンゴや大理石は重要な輸出品である。

世界でも有数のワインの産地でもあり、酒精強化ワインの一種「マルサラワイン」は特産品である。

エーリチェが所在するエーリチェ山(イタリア語版)、セジェスタ遺跡、エーガディ諸島に近いため、観光が近年伸びてきている。

自然・環境

トラーパニからパチェーコにかけて広がる塩田のトラーパニおよびパチェーコ塩田自然保護区(イタリア語版)はセーカーハヤブサ、エジプトハゲワシなどの鳥類の生息地で、2017年にラムサール条約登録地となった[10]。

スポーツ

プロサッカークラブ「トラーパニ・カルチョ」のホームタウンである。トラーパニ・カルチョは、1905年に設立された、シチリアで最も古いサッカークラブのひとつで、2017-18シーズンはセリエC(3部リーグ)に所属している。ホームスタジアムは、隣接するエーリチェ市域のスタディオ・ポリスポルティーボ・プロヴィンチアーレ (Stadio Polisportivo Provinciale) 。

交通

港湾

主要フェリー港であり、エーガディ諸島の他パンテッレリーア島、サルデーニャ島、チュニジアへの便がある。

空港

トラーパニ・ビルギ空港は、南のマルサーラとの境界付近に位置する。

このほか、市街東方には軍用のトラーパニ・ミロ飛行場(英語版)、南方にボリッツォ飛行場(英語版)(トラーパニ・キニザ空港)が所在した。

姉妹都市

脚注

  1. ↑ 国立統計研究所(ISTAT). “Bilancio demografico mensile e popolazione residente per sesso, anno 2024” (イタリア語). 2025年1月13日閲覧。
  2. ↑ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Trapani (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年4月28日閲覧。
  3. ↑ “DiPI Online - Dizionario di Pronuncia Italiana”. 2013年4月28日閲覧。
  4. ↑ 望月一史. “トラパニ”. 世界大百科事典 第2版. コトバンク. 2013年4月28日閲覧。
  5. ↑ “トラパニ”. デジタル大辞泉. コトバンク. 2013年4月28日閲覧。
  6. ↑ “google map”. 2013年4月28日閲覧。
  7. ↑ 『現代地図帳 2006-2007』二宮書店、2006年、60頁。
  8. ↑ 『なるほど知図帳 世界 2013』昭文社、2013年、58頁。
  9. ↑ “Provincia di Trapani: nasce Misiliscemi, il nuovo comune siciliano”. Sicilia News 24. (2021年2月6日) 2025年1月13日閲覧。
  10. ↑ “Trapani and Paceco salt ponds | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2018年2月8日). 2023年4月16日閲覧。

外部リンク