ナツグミ
ナツグミの変種トウグミ
分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
目 : バラ目 Rosales
科 : グミ科 Elaeagnaceae
属 : グミ属 Elaeagnus
種 : ナツグミ E. multiflora
学名
狭義: Elaeagnus multiflora Thunb. f. orbiculata (Makino) Araki (1955)[1]

標準: Elaeagnus multiflora Thunb. var. multiflora (1784)[2]

シノニム
和名
ナツグミ
英名
cherry silverberry
ナツグミの実と葉、大きさ比較のたばこ、2008年6月撮影

ナツグミ(夏茱萸[4]、学名: Elaeagnus multiflora)はグミ科グミ属の落葉小高木。山野に生える。別名は、ホソバナツグミ[1]。夏に実が熟すのでこの名がある[5][4]。

分布と生育環境

日本の本州関東・中部地方(福島県から静岡県の太平洋側)[6]、四国に分布し、山野に自生する[5]。庭などにも植えられる[4]。

形態・生態

落葉広葉樹の小高木[5]。枝はよく分枝する[4]。樹皮は暗灰褐色で皮目があり、若木のうちはなめらかで皮目が多いが、太くなると縦に裂ける[6]。若い枝には褐色を帯びた鱗状毛が密生し、赤褐色に見える[6]。果実や葉の表面には、うろこ状の毛がある。葉は互生し、長さ3 - 10センチメートル (cm) の長楕円形から倒卵状長楕円形で、表面にある灰白色の鱗片はやがて脱落するが、裏面には灰白色と褐色の鱗片が残る[5][4]。

花期は4 - 5月ごろ[5]。葉のつけ根に1 - 2個の淡黄色の花が垂れ下がって咲く[5]。花弁に見えるのは萼(萼筒)で、長さは7 - 8ミリメートル (mm) あって先端が4裂する[4]。

果期は5 - 7月[6]。果実は偽果で、長さ12 - 17 mmの広楕円形をしており、長さ2 - 5 cmほどの果柄がついてアキグミよりも長い[4]。果実は赤く熟すと、少し渋いが食べられる[5]。

冬芽は裸芽で幼い葉が複数集まり、褐色の鱗状毛が密生する[6]。枝先の頂芽は側芽よりもやや大きく、側芽は枝に互生する[6]。葉痕は半円形か三角形で、維管束痕が1個つく[6]。

品種

変種

脚注

  1. 1 2 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Elaeagnus multiflora Thunb. f. orbiculata (Makino) Araki ナツグミ(狭義)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月24日閲覧。
  2. ↑ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Elaeagnus multiflora Thunb. var. multiflora ナツグミ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月24日閲覧。
  3. ↑ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Elaeagnus multiflora Thunb. var. crispa (Maxim.) Servett. ナツグミ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月24日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 6 7 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 42.
  5. 1 2 3 4 5 6 7 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 87.
  6. 1 2 3 4 5 6 7 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 151
  7. ↑ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Elaeagnus multiflora Thunb. var. multiflora f. multiflora ホソバナツグミ(狭義)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月24日閲覧。

参考文献

関連項目

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