ハンキー・ドリー

ウィキペディアから、無料の百科事典
『ハンキー・ドリー』
デヴィッド・ボウイ の スタジオ・アルバム
リリース
録音 1971年6月 - 7月
Trident Studios, Soho, London
ジャンル ロック
時間
レーベル オリジナル盤
RCAレコード
リイシュー盤
イギリスの旗EMI
アメリカ合衆国の旗RYKO
プロデュース ケン・スコット
デヴィッド・ボウイ
専門評論家によるレビュー
  • All Music Guide 星5 / 5 link
チャート最高順位
ゴールドディスク
デヴィッド・ボウイ アルバム 年表
世界を売った男
(1971年)
ハンキー・ドリー
(1971年)
ジギー・スターダスト
(1972年)
『ハンキー・ドリー』収録のシングル
  1. 「チェンジズ」
    リリース: 1972年1月7日
  2. 「火星の生活」
    リリース: 1973年6月22日
テンプレートを表示

『ハンキー・ドリー』(原題:Hunky Dory)は、イギリスのロックミュージシャンであるデヴィッド・ボウイの4枚目のアルバム。

1971年12月17日にRCAレコードよりリリースされた。また、1990年にEMI(米国ではRYKO)よりCD化され再発売されており、その際にボーナストラックとして未発表テイクが4曲追加されている。

『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において88位に選ばれている[1]。

解説

アルバム「ジギー・スターダスト」と同時進行で制作されたアルバム。「ハンキー・ドリー」とは「ごきげん!」や「うまくいった!」という意味のスラングで、語源を日本語とする説がある[2][3]。これはボブ・グレイスによると、彼が休暇をとってサリー州に行ったときに話した、イーシャーで『ザ・ベア』というパブを経営しているピーター・シュートという男の口癖から来ている。[4]

注目すべきは1曲目の「チェンジス」で、この曲では自らの変容を予告するような歌詞になっている。また、息子の誕生への喜びを表した2曲目「ユー・プリティ・シングス」、フランク・シナトラの大ヒット曲「マイ・ウェイ」と全く同じコード進行で、マスメディアへの皮肉を歌った4曲目「火星の生活」など軽快な曲群の中にも、自らの無力さを綴った6曲目「流砂」や、精神病院に入れられてしまった実の兄を思う11曲目「ザ・ビューレイ・ブラザース」など、狂気を感じさせる陰鬱な曲も収録されている。

英音楽誌NMEは、本作から「チェンジス」(3位)、「火星の生活」(7位)、「ユー・プリティー・シングス」(10位)、「クイーン・ビッチ」(23位)、「クークス」(25位)、「アンディ・ウォーホル」(35位)、「流砂」(37位)の7曲を「NMEが選ぶデヴィッド・ボウイの究極の名曲1〜40位」に選んでいる[5]

2022年12月7日に本作のリリースへと繋がる1971年のボウイの姿を、ホーム・デモやスタジオ・ライヴ音源といった貴重な未発表音源とともにまとめあげた、4CD+BLU-RAYオーディオからなる豪華5枚組ボックス・セット『ディヴァイン・シンメトリー』が発売された。[6]

収録曲

A面
#タイトル作詞・作曲時間
1.「チェンジズ」(Changes) 
2.「ユー・プリティー・シングス」(Oh! You Pretty Things) 
3.「8行詩」(Eight Line Poem) 
4.「火星の生活」(Life On Mars?) 
5.「クークス」(Kooks) 
6.「流砂」(Quicksand) 
B面
#タイトル作詞・作曲時間
7.「フィル・ユア・ハート」(Fill Your Heart)ビフ・ローズ、ポールウィリアムス
8.「アンディ・ウォーホル」(Andy Warhol) 
9.「ボブ・ディランに捧げる歌」(Song For Bob Dylan) 
10.「クイーン・ビッチ」(Queen Bitch) 
11.「ザ・ビューレイ・ブラザース」(The Bewlay Brothers) 
ボーナストラック(1990年盤)
#タイトル作詞作曲・編曲時間
12.「ボマーズ」(Bombers (Previously Unreleased))  
13.「スーパーメン」(The Supermen (Alternate Version))  
14.「流砂」(Quicksand (Demo Version))  
15.「ザ・ビューレイ・ブラザース」(The Bewlay Brothers (Alternate Mix))  

参加ミュージシャン

脚注