バディ・テイト
| バディ・テイト Buddy Tate | |
|---|---|
|
| |
| 基本情報 | |
| 生誕 | 1913年2月22日 |
| 出身地 |
|
| 死没 | 2001年2月10日(87歳没) |
| ジャンル | スウィング・ジャズ、ビッグバンド |
| 職業 | ミュージシャン |
| 担当楽器 | サクソフォーン、クラリネット |
バディ・テイト(Buddy Tate、本名:ジョージ・ホームズ・テイト(George Holmes Tate)、1913年2月22日 - 2001年2月10日)[1]は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、クラリネット奏者。
経歴
テキサス州シャーマン生まれ[2]。初期はアルト・サクソフォーンを演奏していた[2]。All About Jazzによれば、「テイトは早くも1925年には、マクラウズ・ナイト・オウルズというバンドで人前で演奏していた」という[3]。2001年の『ニューヨーク・タイムズ』紙における訃報記事では、「1920年代後半にキャリアを開始し、テレンス・ホルダー、アンディ・カーク、ナット・タウルズらが率いるバンドで南西部各地を回って演奏した」と伝えている[4]。
その後テナー・サクソフォーンに転向し、アンディ・カークのバンドなどで名を上げた[2]。1939年にカウント・ベイシーのバンドに加入し、1948年まで在籍した[2]。ベイシーはハーシェル・エヴァンスの死を受けてテイトを選んだ[1]。テイト自身は、エヴァンスの死を夢で予知していたと語っている。
ベイシーのもとを離れた後は、いくつかのバンドで演奏したのち、1953年からハーレムで自身のバンドによって成功を収めた[2]。このバンドは1953年から1974年までセレブリティ・クラブに出演した[5]。1970年代後半にはポール・クイニシェットと共同でバンドを率い、ベニー・グッドマンとも共演した[2]。
1979年、故郷シャーマンはテイトを「シャーマン・シンフォニー・ポップス・シリーズ」の一環としてオースティン・カレッジのシド・リチャードソン・センターで開かれるコンサートに招いた。ヴァージニア・モリス市長は、10月6日を「バディ・テイト・デー」とする宣言を出した[6]。このコンサートでテイトと共演したのは、ジェイ・マクシャン、クロード・ウィリアムズ、バスター・スミス、ポール・ガンサーである。
1980年、ホテルのシャワーで熱湯による火傷を負い、4か月間活動できなくなった[7]。その後、重い病気にも苦しんだ[2]。1990年代には活動のペースを落としたが、ライオネル・ハンプトンらとの演奏を続けた[1]。
1992年には、ドキュメンタリー作品『Texas Tenor: The Illinois Jacquet Story』に出演した。1996年には、木管奏者のジェイムズ・カーターがアトランティック・レコードから発表した2作目のアルバム『Conversin' with the Elders』に参加して、トランペット奏者のハリー・"スウィーツ"・エディソンとレスター・ボウイ、サックス奏者のハミエット・ブルーイットとラリー・スミスも参加した。
2001年までニューヨークで暮らし、同年、娘の世話を受けるためアリゾナ州フェニックスに移った。88歳の誕生日の12日前に、アリゾナ州チャンドラーで死去した[1]。
ディスコグラフィ
リーダー作
- Jumpin' on the West Coast (1947年、Blue Lion)
- 『セレブリティ・クラブ・オーケストラ』 - And His Celebrity Club Orchestra (1976年、Black & Blue) ※1954年録音。一部の曲はBatonレーベルからも発表された
- Swinging Like Tate (1958年、Felsted)
- The Madison Beat (1959年、Harmony)
- Tate's Date (1960年、Swingville)
- 『テイト・ア・テテ』 - Tate-a-Tate (1960年、Swingville) ※クラーク・テリーとの共同名義
- Buck & Buddy (1960年、Swingville) ※バック・クレイトンとの共同名義
- Groovin' with Buddy Tate (1961年、Swingville)
- Buck & Buddy Blow the Blues (1961年、Swingville) ※バック・クレイトンとの共同名義
- And His Celebrity Club Orchestra Vol. 2 (1968年、Black & Blue])
- Unbroken (1970年、MPS)
- 『ブロードウェイ』 - Broadway (1972年、Black & Blue)
- Buddy Tate and His Buddies (1973年、Chiaroscuro)
- The Texas Twister (1975年、Master Jazz Recordings)
- 『ジャイヴ・アット・ファイヴ』 - Jive at Five (1975年、Storyville)
- Our Bag (1975年、Riff)
- Kansas City Joys (1976年、Sonet)
- Tate A Tete At La Fontaine (1976年、Storyville) ※バディ・テイト・カルテット&クインテット、テテ・モントリューをフィーチャー。1975年9月24日、コペンハーゲンのラ・フォンテーヌで録音
- 『バディ・テイト・ミーツ・ダラー・ブランド』 - Buddy Tate Meets Dollar Brand (1977年、Chiaroscuro) ※ダラー・ブランドとの共同名義
- Live at Sandy's (1978年、Muse)
- Hard Blowin' (1978年、Muse)
- The Great Buddy Tate (1981年、Concord)
- The Ballad Artistry (1981年、Sackville) ※エド・ビッカート・トリオとの共演
- Just Jazz (1984年、Uptown Records) ※アル・グレイとの共演
- Just Friends (1992年、Muse) ※1990年録音。ナット・シムキンス、ヒューストン・パーソンとの共同名義
参加作品
- Madison Time (1960年、Columbia)
- Dancing the Big Twist (1961年、Columbia)
ジェイムズ・カーター
- 『コンヴァーシン・ウィズ・ジ・エルダーズ』 - Conversin' with the Elders (1996年、Atlantic)
ミルト・バックナー
- Midnight Slows, Volume 1 (1973年、Black & Blue)
- Midnight Slows, Volume 4 (1974年、Black & Blue)
- Midnight Slows, Volume 5 (1974年、Black & Blue)
- 『バック・ミーツ・ルビー』 - Buck Meets Ruby (1954年、Vanguard) ※ルビー・ブラフとの共演
- Jumpin' at the Woodside (1955年、Columbia)
- 『バック・クレイトン・ジャム・セッション』 - All the Cats Join In (1956年、Columbia)
- Songs for Swingers (1958年、Columbia)
- Copenhagen Concert (1979年、SteepleChase) ※1959年録音
- One for Buck (1961年、Columbia)
- Live at Sandy's! (1978年、Muse)
ワイルド・ビル・デイヴィス
- Midnight Slows, Volume 2 (1973年、Black & Blue)
- 『ヴェリー・サクシー』 - Very Saxy (1959年、Prestige)
- Rockin' Chair (1951年、Clef)
クロード・ホプキンス
- 『ラスト・オブ・ザ・ブルー・デヴィルズ』 - The Last of the Blue Devils (1978年、Atlantic)
ジミー・ラッシング
- Livin' the Blues (1968年、BluesWay)
- Things Ain't What They Used to Be (1961年、Swingville) ※プレスティッジ・スウィング・フェスティバルの一環として
- Henderson Homecoming (1959年、United Artists)
- Live at Sandy's (1981年、Muse) ※1978年録音
- Hold It Right There! (1984年、Muse) ※1978年録音
ディッキー・ウェルズ
- Bones for the King (1958年、Felsted)
脚注
- 1 2 3 4 “Buddy Tate | Biography & History”. オールミュージック. 2021年8月2日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 Colin Larkin, ed (1992). The Guinness Who's Who of Jazz (First ed.). Guinness Publishing. p. 385/6. ISBN 0-85112-580-8
- ↑ “Buddy Tate”. All About Jazz. 2012年8月10日閲覧。
- ↑ Ratliff, Ben (13 February 2001). “Buddy Tate, 87, Saxophonist for Basie's Band”. New York Times. 2019年10月23日閲覧.
- ↑ “Most Valued Player: Buddy Tate”. Jazz Institute of Chicago. 2014年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月10日閲覧。
- ↑ Texas Jazz magazine, October 1979, Page 1. OCLC 32376967
- ↑ Porter, Bob (1981). Helen (LP). Helen Humes. New York: Muse Records.
外部リンク
- Handbook of Texas Online, s.v. ","
- 『ニューヨーク・タイムズ』紙による1986年のバディ・テイト追悼公演の記事
- Buddy Tate Interview - NAMMオーラル・ヒストリー・ライブラリー(1995年)
- "Sherman native Buddy Tate dead at 88" - ドン・エルドレッジ著National African American Alumni Association(Sherman Herald-Democrat)