ババール(Babar)は、フランス人絵本作家ジャン・ド・ブリュノフによって1931年に発表され、彼の死後に息子のローラン・ド・ブリュノフが50冊を書いた絵本シリーズ『ぞうのババール』の主人公であり、架空の象。英語版は"The Story of Babar"といい、1933年にイギリスとアメリカで発表された。
この絵本はジャンの妻・セシルが自らの子供たちのために創作した物語を基にしている。擬人化された象で、服を着て2足歩行をする。腕には指がないが、長い鼻が代わりにものを持つ役割を果たす。
アニメーションのテレビシリーズは、以下の2シリーズが制作された。
ババールは最愛の母をハンターにより虐殺され、ジャングルから逃げてパリへ行き、老婦人と友達になる。その老婦人はババールに服を買い与え、彼を学校に通わせる。だが、平和に暮らしていくうちにババールは故郷を思い出すようになる。
ババールが象の国に戻ると、象の国王が毒キノコにより死亡していた。象の評議会はババールがフランスの教育を受け、新しい国王になるために適当であると認める。ババールは象の国王になり、いとこのセレステと結婚し、セレステ村を起こす。
明るい緑のスーツを着るのが好きなババールは西洋文明(フランス形式)を仲間の象たちにもたらし、象たちはすぐに西洋の服装を着るようになる。
家族は妻のセレステと彼らの三つ子の子供たち(ポム、フローラ、アレキサンダー)。後に次女(イザベル)が登場。
ババールの他の仲間は、セレステの弟で、ババールの義理の弟であるアルチュール、年寄り象で顧問のコーネリアス、儀礼局大臣の(テレビシリーズのために作られた)ポンパドゥール、猿のゼフィールがいる。
後にババールの世話をした老婦人は国賓として象の国に受け入れられる。
カウンセラーたちの存在がありながら、ババールは王として組織から独立し、独裁的であるが彼の『穏やかな権威主義』の形のリーダーシップは国民にとって全体的に利益をもたらす。
ババールは象の国の西洋化の他、ラタクセス王により好戦的なサイの国と戦うこととなる。
一部の作家、特にハーバートR.コールとビビアン・ペーリーは、表面的に楽しいけれども物語が政治的に、そして道徳的に不快で、植民地主義を正当化する話と捉えることができると主張した。
他には初期の本で記述されるフランスの文明が第一次世界大戦によってすでに崩壊し、そして本は当初1914年より前のフランスに対するノスタルジアであるとの主張もあった。
フランシス・プーランクが1945年にピアノと語り手のための音楽物語『小象ババールの物語』として作曲している。
名前が2つ書かれているキャラクターは、TVシリーズ/映画版の順。
以下の5名は『ババール』TVシリーズと名前が少し違う。
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