バランシーンステークス

ウィキペディアから、無料の百科事典

バランシーンステークス(Balanchine Stakes)は、1994年のカルティエ賞最優秀3歳牝馬を受賞したバランシーンを記念して行なわれている競馬の競走である。

バランシーンの馬主であったドバイ王族によって創設されたドバイの競走と、バランシーンが勝ったアイルランドダービーを開催するアイルランドのカラ競馬場で行われる競走がある。

本項ではその両方を概説する。

ドバイ・バランシーンステークス

バランシーンステークス
Balanchine Stakes
主催者 ドバイレーシングクラブ
競馬場 メイダン競馬場
距離 芝1800m
格付け G2
賞金 1着賞金12万ドル
賞金総額20万ドル
出走条件 サラブレッド北半球産4歳以上牝馬、南半球産3歳以上牝馬
負担重量 ハンデキャップ
テンプレートを表示


バランシーンステークス (Balanchine Stakes)[1] はドバイレーシングクラブがメイダン競馬場の芝1800メートルで施行する競馬の国際競走である[2]。

2004年に創設され、2009年にG3に格付けされた。2013年現在の格付けはG2。

ドバイレーシングカーニバルに指定されている。

歴史

  • 2004年 - 準重賞競走として創設。
  • 2005年 - ムーンダズルが優勝し、UAE調教馬以外の外国馬が初勝利。
  • 2009年 - G3に昇格。
  • 2011年 - G2に昇格。

歴代優勝馬

※馬齢は北半球の基準で表記。

回施行日調教国・優勝馬日本語読み性齢タイム優勝騎手管理調教師
第1回2004年3月11日アラブ首長国連邦の旗Gonfiliaゴンフィリア牝41:48.70L.デットーリS.ビン・スルール
第2回2005年2月25日南アフリカ共和国の旗Moon Dazzleムーンダズル牝41:49.80J.ジェローディスM.デ・コック
第3回2006年2月24日南アフリカ共和国の旗Irridescenceイリデセンス牝51:52.17W.マーウィングM.デ・コック
第4回2007年2月23日アラブ首長国連邦の旗Royal Alchemistロイヤルアルケミスト牝51:49.13K.マカヴォイI.モハメド
第5回2008年2月23日南アフリカ共和国の旗Sun Classiqueサンクラシーク牝51:52.23K.シーアM.デ・コック
第6回2009年2月20日南アフリカ共和国の旗My Centralマイセントラル牝51:51.09J.ムルタH.ブラウン
第7回2010年2月25日サウジアラビアの旗Deemディーム牝51:53.93O.ペリエJ.バートン
第8回2011年2月18日南アフリカ共和国の旗River Jetezリヴァーイェツェツ牝81:48.79C.スミヨンM.デ・コック
第9回2012年2月17日南アフリカ共和国の旗Mahboobaマーブーバ牝51:50.27C.スミヨンM.デ・コック
第10回2013年2月21日アラブ首長国連邦の旗Sajjhaaサッジャー牝61:48:58S.デ・ソウザS.ビン・スルール
第11回2014年2月20日フランスの旗L'Amour De Ma Vieラムードゥマヴィ牝51:50.55M.ギュイヨンM.P.ブロント
第12回[3]2015年2月19日フランスの旗Cladoceraクラドセラ牝41:50.74C.スミヨンA.ドゥ・ロワイエ=デュプレ
第13回[4]2016年3月3日アラブ首長国連邦の旗Very Specialベリースペシャル牝41:48.85J.ドイルS.ビン・スルール
第14回[5]2017年2月16日イギリスの旗Opal Tiaraオパールティアラ牝41:49.72O.マーフィーM.シャノン
第15回[6]2018年2月17日アラブ首長国連邦の旗Promising Runプロミッシングラン牝51:49.79P.コスグレイヴS.ビン・スルール
第16回[7]2019年2月14日アラブ首長国連邦の旗Poetic Charmポエティックチャーム牝41:49.60W.ビュイックC.アップルビー
第17回[8]2020年2月13日アラブ首長国連邦の旗Magic Lilyマジックリリー牝51:47.65W.ビュイックC.アップルビー
第18回[9]2021年2月18日アラブ首長国連邦の旗Summer Romanceサマーロマンス牝41:48.47J.ドイルC.アップルビー
第19回2022年2月4日アラブ首長国連邦の旗Creative flairクリエイティブフレア牝41:47.99W.ビュイックC.アップルビー
第20回[10]2023年2月24日アラブ首長国連邦の旗With The Moonlightウィズザムーンライト牝41:49.47W.ビュイックC.アップルビー
第21回[11]2024年2月23日アラブ首長国連邦の旗English Roseイングリッシュローズ牝41:47.64M.バルザローナC.アップルビー
第22回[12]2025年2月21日イギリスの旗Choisyaショワジャ牝51:48.78M.バルザローナS & E.クリスフォード

日本調教馬の成績

関連項目

アイルランド・バランシーンステークス

バランシーンステークス
Balanchine Stakes
競馬場 アイルランド・カラ競馬場
距離 芝6ハロン(約1207メートル)
格付け G2
賞金 1着賞金34125ユーロ(2011年現在)
賞金総額52500ユーロ
出走条件 2歳牝馬
負担重量 9ストーン0ポンド(約57.2キロ)
グループレース優勝馬は3ポンド(約1.4キロ)加増。
テンプレートを表示

概要

2005年に、バランシーンの名を冠した2歳牝馬の準重賞「バランシーンステークス(Balanchine Stakes)」としてカラ競馬場で創設された。創設当初は7ハロンで行われた。

この後、何度か距離や競走名の変更があったが、2011年にG3格付けを得た。2019年よりG2に昇格する[13]。

2013年現在、カラ競馬場の「アイルランドダービー・フェスティバル開催」の最終日に行なわれている。

スポンサーの変遷にともなって、開催上は「バリオーガンスタッドステークス」や「グランジコンスタッドステークス」と表記されることもあるが、IFHA(国際競馬統括機関連盟)の取り決めでは、これらは全て「バランシーンステークス」と記録されることになっている。(スポンサーと競走名について節参照)

沿革

  • 1994年 - バランシーンがアイルランドダービーに優勝。
  • 2005年 - 準重賞(LR)バランシーンステークス(Balanchine Stakes)創設。カラ競馬場7ハロン[14]。
  • 2007年 - 6ハロンに短縮。競走名をサオアールステークス(Saoire Stakes)に改称。サオアールは2005年のアイルランド1000ギニーの優勝馬。
  • 2009年 - バランシーンステークスに改称。バリオーガンスタッド(Ballygallon Stud)がスポンサーとなり、バリオーガンスタッドステークスとも呼称される(スポンサーと競走名について節参照)。
  • 2011年 - G3格付。グランジコンスタッド(Grangecon Stud)がスポンサーとなり、グランジコンスタッドステークスとも呼称される(スポンサーと競走名について節参照)。
  • 2019年 - G2昇格。

スポンサーと競走名について

日本と違い、各地の競売場や競馬会が独自の財源で競馬を主催する国々では、競馬場、開催、競走ごとに賞金などを出資するスポンサーがつく。これにより競走の名称には、多くの場合スポンサー名が冠されたり、時にはスポンサー名自体が競走名となる。スポンサー契約は短い場合には1年(1回)限りであるので、同じ競走でも毎年スポンサーが変わり、毎年競走名が変わるということがある。

これは後年に記録を参照する場合に不便であるため、実際の開催時に公称される競走名と、血統書などに記録される競走名が使い分けられることがある。

本競走もその一例で、Blue Square社がスポンサー時期は「Blue Square Balanchine Stakes」というのが開催時の名称である。通常、血統書や成績書の記録には単に「Balanchine Stakes」と表記される。2009年にバリオーガンスタッドがスポンサーになった時には、開催上は「バリオーガンスタッドステークス(Ballygallon Stud Stakes)」として施行されるが、記録としては「バランシーンステークス(Balanchine Stakes)」となる。2013年現在はグランジコンスタッドがスポンサーで、グランジコンスタッドステークス(Grangecon Stud Stakes)として行われるが、記録は「バランシーンステークス(Balanchine Stakes)」となる[15]。JRAでは同競走を“グランジコンスタッドステークス (G2、通称バランシーンステークス)”と紹介している[16]。

歴代優勝馬

年格付距離メートル換算優勝馬備考
2005LR7f1408Sahara Princess
2006LR7f1408Gaudeamus
2007LR6f1207Listen
2008LR6f1207Shimah
2009LR6f1207Long Lashes別名バリオーガンスタッドS(Ballygallon Stud S)
2010LR6f1207Seeharn
2011G36f1207Experience別名グランジコンスタッドS(Grangecon Stud S)
2012G36f1207Sendmylovetorose
2013G36f1207Bye Bye Birdie
2014[17]G36f1207I Am Beautiful
2015[18]G36f1207Most Beautiful
2016[19]G36f1207Roly Poly
2017[20]G36f1207Clemmie
2018[21]G36f1207So Perfect
2019[22]G26f1207Albigna
2020G26f1207Aloha Star
2021G26f1207Velocidad
2022[23]G26f1207Statuette
2023[24]G26f1207Matrika
2024[25]G26f1207Truly Enchanting

関連項目

参考文献・出典

基本的な情報

出典・注釈

  1. ↑ 正式な競走名は「ステークス」がつかない、単なる「バランシーン(Balanchine)」となっている。国際セリ名簿2013 アラブ首長国連邦の競走一覧参照。しかし単に「バランシーン」だけでは競走名とは判別し難いので、一般に“ステークス”を付してそれとわかるように表記するのが通例である。
  2. ↑ ドバイレーシング公式サイト バランシーンステークス2013年11月7日閲覧。
  3. ↑ 2015年レース結果 - レーシングポスト 2015年2月28日閲覧
  4. ↑ 2016年レース結果 - racingpost 2016年3月11日閲覧
  5. ↑ 2017年レース結果 - レーシングポスト 2017年2月17日閲覧
  6. ↑ 2018年レース結果 - racingpost 2018年2月18日閲覧
  7. ↑ “2019年バランシーンS”. racingpost.com (2019年2月14日). 2019年2月16日閲覧。
  8. ↑ “2020年バランシーンS”. racingpost.com (2020年2月13日). 2020年2月15日閲覧。
  9. ↑ “2021年バランシーンS”. racingpost.com (2021年2月18日). 2021年2月19日閲覧。
  10. ↑ “2023年バランシーンS”. racingpost.com (2023年2月24日). 2023年2月25日閲覧。
  11. ↑ “2024年バランシーンS”. racingpost.com (2024年2月23日). 2024年2月24日閲覧。
  12. ↑ “2025年バランシーンS”. racingpost.com (2025年2月21日). 2025年2月22日閲覧。
  13. ↑ “イタリアの最後のG1競走が消滅(欧州)”. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2019年2月7日). 2019年2月8日閲覧。
  14. ↑ RTEスポーツ社ニュースサイト 2007年6月14日付“バランシンステークスの新スポンサーが決まる”2013年11月7日付
  15. ↑ IFHA公式サイト バランシーンステークス2013年11月7日閲覧。
  16. ↑ JRAジャパンカップ出走予定外国馬プロフィール サラリンクス“カラ競馬場では毎年6月、グランジコンスタッドステークス(G2、通称バランシーンステークス)が行われています。”
  17. ↑ 2014年レース結果 - racingpost、2014年7月11日閲覧
  18. ↑ 2015年レース結果 - レーシングポスト、2015年7月1日閲覧
  19. ↑ 2016年レース結果 - レーシングポスト、2016年6月27日閲覧
  20. ↑ 2017年レース結果 - レーシングポスト、2017年7月3日閲覧
  21. ↑ 2018年レース結果 - レーシングポスト、2018年7月2日閲覧
  22. ↑ “2019年レース結果”. racingpost (2019年6月28日). 2019年6月29日閲覧。
  23. ↑ “2022年バランシーンステークス”. racingpost (2022年6月26日). 2022年6月27日閲覧。
  24. ↑ 2023年バランシーンステークスレーシングポスト、2023年7月2日閲覧
  25. ↑ 2024年バランシーンステークスレーシングポスト、2024年6月29日配信・閲覧