フジキ
フジキ(Platyosprion platycarpum)
分類(APG III)
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類I Eurosids I
目 : マメ目 Fabales
科 : マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
属 : フジキ属 Platyosprion
種 : フジキ P. platycarpum
学名
Platyosprion platycarpum (Maxim.) Maxim. (1879)[1]
シノニム
和名
フジキ(藤木)

フジキ(藤木[3]、学名: Platyosprion platycarpum)はマメ科フジキ属の落葉高木。和名の由来は、葉がつる植物のフジの葉に似るので「藤木」の名がある[3][4]。別名、ヤマエンジュ(山槐)[5][3][6]。

特徴

日本の本州(福島県以南の中部から西部)、四国、九州、対馬に分布し、日本以外では中国に分布する[7][3][4]。山地の湿気のある山中にまれに生える[3][6]。

落葉広葉樹の高木[6](夏緑高木[7])。幹は直立して、高さ10 - 20メートル (m) くらいになる[6][4]。樹皮は灰褐色でなめらか[4]。枝は皮目が多く[4]、若い枝は表面には毛が生えている[4]。

葉は互生し、奇数羽状複葉で長さ20 - 30センチメートル (cm) 、3 - 17個の小葉をつける[5]。小葉はフジのように対生せずに互生し、長さ4 - 8 cmの卵状長楕円形で先端はとがっている[5][3]。葉表は緑色[5]、葉裏は淡緑色で、脈に沿って白い短毛があるほかは無毛である[6]。

花期は夏(6 - 7月)[6][4]。枝の先に12 - 25 cmの総状花序あるいは円錐花序をつけ[5][6]、白い蝶形花を房状に咲かせる[3]。花は長さ12 - 15ミリメートル (mm) 、萼は褐色、雄蕊は10本あり離生している[5]。果実は長さ4 - 9 cmの豆果で、扁平な長楕円形、両側に翼がある[8][3][6]。

冬芽は互生し、裸芽が黒褐色の毛に覆われ、葉柄の基部に包まれて越冬する(葉柄内芽)[6][4]。さらに灰白色の薄い紙状の袋に包まれて冬の間保護されている[3][4]。枝の先には仮頂芽をつける[4]。葉痕は冬芽を囲むようなO字形で、維管束痕が3個ある[4]。

材は建築や細工物に用いる[5]。辺材は白色で、心材は黄色である[5]。

ギャラリー

脚注

  1. ↑ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Platyosprion platycarpum (Maxim.) Maxim. フジキ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月7日閲覧。
  2. ↑ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Cladrastis platycarpa (Maxim.) Makino フジキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月7日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 213.
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 192.
  5. 1 2 3 4 5 6 7 8 堀田満ほか編 1989, p. 287.
  6. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 邑田仁・米倉浩司編 2012, p. 493.
  7. 1 2 宮脇昭ほか編 1994, p. 615.
  8. ↑ 堀田満ほか編 1989, p. 282.

参考文献

関連項目

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