ブルー・エレファント
| ブルーエレファント | |
|---|---|
| Khan Kluay (ก้านกล้วย) | |
| 監督 | コムピン・ケムガムヌート (th:คมภิญญ์ เข็มกำเนิด) |
| 脚本 |
エヴァン・スピリオトポウロス Aummaraporn Phandintong |
| 原作 |
Ariya Jintapanichkarn 『Chao Praya Prab Hongsawadee』 |
| 製作 | Aummaraporn Phandintong |
| 出演者 | |
| 音楽 | Chatchai Pongprapaphan |
| 撮影 | Aummaraporn Phandintong |
| 編集 | Evan Spiliotopoulos |
| 製作会社 |
Kantana Animation Kantana Group Public Co. (英語版) Sahamongkol Film International |
| 配給 | Sahamongkol Film International (英語版) |
| 公開 |
|
| 上映時間 |
95分[1][2] 79分(英語吹替版) |
| 製作国 |
|
| 言語 | タイ語 |
| 製作費 | ฿1億1500万[3] |
| 興行収入 | ฿1億9670万[3] |
『ブルーエレファント』(原題: Khan Kluay、タイ語: ก้านกล้วย、RTGS: Kan Kluai)は、2006年に公開されたタイの3DCGアニメーション冒険映画。アユタヤ王朝時代のシャムを舞台に、母親のもとを離れて放浪するアジアゾウの子どもが、やがてナレースワン王の戦象となるまでを描く。
Ariya Jintapanichkarnによる物語『Chao Praya Prab Hongsawadee』(ハンタワディーを打ち倒したチャオプラヤー)を原作としている。製作には3年を要し、2006年5月18日にタイで公開された。2008年にはアメリカ合衆国で『The Blue Elephant』として、インドでは『Jumbo』として公開された。
概要
監督はコムピン・ケムガムヌートで、ディズニー作品の『アトランティス 失われた帝国』や『ターザン』、ブルースカイ・スタジオの『アイス・エイジ』などに携わったアニメーターである。[4]
Kantana Animation が製作し、タイ初の3Dアニメーション長編映画となった。また、1979年にPayut Ngaokrachangが製作したセルアニメーション映画『The Adventure of Sudsakorn』 (英語版) 以来となるタイの長編アニメーション映画でもある。本作の製作には3年を要した。
続編として2009年に『ブルー・エレファント2』が公開された。[5] 続編ではKhan Kluayの2頭の子ども、ハンタワディー軍による再度の攻撃、妻と暮らすかビルマ軍と戦うかという選択が描かれる。[6]
また、Kantana Animation Studioによってアニメーションテレビシリーズ『The Adventures of Khan Kluay』が製作され、タイのBBTVチャンネル7で放送された。
あらすじ
1500年代、ゾウのSaeng Daは子どもを産み、カーン・クルアイ (Khan Kluay) と名付ける。カーンの父Phupaはアユタヤ王朝軍に所属する戦象であった。
幼いカーンは、森を歩き回る中でハトのジャイ (Jitrit) と親しくなる。2頭が森を探索していると、人間とともに暮らすピンク色のゾウ、コン・スエイ (Chaba Kaew) と出会う。
その夜、カーンは母から父Phupaのことを聞き、ジャイと共に父親を探すため旅に出る。しかし途中で危険に巻き込まれ、ハンタワディー軍のゾウNguang Deangと遭遇する。Nguang Deangはカーンの父であるPhupaの命を奪ったゾウであり、カーンを宮殿から追い出す。
その後、ジャイはカーンがやがて戦象となり、Nguang Deangの軍勢と戦うことになると予言する。
カーンは次々と危険な状況に遭遇しながら成長していく。アユタヤ軍が戦いの準備を進める中、カーンとジャイは丸太の中に捕らえられるが、カーンはそこから母親を救い出す。しかし、Nguang Deangの人間の主人であるミンジー・スワ (Mingyi Swa) によってアユタヤ軍は壊滅し、アユタヤは占領される。
その後、カーンはナレースワン王 (King Naresuan) と親しくなり、王は彼を助けることに同意する。
やがてNguang Deangとその軍勢が到着し、攻撃を開始する。ナレースワンは軍を率いて迎撃する。アユタヤ軍とハンタワディー軍が戦う中、Nguang Deangはカーンと戦い、その戦いによってミンジー・スワとナレースワンの騎象による一騎打ちとなる。
出火により炎に包まれた戦場の中、最後の決闘でナレースワンとカーンは勝利を収め、ミンジー・スワはNguang Deangとともに死亡する。
戦いに勝利したカーンは王室の戦象となり、コン・スエイと共に暮らすようになった。
登場人物
- カーン・クルアイ (Khan Kluay)
- 本作の主人公。勇敢で強い意志を持つ青いアジアゾウ。野生の子ゾウから成長し、ナレースワン王の王室戦象となる。
- コン・スエイ (Chaba Kaew / Kon Suay)
- 人間とともに暮らしていたピンク色のメスのゾウ。カーンの親友となり、後に恋愛関係となる。
- ジャイ (Jitrit / Jit Rid / Jai)
- カーンの相棒となるハト。早口で喋る活発な性格で、物語のコメディリリーフを担う。
- Saeng Da
- カーンの母親。息子を人間社会の危険から守ろうとする。
- Phupa
- カーンの父親。アユタヤ軍に所属する戦象で、Nguang Deangによって殺害される。
- Nguang Deang
- ハンタワディー軍に所属する巨大なゾウ。カーンの父Phupaを殺害し、後にカーンと対決する。
- ミンジー・スワ (Mingyi Swa (英語版) )
- ビルマ側の人物で、Nguang Deangの主人。ナレースワン王と戦う。
- ナレースワン (Naresuan)
- アユタヤ王。カーンと出会い、彼を王室の戦象として迎える。
声の出演
タイ語版
- Puri Hiranprueck: Khan Kluay(成長後)
- Anyarit Pitakkul: Khan Kluay(幼少期)
- Warattaya Nilkuha (英語版) : Chaba Kaew(成長後)
- Nawarat Techarathanaprasert: Chaba Kaew(幼少期)
- Pongsuk Hiranprueck: Jit Rid / Jitrit
- Nantana Boonlong: Saeng Da
- Juree Ohsiri: Pang Nuan
- Suthep Po-ngam (英語版) : Mahout(象使い)
- Rong Kaomulkadee (英語版) : Sing Khon
- Ekachai Pongsamai: Nguang Dang
- Channarong Khuntee-tao: Hanthawaddy Lieutenant(ハンタワディー軍の中尉)
- Vasan Padthong: Hanthawaddy Sheriff(ハンタワディー軍の小隊長)
- Sumet Ong-art: Naresuan
- Klot Atthaseri: Mingyi Swa
別資料では以下のキャストが挙げられている。
- Anyarit Pitakkul: Khan Kluay(幼少期)
- Nawarat Techarathanaprasert: Chaba Kaew(幼少期)
- Phoori Hiranyapruk: Khan Kluay(成長後)
- Warattaya Nilkuha: Chaba Kaew(成長後)
- Pongsak Hiranyapruk: Jitrit
- Nanthana Bunlong: Saeng-daa
- Suthep Po-ngam: Mahout(象使い)
- Channarong Khuntee-tao: Burmese general(ビルマ軍の将軍)
- Klos Utthaseri: Mingyi Swa
- Juree Ohsiri(配役不明)
- Koti Aramboy(配役不明)
アメリカ英語吹替版
- Thomas Starkley: Khan Kluay(幼少期)
- Jeremy Redleaf: Khan Kluay(成長後)
- ミランダ・コスグローヴ: Kon Suay
- マーティン・ショート: Jai
- エイミー・カールソン: Nuan、Cha、Cow
- カール・ライナー:Tian
- Kate Simses:Sang Da
- トロイ・ベイカー: Marong, Young Prince Naresuan, Minchit Sra
- リチャード・エプカー: King Narusean, Ajan, Officer(士官)
- シンディ・ロビンソン: Matriarch Elephant(ゾウの族長), Dela
ヒンディー語吹替版
- アクシャイ・クマール: Jayveer "Jumbo" (Khan Kluay)/本人(ナレーター)
- Ashar Shaikh: Jayveer "Jumbo"(幼少期)
- ララ・ダッタ: Sonia (Chaba Kaew)
- Vaishnavi Shetty: Sonia(幼少期)
- Rajpal Yadav (英語版) : Dildar Yadav
- ディンパル・カパーディヤー: Devi
- Amar Babaria: Rajkumar Vikramaditya
- Asrani (英語版) : Senapati
- Gulshan Grover (英語版) : Bakhtavar
公開
タイ
『Khan Kluay』は2006年5月18日にタイで公開された。同年6月6日にはアユタヤ県で屋外上映が行われ、アジアゾウとそのマフート(使い手)たちが観客として招かれた。
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国では2008年9月2日にワインスタイン・カンパニーおよびジム・ヘンソン・カンパニーによって『The Blue Elephant』として公開された。
『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』など、外国製アニメーション映画を英語吹き替えで公開した作品と同様に、劇場公開ではなくビデオスルー形式で発売された。
英語版ではマーティン・ショート、ミランダ・コスグローヴ、カール・ライナーらが吹き替えを担当した。また、一部の場面が削除され、登場人物の名前も変更された。
インド
インドでは2008年12月25日にPercept Picture Company (英語版) によって『Jumbo』として公開された。ヒンディー語版ではアクシャイ・クマールが主人公Jumboの声を担当した。[7]
映画祭・受賞歴
- 2006年:第16回タイ国立映画協会賞 (en:Suphannahong National Film Awards) [8]
- 作品賞
- 脚本賞
- オリジナル音楽賞
- 音響賞
- 2006年:Golden Doll Awards(en:Cinema of Thailand#Film awards参照)
- 2006年:バンコク映画批評家協会賞 (英語版)
- 音楽賞[8]
- 2006年:Starpics Awards(en:Cinema of Thailand#Film awards参照)
- 音楽賞[8]
- 2006年:Star Entertainment Awards
- 2006年:Animadrid International Animation Festival(スペイン)
- 長編映画賞
- 2007年:Sprockets Toronto International Film Festival for Children
- 2007年:Golden Elephant International Children's Film Festival
- オープニング作品[9]
続編・テレビシリーズ
2009年には続編『ブルー・エレファント2』が公開されたが、ボックスオフィス・ボム(興行的失敗)となった。
アニメーションテレビシリーズ『The Adventures of Khan Kluay』はKantana Animation Studioによって製作され、タイのBBTVチャンネル7で放送された。
2016年には、本作のアニメーションが『Thailand Move Forward』の前番組として放送された。同番組はタイのすべてのテレビ局が午後6時に放送することを義務付けられている政府広報番組である。[10]
脚注
- ↑ “ก้านกล้วย”. 2024年5月18日閲覧。
- ↑ “คมภิญญ์ เข็มกำเนิด ผู้นำหนัง "ก้านกล้วย"”. Positioning Magazine (2005年2月10日). 2024年5月18日閲覧。
- 1 2 “Khan Kluay (2006) Box Office Mojo”. Box Office Mojo. 2016年6月13日閲覧。
- ↑ “Kompin Kemgumnird” (英語). IMDb. 2020年4月8日閲覧。
- ↑ Archived 2011-07-14 at the Wayback Machine., "Trumpeting for triumph"; retrieved 2010-11-17
- ↑ "trailer Khan kluay 2"; retrieved 2010-11-20
- ↑ "Akshay Kumar's Jumbo is actually a Thai film", ScreenIndia; retrieved 2008-12-13
- 1 2 3 4 5 6 7 Thai Film Awards this year Archived 2007-05-24 at the Wayback Machine.、ThaiCinema.org、2007年2月28日。
- ↑ 115 films on offer at film festival、Siasat Daily; retrieved 2007-11-15
- ↑ recorded livestream feed of Nation TV (Thailand) on YouTube