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プリズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プリズム

プリズム(英語: prism[1])とは、光を分散・屈折・全反射・複屈折させるための光学素子であり、ガラス・水晶などの透明な媒質でできた多面体で、その面のうち少なくとも一組が平行でないものである。三角柱の形状をしたものが一般的である。

もとは「角柱」という意味の言葉であり、数学用語では角柱を意味する。日本語・漢語では一般に稜鏡(りょうきょう)、特に三角プリズムを三稜鏡(さんりょうきょう)と呼ぶ[2][3]。

概要

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プリズムによる光の分散

材質の屈折率は、光の波長によって異なるため、プリズムを出る光の方向は波長によって変わる。この現象を分散という。光を分散させることによって、スペクトルを得ることができる。

プリズムは、内部での全反射を利用して、光の進む方向を変える用途にも用いられる。この場合、プリズムにおける光の入射 / 出射面は光の進む方向に垂直であり、屈折による光の分散は起こらない。例としては、双眼鏡内で像を反転させて正立像にするものや(ポロプリズム・ダハプリズム(英語版))、一眼レフカメラのファインダー内で、光軸を3回曲げて、ファインダーに導くもの(ペンタダハプリズム)などを挙げることができる。

大型のリング状プリズムなどは、灯台のフレネルレンズを補う物として、フレネルレンズの周囲に配置される物もある。

また、オートコリメータでは、反射型プリズムを用いて平行光の入射角を精密に測定し、光学機器や機械部品の角度評価に利用される。

プリズムの中には、偏光によって光の進む方向を分離する、あるいは一方向の偏光だけを透過するものもある。

プリズムの分類

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分光用途

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光線の屈曲用途

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ペンタプリズム

偏光用途

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ウォラストンプリズム

脚注

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  1. ↑ 文部省、日本分光学会編『学術用語集 分光学編』(増訂版)培風館、1999年。ISBN 4-563-04567-5。
  2. ↑ 『日本国語大辞典 第二版』小学館。
  3. ↑ 韓国語・中国語でも同様である(「EDR日中対訳辞書」等)。

関連項目

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