マイネルファンロン

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マイネルファンロン
競走馬マイネルファンロン
ノベンバーステークス出走時のマイネルファンロン(2018年11月3日)
欧字表記 Meiner Fanrong[1]
香港表記 繁榮起飛
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2015年2月19日(11歳)[1]
抹消日 2024年9月6日
父 ステイゴールド[1]
母 マイネテレジア[1]
母の父 ロージズインメイ[1]
生国 日本の旗 日本(北海道新冠町)[1]
生産者 ビッグレッドファーム[1]
馬主 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン[1]
調教師 手塚貴久(美浦)[1]
競走成績
生涯成績 48戦5勝[1]
平地:46戦5勝
障害:2戦0勝
獲得賞金 2億177万5000円[1]
勝ち鞍
GIII新潟記念2021年
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マイネルファンロン(欧字名:Meiner Fanrong、2015年2月19日 - )は、日本の競走馬[1]。2021年の新潟記念の勝ち馬である。

馬名の意味は、冠名+中国語で「繁栄」。半妹に2021年の優駿牝馬を制したユーバーレーベン、半弟に2025年の日経賞を制したマイネルエンペラーがいる。

戦績

美浦の手塚貴久厩舎所属。2017年9月に柴田大知鞍上で中山芝1800メートルの新馬戦でデビューし2着、10月の東京芝2000メートルの未勝利で勝ち上がった。その後は500万条件で3着, 2着。500万下の身で翌2018年にスプリングステークスに出走して3着に入り、皐月賞への優先出走権を獲得したが、本番の皐月賞ではエポカドーロの13着であった。

鞍上をJ.モレイラにスイッチした8月4日の札幌競馬場芝2000メートルの500万下で勝ち上がると、ワールドオールスタージョッキーズ (WASJ) の6着を挟んで2戦目で1000万下を卒業。1600万下に昇級し、鞍上を柴田大知に戻した11月の東京芝2000メートルで3着に入り、以降同条件の2000メートルを柴田大を含む3名の騎手で4 - 5着を4度繰り返し、距離を1ハロン伸ばした翌年(2019年)4月の湾岸ステークス(中山2200メートル)を丹内祐次鞍上で勝ち上がる。オープンに昇級後、巴賞 (函館芝1800メートル) は12着に終わったものの、次の函館記念でマイスタイルの2着に入る。

その後2021年1月までの以降10走は馬券を外すレースが続いたが、同年の巴賞で2着。しかし続く函館記念は14着と凡走した。鞍上にM.デムーロを迎えた次走の新潟記念、レースでは後方2-3番手で進め、最終直線で外ラチ沿いに持ち出すと、中団から伸びてくるトーセンスーリヤをかわして1着。重賞初制覇を飾った[2]。その後は毎日王冠に出走しブービーの12着、福島記念は8着に入ったが中日新聞杯はブービーの17着に終わった。

2022年初戦となったアメリカジョッキークラブカップは11番人気ながら後方から早めに仕掛けて2着と好走した。その後、天皇賞(春)6着、宝塚記念5着と善戦したものの、以降は頭打ちの成績が続き、2023年8月に障害競走へ転向した。しかし2戦目となった9月9日の中山競馬第1競走・障害未勝利戦で2週目4コーナー辺りで前の馬に接触して転倒し、競走中止となった。この2戦を最後に再び平地競走に戻り、2024年の9歳時も現役を続行したが凡走が続いた。9月1日のタイランドカップ(札幌・3歳以上オープン・芝2600メートル)でブービーの13着となったことで、管理する手塚調教師は「年齢的なものが大きく、大きな変わり身は見込めない」として、進退について関係者との協議を進めることとなり[3]、同月4日に現役引退がオーナーのラフィアンより発表された。9月6日付でJRAの競走馬登録を抹消され、引退後は新潟競馬場で乗馬となり、誘導馬としての供用を目指すこととなった[4][5]。

2025年新潟記念で誘導馬を務めるマイネルファンロン

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[6]およびnetkeiba[7]の情報に基づく。

競走日競馬場競走名格距離
(馬場)
頭
数
枠
番
馬
番
オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F[race 1])
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2017.9.16 中山 2歳新馬 芝1800m(良) 16 3 4 2.0(1人) 2着 1:50.3(35.0) 0.0 柴田大知 54 スピアーノ 450
10.7 東京 2歳未勝利 芝2000m(重) 13 4 5 1.7(1人) 1着 2:02.3(35.5) -0.6 柴田大知 55 (ロゼフェニックス) 456
12.2 中山 葉牡丹賞 500万下 芝2000m(良) 9 8 9 5.4(3人) 3着 2:01.5(35.0) 0.1 柴田大知 55 ジェネラーレウーノ 454
2018.2.17 東京 フリージア賞 500万下 芝2000m(良) 11 8 10 5.4(4人) 2着 2:01.6(34.0) 0.1 柴田大知 56 ギベオン 458
3.18 中山 スプリングS GII 芝1800m(良) 13 8 12 16.0(6人) 3着 1:48.7(35.0) 0.6 柴田大知 56 ステルヴィオ 458
4.15 中山 皐月賞 GI 芝2000m(稍) 16 6 11 151.8(13人) 13着 2:02.3(36.3) 1.5 柴田大知 57 エポカドーロ 460
8.4 札幌 3歳上500万下 芝2000m(良) 13 5 7 1.4(1人) 1着 2:01.9(35.2) -0.7 J.モレイラ 54 ケルベロス 460
8.26 札幌 WASJ第4戦 1000万下 芝1800m(稍) 14 5 7 3.4(2人) 6着 1:51.2(36.7) 0.9 S.フォーリー 56 スマートエレメンツ 470
9.29 中山 習志野特別 1000万下 芝2000m(稍) 16 8 15 2.0(1人) 1着 2:01.8(35.2) -0.2 J.モレイラ 54 (フリージングレイン) 466
11.3 東京 ノベンバーS 1600万下 芝2000m(稍) 10 6 6 7.0(4人) 3着 1:59.0(34.0) 0.2 柴田大知 54 ランガディア 464
11.25 東京 ウェルカムS 1600万下 芝2000m(重) 10 1 1 7.6(5人) 5着 1:47.2(33.1) 0.5 柴田大知 55 アップクォーク 472
2019.1.6 京都 寿S 1600万下 芝2000m(良) 6 7 7 3.3(3人) 4着 2:01.7(36.2) 0.3 戸崎圭太 56 ケイティクレバー 478
2.17 東京 アメジストS 1600万下 芝2000m(良) 11 2 2 14.9(6人) 5着 1:58.9(34.4) 0.6 柴田大知 55 ロシュフォール 486
3.17 阪神 但馬S 1600万下 芝2000m(稍) 13 5 7 6.8(4人) 5着 2:02.8(37.0) 0.7 和田竜二 55 モーヴサファイア 476
4.6 中山 湾岸S 1600万下 芝2200m(良) 8 1 1 5.2(3人) 1着 2:12.3(34.4) -0.2 丹内祐次 57 (アクート) 470
6.30 函館 巴賞 OP 芝1800m(稍) 16 2 4 10.7(5人) 12着 1:48.7(37.3) 1.3 丹内祐次 56 スズカデヴィアス 470
7.14 函館 函館記念 GIII 芝1800m(稍) 16 3 6 17.6(9人) 2着 1:59.6(35.6) 0.0 丹内祐次 54 マイスタイル 472
10.6 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 10 7 7 139.7(9人) 10着 1:46.7(36.1) 2.3 柴田大知 56 ダノンキングリー 470
11.10 福島 福島記念 GIII 芝2000m(良) 16 4 8 11.9(5人) 16着 2:01.1(37.2) 1.6 丹内祐次 55 クレッシェンドラヴ 472
2020.3.15 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 12 8 12 175.9(11人) 8着 2:02.7(34.7) 1.1 丹内祐次 56 サートゥルナーリア 478
4.19 福島 福島民報杯 L 芝2000m(重) 16 1 1 8.0(5人) 5着 2:02.1(38.0) 0.3 丹内祐次 55 マイネルサーパス 482
6.14 東京 エプソムC GIII 芝1800m(不) 18 4 8 31.9(12人) 12着 1:49.8(37.3) 2.1 三浦皇成 56 ダイワキャグニー 478
7.19 函館 函館記念 GIII 芝2000m(良) 16 8 16 22.6(10人) 14着 2:01.5(38.4) 1.8 丹内祐次 55 アドマイヤジャスタ 480
10.18 東京 オクトーバーS L 芝2000m(稍) 16 3 6 46.0(12人) 4着 2:00.3(36.2) 0.8 柴田大知 57 テリトーリアル 470
11.15 福島 福島記念 GIII 芝2000m(良) 16 5 10 36.5(14人) 15着 2:00.9(37.1) 1.3 藤井勘一郎 55 バイオスパーク 482
12.20 中山 ディセンバーS L 芝1800m(良) 15 7 12 57.0(10人) 6着 1:49.7(36.1) 0.5 丹内祐次 57 トーラスジェミニ 486
2021.1.30 東京 白富士S L 芝2000m(良) 13 6 9 82.9(12人) 11着 1:59.9(35.1) 0.9 柴田大知 57 ポタジェ 488
7.4 函館 巴賞 OP 芝1800m(良) 13 6 9 19.1(7人) 2着 1:48.0(35.1) 0.0 丹内祐次 57 サトノエルドール 484
7.18 函館 函館記念 GIII 芝2000m(良) 16 7 14 19.9(7人) 14着 2:00.6(37.9) 1.9 秋山稔樹 55 トーセンスーリヤ 482
9.5 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 17 8 16 42.8(12人) 1着 1:58.4(33.4) -0.1 M.デムーロ 55 (トーセンスーリヤ) 478
10.10 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 13 4 4 61.5(13人) 12着 1:46.0(34.3) 1.2 横山武史 56 シュネルマイスター 472
11.14 福島 福島記念 GIII 芝2000m(良) 16 7 14 40.2(14人) 8着 2:00.5(36.3) 1.3 松岡正海 56 パンサラッサ 478
12.11 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 18 6 11 62.0(14人) 17着 2.01.0(35.4) 1.2 松岡正海 56 ショウナンバルディ 486
2022.1.23 中山 AJCC GII 芝2200m(良) 14 8 14 87.9(11人) 2着 2.12.9(35.1) 0.2 松岡正海 56 キングオブコージ 490
5.1 阪神 天皇賞(春) GI 芝3200m(稍) 18 6 11 82.9(14人) 6着 3:18.7(37.9) 2.5 松岡正海 58 タイトルホルダー 478
6.26 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 17 5 9 175.2(14人) 5着 2:10.6(36.5) 0.9 M.デムーロ 58 タイトルホルダー 474
10.10 阪神 京都大賞典 GII 芝2400m(稍) 14 7 12 13.0(8人) 14着 2:26.6(35.4) 2.3 M.デムーロ 56 ヴェラアズール 466
11.6 東京 AR共和国杯 GII 芝2500m(良) 18 6 12 65.5(15人) 15着 2:32.5(35.1) 1.4 M.デムーロ 56 ブレークアップ 482
2023.2.12 阪神 京都記念 GII 芝2200m(良) 13 5 7 141.4(11人) 12着 2:12.6(35.9) 1.7 川須栄彦 57 ドウデュース 490
3.25 中山 日経賞 GII 芝2500m(不) 12 7 10 63.3(8人) 8着 2:39.2(37.7) 2.4 丹内祐次 57 タイトルホルダー 492
6.3 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m(良) 15 7 13 122.8(11人) 11着 1:59.7(35.5) 0.6 坂井瑠星 57 ボッケリーニ 484
8.13 新潟 障害3歳上未勝利 障2850m(良) 14 4 5 3.1(1人) 8着 3:10.8(13.4) 4.7 蓑島靖典 60 サクラトップラン 498
9.9 中山 障害3歳上未勝利 障2880m(重) 12 6 7 6.7(3人) 競走中止 蓑島靖典 60 オシリスブレイン 484
12.9 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 17 3 6 117.8(15人) 7着 1:59.3(34.0) 0.5 丸山元気 56 ヤマニンサルバム 480
2024.1.6 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 17 3 5 134.6(15人) 10着 1:59.5(34.8) 0.6 丸山元気 56 リカンカブール 490
2.18 小倉 小倉大賞典 GIII 芝1800m(良) 15 5 10 73.2(13人) 13着 1:46.5(35.4) 1.4 丸山元気 56 エピファニー 492
4.14 福島 福島民報杯 L 芝2000m(良) 16 1 1 74.6(14人) 14着 2:00.0(35.5) 1.1 松岡正海 56 リフレーミング 490
9.1 札幌 タイランドC OP 芝2600m(稍) 14 3 3 88.4(13人) 13着 2:44.5(40.4) 3.0 丹内祐次 55 ショウナンバシット 472
  1. ↑ 障害戦は平均1F

血統表

マイネルファンロンの血統(出典[§ 1])
父系 サンデーサイレンス系 [§ 2]
父
ステイゴールド
1994 黒鹿毛
北海道白老町
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
アメリカ
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
ゴールデンサッシュ
1988 栗毛
北海道白老町
*ディクタス
Dictus
Sanctus
Dronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ
母
マイネテレジア
青毛 2007
*ロージズインメイ
Roses in May
アメリカ 青鹿毛 2000
Devil His Due Devil's Bag
Plenty O'Toole
Tell a Secret Speak John
Secret Retreat
母の母
マイネヌーヴェル
黒鹿毛 2000
*ブライアンズタイム Roberto
Kelley's Day
*マイネプリテンダー Zabeel
Giladah
母系 (F-No.)   (FN: 6-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Halo 3x5, Hail to Reason 4x5 [§ 4]
出典
  1. ↑ [8], [9]
  2. ↑ [10]
  3. ↑ [8], [9]
  4. ↑ [8], [9]

エピソード

  • 2025年10月からTBS系の日曜劇場枠放送されているテレビドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の第1話で「ウイングドイル」役として出演し、本人役でカメオ出演をした武豊が劇中で騎乗した[11]。
  • ファンからは「ファニキ」の通称で親しまれており[12][13]、2024年に中央競馬ピーアール・センター企画で実施された「アイドルホースオーディション2024」において、マイネルファンロンは13,469票を獲得し現役馬部門で1位となった[14]。現役馬部門の上位2頭と引退馬部門の1位は中央競馬ピーアール・センターの「ターフィー通販クラブ」が製作・販売を行っているぬいぐるみシリーズ「アイドルホース」として製作されることになっており、マイネルファンロンのぬいぐるみが製作された。
アイドルホースオーディションの投票結果
部門 順位 馬名 得票数 主な勝ち鞍
現役馬 1位 マイネルファンロン 13,469票 新潟記念(GⅢ)
2位 ハヤヤッコ 10,215票 函館記念(GⅢ)
引退馬 シルヴァーソニック 23,457票 ステイヤーズS(GⅡ)

脚注

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 “マイネルファンロン”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年6月7日閲覧。
  2. ↑ “【新潟記念】マイネルファンロン大外一気で重賞初制覇”. サンスポZBAT!競馬. 2021年9月6日. 2021年9月9日閲覧.
  3. ↑ 近況 ( 所属馬情報 ) - ラフィアンターフマンクラブ 2024年9月1日
  4. ↑ マイネルファンロンの競走馬登録抹消 - 日本中央競馬会 2024年9月6日
  5. ↑ 2021年新潟記念Vマイネルファンロンが引退、今後は誘導馬を目指す 手塚師「波乱万丈な馬生でした」 - サンスポZBAT! 2024年9月4日
  6. ↑ “マイネルファンロン 競走成績”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年6月7日閲覧。
  7. ↑ “マイネルファンロンの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年6月7日閲覧。
  8. 1 2 3 “血統情報:5代血統表|マイネルファンロン”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2021年9月9日閲覧。
  9. 1 2 3 “マイネルファンロンの血統表”. netkeiba.com. 2021年9月9日閲覧。
  10. ↑ “マイネルファンロン - Meiner Fanrong - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2021年9月9日閲覧。
  11. ↑ “ザ・ロイヤルファミリー:武豊騎乗の“馬”に注目集まる 「またしても何も知らない間に…」「いつでも可愛いねえ」”. MANTANWEB(まんたんウェブ). MANTAN Inc. (2025年10月14日). 2025年11月10日閲覧。
  12. ↑ “〝ファニキ〟マイネルファンロンが美浦トレセンを退厩 神原厩務員「無事に走れたのが一番の思い出」”. 東スポ競馬. 2024年9月6日. 2025年4月20日閲覧.
  13. ↑ “お疲れ様!「ファニキ」がトレンド入り! 21年新潟記念覇者マイネルファンロンが現役引退”. 日刊スポーツ. 2021年9月4日. 2025年4月20日閲覧.
  14. ↑ 「アイドルホースオーディション2024」最終結果 最多の2万3457票を集めたのは?

外部リンク