マルチェル・チョラク

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マルチェル・チョラク
Marcel Ciolacu
2023年
ルーマニアの旗 第97代 ルーマニア首相
就任
2023年6月15日
大統領クラウス・ヨハニス
代理官マリアン・ネアシュ(英語版)
カタリン・プレドイウ (英語版)
前任者ニコラエ・チウカ
ルーマニア代議院議長
任期
2021年11月23日 – 2023年6月15日
前任者ソリン・グリンデアヌ(英語版)(暫定)
後任者アルフレッド・シモニス(英語版)(暫定)
任期
2019年5月27日 – 2020年12月19日
前任者リビウ・ドラグネア(英語版)
後任者ルドビク・オルバン
社会民主党党首
就任
2019年11月26日
前任者ヴィオリカ・ダンチラ
ルーマニア副首相(英語版)
任期
2017年6月29日 – 2018年1月29日
大統領クラウス・ヨハニス
首相
前任者オーガスティン・ジアヌ
後任者 ヴィオレル・シュテファン(英語版)
ルーマニア代議院議員
就任
2012年12月19日
選挙区ブザウ県
個人情報
生誕イオン=マルチェル・チョラク
(1967-11-28) 1967年11月28日(57歳)[1]
ブザウ、ルーマニア社会主義共和国
政党社会民主党(PSD)
配偶者ロクサナ・チョラク(2023年離婚)
子供1
出身校ブカレスト生態大学(ルーマニア語版)
国立行政大学(英語版)

イオン=マルチェル・チョラク(ルーマニア語: Ion-Marcel Ciolacu、1967年11月28日 - )は、ルーマニアの政治家で、社会民主党(PSD)代表。第97代ルーマニア首相を務めた。2019年と2021年に2度、代議院議長に選出された。政界へ進出するまでは国内で知名度が低かった[2]。しかし、2016年に副首相へ就任したことで全国的に著名な政治家へ上り詰めた。

経歴

モルドバとの会談の時のチョラク(2022年6月)

ブザウ県ブザウで生まれ育った。父はルーマニア空軍司令官であった[3]。学生時代の1989年に起きたルーマニア革命に参加し、3年後に救国戦線評議会のメンバーに加わった。1995年にチョラクはブカレスト生態大学で法学の学位を取得し、卒業[4]。2012年に国立行政大学(英語版)で公共部門管理の修士課程を修了している。チョラクは1996年から2012年まで、ブサウ市長だったコンスタンティン・ボシュコダラの秘書として働いた。ボシュコダラはその後、2002年から2008年にかけて、株主だったサッカーチームやその他の民間企業に資金流用をとして、職権乱用の罪で2015年に有罪判決を受けた[5]。

2012年に代議院議員に当選したことで、政界進出を果たした[6]。2016年にはミハイ・トゥドセ(英語版)内閣の副首相に任命される。トゥドセの前任者であったソリン・グリンデアヌ(英語版)内閣は社会民主党の党首として、同国の最高権力者であったリビウ・ドラグネア(英語版)の傀儡政権と化していた。しかし、チョラクはドラグネアとは距離を置き、トゥドセ首相に忠誠を誓うようになる。トゥドセがドラグネアの影響力に逆らえないとして、首相辞任と同時に内閣総辞職を行った[7]。

代議院ではドラグネアの反体制派として活躍し、2019年に職権濫用の罪で逮捕されたドラグネアが務めていた代議院議長選挙が行われる。チョラクは代議院議長選挙に出馬し、賛成172票、反対120票で代議院議長に選出される[8]。代議院議長として、ヴィオリカ・ダンチラ内閣の後ろ盾として支えた。しかし、ヴィオリカ・ダンチラ内閣の汚職疑惑の発覚、財政政策の失敗などで内閣総辞職となった。2019年11月25日、チョラクはタンチラの自宅を訪れ、社会民主党での指導力が疑問視されていたタンチラに対し、党首の辞任を迫った[9]。ダンチラは党首の辞任表明を行い、チョラクが後任となった。2020年8月22日に開催された党首選挙で、1310対91の圧倒的な差でオイゲン・テドロヴィチを破り、チョラクが社会民主党党首へ正式に選出される[10]。

2022年9月28日に代議院議長として、故安倍晋三国葬儀への参列目的で来日。当時の衆議院議長であった細田博之と2022年ロシアのウクライナ侵攻及び両国の関係強化についての会談を行った[11]。

2023年6月15日にはチウカ内閣総辞職に伴い、首相へ就任[12]。2024年11月24日の大統領選挙(英語版)には現職首相として立候補したが、北大西洋条約機構(NATO)懐疑派のカリン・ジョルジェスク(英語版)(得票率22.9%)や中道右派のエレナ・ラスコニ(英語版)(同19.2%)に及ばず3位にとどまり、決選投票にも進めず落選した[13]。しかしこの選挙はロシアの介入があったのではないかという指摘が絶えず、憲法裁判所は12月2日にいったん選挙結果を有効と認めたものの[14]、12月6日になって一転して介入があったとして選挙結果を取り消し、投票をやり直すよう命じた[15]。一方、12月1日執行の議会総選挙では上下両院ともに社会民主党が第1党となり[16]、議会で過半数を占める親欧州派3政党(社会民主党、国民自由党、ハンガリー人民主同盟)が連立政権の樹立で合意したことを受け、12月23日にクラウス・ヨハニス大統領がチョラクに新内閣の組閣を要請した[17]。

脚注

  1. ↑ “An unofficial biography: Who is Marcel Ciolacu, the fourth PSD premier nominated by Iohannis”. actmedia.eu. 2023年1月7日閲覧。
  2. ↑ “Afaceristul Ciolacu a dat lovitura în 2021: după ce, ani întregi, covrigăria sa nu a distribuit dividende, anul trecut familia liderului PSD a făcut bani buni”. www.ziaruldeiasi.ro. 2023年1月7日閲覧。
  3. ↑ “Marcel Ciolacu, președinte PSD: Îmi este greu să cuprind în câteva cuvinte acest lucru”. DCNews (2016年10月25日). 2023年1月6日閲覧。
  4. ↑ “România a ajuns să fie condusă de analfabeți cu diplome: Marcel Ciolacu a terminat școala la 45 de ani” (ルーマニア語). 60m.ro. 5 February 2023閲覧。
  5. ↑ “Tovarășii de vânătoare ai lui Omar Hayssam deschid listele parlamentare la Buzău”. justitiecurata.ro/. 2023年1月6日閲覧。
  6. ↑ “Lista miniştrilor din Guvernul Mihai Tudose, aprobată în CExN al PSD. Cine sunt noile nume din Executiv” (ルーマニア語). Mediafax.ro. 2024年1月7日閲覧。
  7. ↑ “Mihai Tudose a rămas fără sprijinul PSD şi a demisionat”. www.digi24.ro. 2023年1月7日閲覧。
  8. ↑ “Marcel Ciolacu este noul președinte al Camerei Deputaților”. www.digi24.ro. 2023年1月6日閲覧。
  9. ↑ “Surse: Baronii PSD încearcă să o convingă pe Viorica Dăncilă să demisioneze mâine. În locul ei – conducere colectivă”. www.digi24.ro. 2023年1月7日閲覧。
  10. ↑ “Marcel Ciolacu, ales președinte al PSD / Eugen Teodorovici a obținut doar 91 de voturi”. HotNews.ro (2020年8月22日). 2023年1月6日閲覧。
  11. ↑ “ルーマニア下院議長一行の衆議院訪問”. 衆議院公式サイト. 2023年1月6日閲覧。
  12. ↑ “首相と閣僚交代、ブルドゥージャ氏はエネルギー相に”. jetro. 2023年1月6日閲覧。
  13. ↑ “ルーマニア大統領選、12月に決選投票 反NATO派躍進でロ介入説も”. ロイター. (2024年11月25日) 2024年11月26日閲覧。
  14. ↑ “ルーマニア大統領選、8日決選投票へ 第1回投票は有効と憲法裁”. ロイター. (2024年12月3日) 2024年12月6日閲覧。
  15. ↑ “ルーマニア憲法裁判所、大統領選1回目投票のやり直しを命令”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2024年12月6日) 2024年12月6日閲覧。
  16. ↑ “ルーマニア議会選、与党が勝利-極右も票伸ばし第2党”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2024年12月2日) 2024年12月23日閲覧。
  17. ↑ “ルーマニア、親欧州派3党が連立合意 チョラク首相が新たに組閣へ”. ロイター. (2024年12月23日) 2024年12月23日閲覧。
公職
先代
カタリン・プレドイウ(英語版)
(暫定)
ルーマニアの首相
2023–
現職