
マレブランケ(Malebranche マーレブランケ)は、ダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』地獄篇第二十一歌から第二十三歌に登場する、地獄界の第八圏、第五の嚢(Malebolge マーレボルジェ、マルボルジェ)で亡者達を罰する12人の悪魔(鬼)の総称。その名は「悪の爪」を意味し、マラコーダが統率する。
黒い体に蝙蝠のような翼を生やし、鋭い牙と爪を持つとされる。汚職の罪を犯し煮えたぎった瀝青の池に沈められた亡者を見張り、浮かんできた者を鉤手で苛む役割を持つ。
作中ではマラコーダが命じ、バルバリッチャ率いる10名が地獄巡りをするダンテとウェルギリウスを案内するが、途中亡者の一人であるナバラの男に騙されて逃げられたことから仲間内でもみ合いとなりアリキーノとカルカブリーナが瀝青の池に転落、それに逆上してダンテらに怒りを向けて追い回す。マレブランケは他の嚢に移動することができないため、ダンテらは次の嚢に移ることで難を逃れる。

各悪魔の名前はマラコーダを除き、ダンテによる造語であるとされている。
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