| メノウ | |
|---|---|
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アルゼンチンの縞瑪瑙; 横幅9.5cm | |
| 分類 | 酸化鉱物 石英種(Quartz variety) |
| 化学式 | SiO2 二酸化ケイ素 |
| 結晶系 | 三方晶形 微晶質(Rhombohedral Microcrystalline) |
| 晶癖 | 潜晶質 二酸化ケイ素(Cryptocrystalline silica) |
| へき開 | なし |
| 断口 | 非常に鋭い貝殻状. |
| モース硬度 | 6.5–7 |
| 光沢 | ガラスや樹脂光沢 |
| 色 | 無色(内包物により多彩な色を現す) |
| 条痕 | 白色 |
| 透明度 | 半透明から不透明 |
| 比重 | 2.58–2.64 |
| 屈折率 | 1.530–1.540 |
| 複屈折 | up to +0.004 (B-G) |
| 多色性 | なし |
| プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |








メノウ(瑪瑙、碼碯、agate、アゲート、アゲット)は、縞状の玉髄の一種で、オパール(蛋白石)、石英、玉髄が、火成岩あるいは堆積岩の空洞中に層状に沈殿してできた、鉱物の変種である。
主成分は SiO2(二酸化ケイ素)。比重は2.62-2.64、モース硬度は6.5-7。隠微晶質であるため、肉眼では結晶を認めることができず、非晶質のように見える。
メノウはありふれた鉱物で、世界各地で産する。特にメキシコ、アルゼンチンなどの南米や、ドイツ、オーストラリア、ボツワナ、ポーランド、チェコやイギリスのスコットランドのものはカラフルで、世界中のコレクターの間で人気がある。日本では青森県、石川県、群馬県、富山県、北海道などで産し、七宝のひとつに数えられている。
メノウは、多孔質であるため、人工的に染色が可能であり、玉髄とともに、灰皿、置物、印鑑など、さまざまな工芸の彫刻材料として使われる。穴を開けた球状の縞瑪瑙に、ゴムや紐を通し、ジュエリーや数珠、ブレスレットやペンダントなどのアクセサリーとしても使われる。硬度が高いのを利用して、化学実験用の乳鉢などにも用いられている。また皮革の艶出し用のローラー素材として使われている。
国内における加工史としては、弥生時代後晩期の遺跡である平原遺跡において、瑪瑙製管玉が出土している(詳細は、「平原遺跡#主な出土品」を参照)。
瑪瑙の名前は、石の外観が馬の脳に似ているためつけられた[1]。事実、10世紀前半成立の『和名類聚抄』巻11「玉類」の項目では、メノウを「馬脳」と表記し、「俗音、女奈宇」と記述する。英語の agate は、ギリシャ語の achates に由来し、これはイタリア・シチリア島の同名の川(Acate、現名はディリッロ川)でこの石がとられていたためである。
碧玉や玉髄などが層状になっているものがメノウであり、層状になっていない場合はメノウではない。例えばメノウの縞模様が見えない場合、メノウの一層だけを切り出した場合はすでにメノウではない。しかし宝飾業界ではあまり区別されず、碧玉や玉髄のことを「メノウ」と呼んだり、逆に例えば赤メノウを「カーネリアン」(紅玉髄)と呼んだりすることが多い(縞模様が見えないものがカーネリアンで、縞模様が見えるものは赤メノウである)。
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