モノ川

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モノ川
ベナンのグラン・ポポ(英語版)におけるモノ川の河口地域
ベナンのグラン・ポポ(英語版)におけるモノ川の河口地域
延長 467 km
平均流量 54 m3/s
(ベナンの旗 ベナン アティエメ(英語版) 1944年 - 1922年)
流域面積 25,000 km2
河口・合流先 ベニン湾
流域 トーゴの旗 トーゴ
ベナンの旗 ベナン
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トーゴ周辺とオティ川(英語版) (北) とモノ川 (南)の地図

モノ川(モノがわ)はトーゴ東部の主要な川である。

地理

長さは467 kmで、流域面積は25,000 m²である。モノ川はソコデの町やベナン国境を南に向かって流れていて、川の南側を河口に向かって伝うと、川はベナン・トーゴ国境(英語版)を形成している。モノ川は広範囲の汽水域やトーゴ湖(英語版)を含むラグーン、湖を通って、ベニン湾に注いでいる[1]。

経済

河口に最も近い部分のみが航行可能な水域となっている。より上流のほとんどのモノ川の流域は耕起され、とうもろこしやヤム、米、木綿、キャッサバの耕作が行われている[2]。

ダム建設

この川は河口から160キロメートル (km)のところで、ベナン・トーゴ両国の協力で1987年に完成したナンベトダムによってせき止められている。研究からダムからの経済的利益が報告されていて、その背景には観光と釣りが含まれる。しかし、ダムの建設によって7,600人から10,000人の人々が住居を移動させ、同研究はダムは季節間での流量のゆらぎを減らしたことで、実質的に河口でのラグーンの生態系を変えたことを示している。2番目のダム計画である、アジャララダムはナンベトダムと河口との間で1990年代に建設が提案された[3]が2017年に中国アフリカ開発基金(英語版)がダム計画の支援を了承するまで融資を受けられなかった[4]。ダム建設は、トーゴとベナンの電力のほとんどをガーナのアコソンボダムより現在輸入することが必要であるから、ベナンの国内発電容量を20から70%に増加させる政府の計画の一部である[5]。

自然

河口から約35 km上流に、6連の急流がある。この下では、川の流れが遅くなり、湿地の氾濫原の上を流れて、トーゴとベナン両国に連続した湿地帯を形成している。この地域では葦やスゲ、草がよく育ち、アフリカマナティー、ワニやカバが川に生息している[6][7]。

2017年にモノ川の河口はユネスコにモノ(フランス語版)越境生物圏保護区(フランス語版)にトーゴ・ベナン二国間で指定された。固有種と絶滅危惧種としてアカハラグエノン(英語版)、タイマイ、オサガメ、アオウミガメ、ヒメウミガメなどが生息している[7][8]。また、河口のカズザキヒルギ(英語版)、ブラックマングローブ(英語版)などのマングローブを含む下流部のトーゴ側もベナン側もラムサール条約登録地に指定されている[7][9][10]。

流量測定

河口から111 kmの距離に位置するベナンのアティエメ(英語版)で49年間流量を観察した(1944年 - 1992年)[11]。

アティエメでの平均流量はこの時期に、表面積21,575 km²、全流域の90%以上に対して54 m³/sの値を計測した。

モノ川の流れは非常に不規則である。低水位となる期間が長く、完全に川が枯渇する場合もある。2月から4月までに観測された平均流量は0 m³/sを示した。一方、洪水が頻発する月である9月の値は261 m³/sであり、季節的な不規則性が非常に大きいことを示している。49年間の観察期間において、月ごとの最小平均流量は0 m³/sで、最大平均流量は560 m³/sであった。 以下はモノ川における各月の平均流量である。

0.20.00.00.01.27.644.216926114219.91.9
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

脚注

  1. ↑ Philip's (1994). Atlas of the World. Reed International. p. 101. ISBN 0-540-05831-9
  2. ↑ “Mono River”. Encyclopædia Britannica. Encyclopædia Britannica. 21 November 2016閲覧。
  3. ↑ “Multinational: Nangbeto Hydroelectric Dam (Benin/Togo)”. African Development Bank Group (15 January 2014). 21 November 2016閲覧。
  4. ↑ Togo First, Togo: CAD Fund to support new development projects , Tuesday, 11 September 2018 19:08 , https://www.togofirst.com/en/investments/1109-1578-togo-cad-fund-to-support-new-development-projects
  5. ↑ Europa Publications (2014). Africa South of the Sahara 2014. Routledge. p. 112. ISBN 978-1-85743-698-3
  6. ↑ Hughes, R.H. (1992). A Directory of African Wetlands. IUCN. p. 443. ISBN 978-2-88032-949-5
  7. 1 2 3 “Zones Humides du Littoral du Togo | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2008年2月2日). 2023年4月2日閲覧。
  8. ↑ “Mono Transboundary Biosphere Reserve, Benin / Togo” (英語). UNESCO (2018年10月). 2023年1月24日閲覧。
  9. ↑ “Basse Vallée du Couffo, Lagune Côtiere, Chenal Aho, Lac Ahémé | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2019年10月16日). 2023年4月2日閲覧。
  10. ↑ “Reserve de faune de Togodo | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (1995年7月4日). 2023年4月2日閲覧。
  11. ↑ GRDC - Le Mono à Athiémé

参考文献

  • Adam, K.S (1991). Les impacts environnementaux du barrage du Nangbeto. Geo-Eco-Trop 13(1-4):103-112.
  • Thomas, Kevin (2002). Development projects and involuntary population displacement: The World Bank's attempt to correct past failures. Population Research and Policy Review 21(4):339-349.
  • Maurice Piraux (et Muriel Devey), « Rives du Mono », in Le Togo aujourd'hui, Éditions du Jaguar, Paris, 2010 (nouvelle éd.), p. 152-153 ISBN 978-2-86950-451-6
  • リチャード・ドグベ(英語版), Les eaux du Mono : poèmes, Éditions Lec-Vire, 1963, 56 p.
  • ブノワ・アンシューム(英語版), Agbétiko : terroir de la basse vallée du Mono (Sud-Togo), collection Atlas des structures agraires au sud du Sahara, Paris, ORSTOM, 1978.

座標: 北緯6度17分45秒 東経1度55分48秒 / 北緯6.2959度 東経1.9299度 / 6.2959; 1.9299