ラーバ川

ウィキペディアから、無料の百科事典
ラーバ川 / ラープ川
ハンガリーを流れるラーバ川
ハンガリーを流れるラーバ川
水系 ドナウ川
延長 298.2 km
平均流量 18 m3/s
流域面積 14,968 km2
水源 オーストリア・アルプス山脈
水源の標高 1,150 m
河口・合流先 ハンガリー、ジェール
流域 オーストリア、ハンガリー
テンプレートを表示

ラーバ川(ハンガリー語: Rába)は、オーストリア南東部とハンガリー西部の川。ドナウ川の支流である。ドイツ語名はラープ川(Raab)。

オーストリアのブルック・アン・デア・ムーアの数キロメートル東にあるホイボーデンヘーネの丘に源を発し、オーストリアのシュタイアーマルク州およびブルゲンラント州、ハンガリーのヴァシュ県およびジェール・モション・ショプロン県を流れる。全長は298.2キロメートルで、このうちおよそ100キロメートルがオーストリア国内になる。ハンガリー北西部のジェールでドナウ川の支流にそそぐ。川沿いの主要都市として、オーストリアのグライスドルフ(ドイツ語版)やフェルトバッハ(ドイツ語版)、ハンガリーのセントゴットハールド(ハンガリー語版)やケルメンド(ハンガリー語版)などが挙げられる。新生代初期には現在と反対の方向に流れていたが、ドイツ一帯の地盤が隆起したことから川の流れが反転した。

ラーバ川の平野部に暮らすラーバ・スロベニア人はハンガリー・スロベニア人(英語版)の一派で、ハンガリー・スロベニア人のうち最も西に分布している。そのラーバ平野はプレクムリェ地方にも含まれる[1]。中流部のオーストリア・ハンガリー国境からハンガリーのジェール・モション・ショプロン県までのラーバ川渓谷に氾濫原が広がり、その上に三日月湖、草地、河畔林、ヤナギ林、広葉樹林などが多い。土手(英語版)はヨーロッパハチクイ、カワセミ、ショウドウツバメなどの営巣地で、水域にはEudontomyzon mariae(英語版)、Zingel zingel(英語版)などの魚類や水生昆虫が生息している。2006年にラムサール条約登録地となった[2]。

脚注

  1. ↑ “Slovenians in Hungary”. Ministry of Foreign Affairs, Government of Slovenia. 11 February 2011閲覧。
  2. ↑ “Rába valley | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2017年3月8日). 2023年4月12日閲覧。