一瀬政太

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一瀬 政太
いちのせ まさた
生年月日 (1943-09-12) 1943年9月12日[1]
出生地 日本・長崎県東彼杵郡波佐見町[2]
没年月日 (2026-06-23) 2026年6月23日(82歳没)[3]
出身校 熊本県立済々黌高等学校[2]
前職 窯業[4]
称号 旭日中綬章(2023年秋)[5]
波佐見町名誉町民(2026年5月)[6]
正五位[7]
当選回数 6回
在任期間 1998年9月22日[1] - 2022年9月21日[8]
長崎県波佐見町議会議員
当選回数 1回
在任期間 1996年[9] - 1998年
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一瀬 政太(いちのせ まさた、1943年〈昭和18年〉9月12日[1] - 2026年〈令和8年〉6月23日[3])は、日本の政治家、実業家。波佐見町名誉町民[6]。

長崎県東彼杵郡波佐見町出身[2]。窯業、波佐見町議会議員を経て、波佐見町長を6期24年務め、長崎県町村会長や全国町村会副会長を歴任した[2][4]。

来歴

長崎県東彼杵郡波佐見町出身[2]。波佐見町の窯元・一龍の次男として生まれ[10]、弟は東京都新宿区の神楽坂商店街にある陶器店・陶柿園の2代目代表取締役である舘林順生[11]。野球好きであったことから高校は野球の強豪校である熊本県立済々黌高等学校に進学したものの、野球部の練習が苛烈で、野球部に入部した1年生が次々と退部し、入部当初は50人以上いた1年生が夏頃には一瀬含めて7人しか残っておらず、一瀬も退部を考えたが、九州大会までは在籍した[10]。その後、済々黌高校を卒業[2]。高校卒業後は、中学校3年生のときに父を亡くした中で県外の高校に進学した経緯があったため、大学進学は諦め、家業である窯業に携わり、一龍陶苑の専務を務めた[10]。

1996年(平成8年)10月20日、波佐見町議会議員選挙に立候補し、初当選[9]。

1998年(平成10年)9月13日、松尾常盤町長の任期満了に伴う波佐見町長選挙に立候補し、無所属新人で前町議会議員の中村與弘を破り初当選[12][13]。同年9月22日、波佐見町長に就任[12]。

※当日有権者数:1万1690[12]人 最終投票率:84.71[12]%(前回比:減少 6.64[12]pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
一瀬政太[12][13]55無所属新6,109票62.3%
中村與弘[13]50無所属新3,695票37.7%

2002年(平成14年)9月8日、自身の任期満了に伴う波佐見町長選挙に立候補し、無投票で2選[14]。

2006年(平成18年)9月10日、自身の任期満了に伴う波佐見町長選挙に立候補し、1998年の選挙と同様に中村との一騎打ちとなったが、再び中村を破り3選[15]。

※当日有権者数:1万2180[15]人 最終投票率:74.84[15]%(前回比:(無投票)[15]pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
一瀬政太[15]62無所属現5,170票57.3%
中村與弘[15]58無所属新3,856票42.7%

その後、2010年(平成22年)、2014年(平成26年)の波佐見町長選挙では無投票で再選[16][17]。

2018年(平成30年)9月9日、自身の任期満了に伴う波佐見町長選挙に立候補し、無所属新人で元町議会議員の藤川法男を破り6選[18][19]。

※当日有権者数:1万2243人 最終投票率:65.25[18]%(前回比:(無投票)[18]pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
一瀬政太[18]75無所属現4,143票52.3%
藤川法男[18]60無所属新3,777票47.7%

2022年(令和4年)6月7日、同年9月に予定される波佐見町長選挙への不出馬を表明し[2][20]、同年9月21日、任期満了に伴い退任[8]。退任後の2023年(令和5年)には自民党の金子容三の後援会会長に就任[21]。同年11月3日、旭日中綬章を受章[5]。

2026年(令和8年)5月31日、波佐見町名誉町民称号を授与[6]。同年6月23日、死去[3]。82歳没。死没日付で正五位に叙された[7]。通夜・葬儀は波佐見町内のはさみ慈恵会館で営まれた[22]。同年8月11日、波佐見町総合文化会館で町葬として一瀬のお別れの会が営まれ[23]、長崎県の平田研知事などが参列し、執行委員長を務めた前川芳徳町長は、会の中で「あなたの功績は波佐見町、長崎県、わが国の地方自治の振興・発展に大きな足跡を残しました」などと述べた[24]。

町政

行政改革

町長就任後、町の財政は危機的状況で、年間予算45億円に対して年間借金が82億円もあり、財政再建団体に適用される可能性が示唆される状況であったことから、町民に財政状況を公表し、翌平成11年度に今後10年間の数値目標などを盛り込む「財政構造改善計画」を策定したほか、人件費の削減、道路関係予算の縮小、民間委託の推進などの行政改革に取り組んだ[4][10][20]。こうした取り組みが功を奏し、職員数を118人から100人に減らした上で人件費を1億5000万円削減したほか、地域や団体などへの補助金を3年間で10%削減し、起債を公債費の60%以内とすることを厳守した結果、町の借金を82億円から68億円に減少し、基金を9億円から21億円に増額することに成功し、小学校の体育館などの施設整備を計画通りに遂行した[25]。

産業・観光振興

2006年(平成18年)の長崎県工業団地の誘致を契機に、2008年(平成20年)、長崎キヤノンの工場を誘致した[4][25]。2010年(平成22年)3月には波佐見町で生産されたカメラが出荷された[25]。

長崎キヤノンの誘致以降も企業誘致を推進し、競艇場外発売場や温泉施設の開設に努め、5期目からは企業誘致に並行して観光振興に力を入れ、登録有形文化財である旧波佐見町立中央小学校講堂を改修し、集客拠点化を図った[4]。

選挙歴

当落選挙執行日年齢政党得票数得票率定数得票順位
/候補者数
当 1996年波佐見町議会議員選挙 1996年10月20日 53 無所属 1215票 - 18 1/19
当 1998年波佐見町長選挙 1998年 9月13日 55 無所属 7499票 62.3% 1 1/2
当 2002年波佐見町長選挙 2002年 9月 8日 58 無所属 無投票 1 1
当 2006年波佐見町長選挙 2006年 9月10日 62 無所属 5170票 57.3% 1 1/2
当 2010年波佐見町長選挙 2010年 9月12日 67 無所属 無投票 1 1
当 2014年波佐見町長選挙 2014年 9月 7日 70 無所属 無投票 1 1
当 2018年波佐見町長選挙 2018年 9月 9日 74 無所属 4143票 52.3% 1 1/2

脚注

出典

  1. 1 2 3 “町村長名簿”. 長崎県町村会. 2022年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年6月30日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 “一瀬氏、7選不出馬 波佐見町長選”. 長崎新聞. 長崎新聞社. 2022年6月8日. 2026年6月30日閲覧.
  3. 1 2 3 “長崎・前波佐見町長の一瀬政太氏が死去”. 西日本新聞me. 西日本新聞社. 2026年6月24日. 2026年6月30日閲覧.
  4. 1 2 3 4 5 “一瀬政太・長崎県波佐見町長”. 時事ドットコム. 時事通信社. 2014年9月1日. 2016年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2026年6月30日閲覧.
  5. 1 2 “秋の叙勲 受章者の名簿”. 佐賀新聞電子版. 佐賀新聞社. 2023年11月3日. 2026年7月6日閲覧.
  6. 1 2 3 「名誉町民 故一瀬政太氏に心から哀悼の意を表します」(PDF)『広報はさみ』第761号、波佐見町企画情報課、2026年7月14日、11頁、2026年9月2日閲覧。
  7. 1 2 『官報』第1756号9頁 令和8年7月28日
  8. 1 2 「6期24年間お疲れ様でした」(PDF)『広報波佐見』第716号、波佐見町企画財政課、2022年10月14日、4頁、2026年6月30日閲覧。
  9. 1 2 「まちづくりを支える町民の代表決まる!町議会議員一般選挙結果」(PDF)『広報はさみ』第405号、波佐見町商工企画課、1996年11月14日、2-3頁、2026年6月30日閲覧。
  10. 1 2 3 4 「~賢一社長の人・時めぐり逢い紀行③〜」(PDF)『Hotel AZだより』、株式会社アメイズ福岡事務所、2022年4月、2026年6月30日閲覧。
  11. ↑ “第2回:神楽坂商店街の店主に聞く – 陶柿園の歴史と変化の重要性”. EDO KAGURA. 2026年6月30日閲覧。
  12. 1 2 3 4 5 6 「一瀬新町長誕生」(PDF)『広報波佐見』第428号、波佐見町総務課、1998年10月14日、2-3頁、2026年6月30日閲覧。
  13. 1 2 3 “波佐見町長選挙(1998年09月13日)”. 選挙ドットコム. イチニ. 2026年6月30日閲覧。
  14. ↑ “波佐見町長選挙(2002年09月08日)”. 選挙ドットコム. イチニ. 2026年6月30日閲覧。
  15. 1 2 3 4 5 6 “波佐見町長選挙(2006年09月10日)”. 選挙ドットコム. イチニ. 2026年6月30日閲覧。
  16. ↑ “波佐見町長選挙(2010年09月12日)”. 選挙ドットコム. イチニ. 2026年6月30日閲覧。
  17. ↑ “波佐見町長選挙(2014年09月07日)”. 選挙ドットコム. イチニ. 2026年6月30日閲覧。
  18. 1 2 3 4 5 “波佐見町長選挙(2018年09月09日)”. 選挙ドットコム. イチニ. 2026年6月30日閲覧。
  19. ↑ “現職の一瀬氏6選 長崎県波佐見町長選”. 西日本新聞me. 西日本新聞社. 2018年9月9日. 2018年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2026年6月30日閲覧.
  20. 1 2 “6期目の波佐見町長、次期町長選に不出馬表明 78歳「体力の衰え」”. 朝日新聞. 朝日新聞社. 2022年6月8日. 2026年7月6日閲覧.
  21. ↑ “次期衆院選の自民新長崎1、3区支部長 情勢調査が“当落”左右”. 長崎新聞. 長崎新聞社. 2023年6月17日. 2026年7月7日閲覧.
  22. ↑ “長崎県波佐見町の前町長 一瀬政太さん死去”. テレビ長崎. フジニュースネットワーク. 2026年6月23日. 2026年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2026年6月30日閲覧.
  23. ↑ “波佐見町長を6期24年務め6月に死去した一瀬政太氏、8月11日に町葬…波佐見焼の振興に尽力”. 読売新聞オンライン. 読売新聞東京本社. 2026年7月25日. 2026年9月2日閲覧.
  24. ↑ “一瀬政太前波佐見町長「お別れの会」 波佐見焼ブランド確立など町の発展に尽力”. 長崎放送. 2026年8月11日. 2026年9月2日閲覧.
  25. 1 2 3 “地域再生Leade's Voice:長崎・波佐見町長”. 東京財団 (2010年7月21日). 2026年7月6日閲覧。
公職
先代
松尾常盤
長崎県波佐見町長
1998年 - 2022年
次代
前川芳徳