2021年11月12日、首相官邸にて

中里 実(なかざと みのる、1954年〈昭和29年〉7月28日 - )は、日本の法学者、東京大学名誉教授、元政府税制調査会会長。租税法、財政法、法と経済学を専門とする。金融取引の国際課税についても詳しい[1]。

略歴

埼玉県出身。中学生の時に、税務署・全国納税貯蓄組合連合会の作文コンテストで表彰されたことをきっかけに、税制に興味を持つ[1]。埼玉県立浦和高等学校在学中の1972年に、AFSの交換プログラムでアメリカの高校に留学し、卒業後、1973年に帰国して、1974年に浦和高等学校を卒業して[2]、1978年に東京大学法学部卒業。大学では、法学部助手として、租税法の大家である金子宏に師事した[1]。一橋大学法学部助教授、1995年に東京大学大学院法学政治学研究科助教授等を経て、1997年より東京大学大学院法学政治学研究科教授。2004年8月より2005年3月まで、ハーバード・ロー・スクール (HLS) 客員教授。2020年3月、東京大学を定年退職し、西村高等法務研究所の理事に就任。

2000年、政府税制調査会の特別委員となる。2012年には、海外からインターネットで配信されるサービスへの消費税課税について検討する財務省の研究会の座長を務めた[3]。2013年6月から2024年1月まで政府税制調査会の会長を務めた。また、2012年10月より租税法学会理事長、2014年3月よりハーバード・ロースクール日本同窓会会長、2015年4月より関税等不服審査会会長も務めている。2017年4月、紫綬褒章を受章。

叙位・叙勲 

研究分野

主な研究分野は、租税法、財政法及び法と経済学。租税法、財政法の法制度について、経済学の手法を用いた分析を行うと同時に、金融取引の課税、国際課税の分野で研究を行っている。租税法の分野に法と経済学の方法論を導入した一人で、金融取引の課税理論を発展させている。 また、ハーバード・ロースクールのJ・マーク・ラムザイヤー教授と、かなりの数の著書・論文を共著で出版している。

著作

単著

編集

共著

共編

編集代表

共編著

監修

脚注

[脚注の使い方]
  1. 1 2 3 福岡幸太郎「旬の人 時の人 中里実氏」『日本経済新聞』 2013年7月2日付け朝刊、2面。
  2. ↑ 週刊税務通信平成26年12月1日号13頁。
  3. ↑ “海外からのネット配信課税で研究会 財務省”. 日本経済新聞. (2012年6月29日) 2013年7月6日閲覧。
  4. ↑ “平成29年春の褒章 受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2017年4月29日). 2023年5月9日閲覧。アーカイブ 2023年5月9日 - ウェイバックマシン
その他の役職
先代
内閣府法へ移行
政府税制調査会会長
初代:2013年 - 2024年
次代
翁百合
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