亀戸

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亀戸
町丁
亀戸駅・アトレ亀戸(2008年1月)
北緯35度41分51秒 東経139度49分35秒 / 北緯35.697561度 東経139.826256度 / 35.697561; 139.826256
国 日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 江東区
地域 城東地域
人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[1])
 人口 62,762 人
 世帯数 35,967 世帯
面積([2])
  2.517562156 km²
人口密度 24929.67 人/km²
郵便番号 136-0071[3]
市外局番 03(東京MA)[4]
ナンバープレート 江東
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東京都の旗 ウィキポータル 東京都
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亀戸(かめいど)は、東京都江東区の町名。現行行政地名は亀戸一丁目から亀戸九丁目。住居表示実施済区域。また、亀戸駅および亀戸水神駅を中心とする副都心[注 1]。

概要

江東区の北部エリアにあり、亀戸駅の北に、蔵前橋通り、南に、国道14号(京葉道路)が通っている。繁華街、オフィス街、商店街、住宅街と様々な雰囲気を持つ。

商業的には、旗艦型複合商業施設の「カメイドクロック」、駅ビルの「アトレ亀戸」を擁する一方、五ノ橋豊国通り商店会・亀戸十三間通り商店街・亀戸中央通り商店街・亀戸天神通り商店街・亀戸香取勝運商店街など多くの歴史ある商店街がそれぞれに多様な活況を呈している。

錦糸町と合わせて『錦糸町・亀戸副都心』の指定を東京都から受けているが横十間川を挟んで錦糸町は墨田区、亀戸は江東区に属している。地方自治の行政区分は2つの行政区内に連なる。鉄道はJR総武線・東武鉄道亀戸線が利用できる。

地理

東西南北を川に囲まれた地形である。東に江戸川区平井・西に墨田区太平・南に江東区大島・北に墨田区文花。

地価

住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、亀戸4-33-8の地点で49万6000円/m2、亀戸9-16-5の地点で56万8000円/m2となっている[5]。

公園

区立公園
  • 亀戸公園
  • 亀戸水上公園
  • 文泉公園
  • 亀戸駅前公園
  • 亀戸二丁目公園
  • 亀島公園
  • 亀戸三丁目公園
  • 亀戸四丁目ふれあい公園
  • 香取公園
  • 亀戸四丁目公園
  • 水神公園
  • 亀戸五丁目公園
  • 亀戸五丁目第二公園
  • 亀戸緑道公園
  • 亀戸南公園
  • 亀戸平岩公園
  • 亀戸平岩第二公園
  • 亀戸東公園
  • 亀戸七丁目北公園
  • 亀戸七丁目南公園
  • 亀戸七丁目西公園
  • 亀戸九丁目公園
  • 亀戸九丁目緑道公園
  • 亀戸運動公園
  • 竪川第一公園
都立公園

河川

歴史

歌川広重
工場地帯となった1920年代末頃の亀戸
エンゲルベルト・ケンペルの方広寺大仏(京の大仏)のスケッチ。寛文2年5月1日 (1662年6月16日) の寛文近江・若狭地震で銅造の方広寺大仏が損壊したので、木造で新しく造り替えられることになったが、取り壊された大仏の躯体の銅材は、亀戸にあった銭座に運び込まれ、寛永通宝(文銭)の鋳造に用いられたという(詳しくは新寛永(文銭)項目を参照)。

亀戸と書いて「かめいど」と読むのは難読地名で、元々は亀井戸と書いたことに由来する。元々の地名は「亀島」(または亀ヶ島、亀津島)で、その名の通り亀の形に似た島であったことによる。

古代の利根川の東京湾河口に土砂が堆積して島が作られた。その地点は利根川の河口付近の分流である当時の中川(現在の旧中川)と隅田川(現在の横十間川)の接近した東西両河口の間に当たる。現在の北十間川(これも当時の隅田川の分流の一つ)が陸側と島とを隔てていて、その流れの南岸の堆積が島となった(現在の亀戸香取神社付近)。

後に島の周辺に土砂が堆積して周りの島々と陸続きになり、亀島は亀村と呼ばれるようになった。これが、現在の亀戸三丁目附近にあった臥龍梅庭の井戸「亀ヶ井」と混同されて「亀井戸」と呼ばれるようになり、さらに「井」が取れて亀戸となった(亀津島の津(「つ」は古語で「の」の意)が「と」に変化したものとする説もある)。

亀戸村のうち、亀戸天神・天神橋周辺、北十間川南岸(境橋周辺)、および十間川東岸(日鐵NDタワー周辺)の各地の百姓商売屋は1664年(寛文4年)に取り立てられ、1697年(元禄10年)に町地となり、亀戸町・亀戸境町・亀戸清水町が成立した。この三町は正徳3年閏5月11日(1713年7月3日)に本所の町地が町奉行に移管された際に、町奉行と代官の両支配地となった。1872年(明治5年)に亀戸町以外は亀戸村に再び合併した。

1889年(明治22年)市制町村制施行が施行された際に横十間川以西が東京市、以東が南葛飾郡とされ、南葛飾郡内の各村も合併・再編された(「明治の大合併」)。それまでの亀戸村も、新設の各村((新)亀戸村、大島村、吾嬬村)、そして東京市深川区と本所区へ編入された。

大島村に編入された区域は大島村大字亀戸、吾嬬村に編入された区域は吾嬬村大字亀戸になり、「亀戸」の地名は残っていたが、大島町(1900年町制施行)は1915年(大正4年)に、吾嬬町(1912年町制施行)は1930年(昭和5年)にそれぞれ町内の大字と小字を改編して、大島町大字一~八丁目、吾嬬町大字東一・五丁目となったため、区域内における字としての亀戸の地名は消滅した。
また、東京市に編入された区域は、暫定的に深川区ならびに本所区内の「村」として残っていたが、1891年(明治24年)に近隣の町域に組み込まれた。すなわち深川区亀戸村字南江耕地が深川猿江裏町に、字大横川が深川東町に、字古石場が深川古石場町に、本所区亀戸村字水神西宅地(飛地)が押上町に、字矢場耕地が本所太平町一~二丁目・柳島町・本所錦糸町・本所柳原町一~二丁目に、字大横川が本所柳原町三丁目にそれぞれ編入された。

現在の亀戸はこの時に成立した(新)亀戸村の区域である。これには南葛飾郡(旧)亀戸村の大部分、深川出村、南本所出村、北本所出村の各一部(飛地)のほか、柳島村、小梅村、中之郷村、押上村の各一部、本所区亀戸町(上述の亀戸町)、本所松代町四丁目(もと深川松代町四丁目)、本所瓦町(もと南本所瓦町)、本所五ノ橋町(もと小梅五之橋町・中之郷五之橋町)の各全域が含まれた。

1910年(明治43年)8月の明治43年の大水害では一帯が水没。亀戸天神付近で水深8尺に達した[6]。

1945年(昭和20年)の東京大空襲で亀戸の大部分が焼失したが、旧中川沿いの亀戸九丁目の大部分は焼け残った。これを受け毎年8月15日に旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流しを開催している。

臥龍梅

江戸時代、江戸の東はずれに亀戸天神があり、ここから東は民家が切れ、田畑ばかりが広がっていた。亀戸天神から北東400メートル足らずの場所に臥龍梅があった。農家の梅であるが、享保九年に吉宗が隅田川辺への鷹狩の途次立ち寄って、世に知られた。創始の伊勢屋彦右衛門という人は本所に住む商人であったが、風雅を好んで別荘を造って、梅を楽しんでいた。梅は成長して奇木となって、龍が地面に臥すような形で四方に枝を伸ばした。地に着いた枝から根を生じ、そこから新しく枝を出すというように、周りに広がっていった。伊勢屋の子孫はここに住んで農業を営み、臥龍梅を育て続けた。吉宗が来て以来、臥龍梅は御用木となっていたのである。寛政4年(1792年)頃には、元の臥龍梅は枯死したが、枝から次々と根を出すので、二代、三代と臥龍梅がついていた。臥龍梅は、一本から分かれた梅だけであったものを、遊客が増えるにつれて、梅を数百本に増やし、茶屋を作って客をもてなすようになった。臥龍梅が梅屋敷へと発展したものである。

世帯数と人口

亀戸九丁目アパート

2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。

丁目世帯数人口
亀戸一丁目 3,333世帯 5,708人
亀戸二丁目 4,643世帯 7,221人
亀戸三丁目 4,784世帯 8,106人
亀戸四丁目 3,060世帯 4,554人
亀戸五丁目 3,585世帯 5,720人
亀戸六丁目 4,776世帯 8,062人
亀戸七丁目 5,599世帯 10,048人
亀戸八丁目 1,475世帯 2,442人
亀戸九丁目 4,712世帯 10,901人
計 35,967世帯 62,762人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
年 人口
1995年(平成7年)[7]
43,129
2000年(平成12年)[8]
43,971
2005年(平成17年)[9]
48,703
2010年(平成22年)[10]
54,165
2015年(平成27年)[11]
57,502
2020年(令和2年)[12]
60,963

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
年 世帯数
1995年(平成7年)[7]
17,998
2000年(平成12年)[8]
20,058
2005年(平成17年)[9]
23,207
2010年(平成22年)[10]
26,506
2015年(平成27年)[11]
29,834
2020年(令和2年)[12]
33,156

学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[13][14]。

丁目番地小学校中学校
亀戸一丁目全域江東区立第一亀戸小学校江東区立第三亀戸中学校
亀戸二丁目全域
亀戸三丁目1~46番
47〜62番江東区立香取小学校
亀戸四丁目全域江東区立第二亀戸中学校
亀戸五丁目全域江東区立水神小学校
亀戸六丁目1~31番
58~62番
江東区立第二亀戸小学校江東区立第三亀戸中学校
32〜57番
63番
江東区立亀戸中学校
亀戸七丁目1~8番
39~68番
9〜38番江東区立浅間竪川小学校
亀戸八丁目全域江東区立水神小学校江東区立第二亀戸中学校
亀戸九丁目全域江東区立浅間竪川小学校江東区立亀戸中学校

交通

鉄道

道路

事業所

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。

丁目事業所数従業員数
亀戸一丁目 353事業所 7,336人
亀戸二丁目 452事業所 6,703人
亀戸三丁目 306事業所 2,124人
亀戸四丁目 166事業所 1,514人
亀戸五丁目 414事業所 5,112人
亀戸六丁目 426事業所 4,623人
亀戸七丁目 223事業所 2,318人
亀戸八丁目 48事業所 338人
亀戸九丁目 165事業所 2,173人
計 2,553事業所 32,241人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
年 事業者数
2016年(平成28年)[16]
2,424
2021年(令和3年)[15]
2,553

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
年 従業員数
2016年(平成28年)[16]
29,401
2021年(令和3年)[15]
32,241

施設

商業施設

行政

図書館

  • 区立亀戸図書館

防犯・防災

スポーツ

宿泊施設

教育

小学校

  • 区立
    • 第一亀戸小学校
    • 第二亀戸小学校
    • 香取小学校
    • 水神小学校
    • 浅間竪川小学校

中学校

高等学校

専修学校

職業訓練

職業能力開発校

  • 公立
    • 東京都立城東職業能力開発センター(旧:東京都立亀戸技術専門校)

金融機関

銀行

信託銀行

信用金庫

労働金庫

信用組合

神社・寺院

神社

亀戸天神
  • 亀戸天神(東宰府)
  • 御嶽神社
  • 香取神社(旧亀戸村鎮守)
  • 天祖神社(旧柳島村鎮守)
  • 亀戸浅間神社
  • 水神社(亀戸水神)
  • 石井神社(おしゃもじ稲荷)
  • 梅屋敷伏見稲荷神社(三丁目。旧亀戸梅屋敷跡)
  • 稲荷神社(六丁目。平岩公園内)
  • 豊川稲荷(六丁目)

寺院

著名な出身者

名物

主な出来事

亀戸が舞台の作品

映画

テレビドラマ

小説

漫画

その他

日本郵便

脚注

注釈

  1. ↑ 西に隣接する墨田区錦糸町とともに錦糸町・亀戸副都心として指定。

出典

  1. 1 2 “住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別)  令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
  2. ↑ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2024年1月6日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. 1 2 “亀戸の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
  4. ↑ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ↑ “国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年11月2日閲覧。
  6. ↑ 日本治山治水協会『よみがえる国土 写真で見る治山事業100年の歩み(『写真集 明治の記憶 学習院所蔵写真』からの引用)』日本治山治水協会、2012年8月7日、28頁。ISBN 978-4-88965-219-2。
  7. 1 2 “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  8. 1 2 “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  9. 1 2 “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. 1 2 “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  11. 1 2 “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. 1 2 “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  13. ↑ “区立小学校の通学区域”. 江東区 (2023年4月1日). 2024年1月6日閲覧。
  14. ↑ “区立中学校の通学区域”. 江東区 (2023年4月1日). 2024年1月6日閲覧。
  15. 1 2 3 “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  16. 1 2 “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  17. ↑ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。

外部リンク