
休車(きゅうしゃ)とは、鉄道車両や自動車など、一般的に車両と呼ばれるものの本来の用途における使用(人や物を運搬することなど)を一時的に中止していること、またはその車両である。
廃車は車籍(登録)を抹消して車両自体を廃棄するのに対し、休車は車籍(登録)は抹消せず、使用のみを中止している状況をさす。整備点検・故障修理などの場合に多い。
廃車目的で休車する場合もあるが、車籍(登録)が抹消されたかどうかで廃車とは区別される。
日本国有鉄道(国鉄)時代は、一時的に使用を休止したのみで再使用を前提とした特別休車および第一種休車(一休)と、廃車を前提とした第二種休車(二休)があった。
いずれの休車も指定後に諸般の事情で解除される場合や、ある休車から別の休車に再指定される場合もある。ただし、第二種休車から指定解除されて再び使用されることはほとんどない。
事業者によっては休車という表現を用いず、独自の呼称を用いる事業者もある。

JRグループにおいては国鉄分割民営化(JR化)後は、処分が保留されているという意味で保留車(ほりゅうしゃ)という呼称に取って代わられた。国鉄時代のような第一種・第二種の区別はなく、廃車前提であるのか、再使用前提であるのかは、見かけ上判然としない。JR北海道キハ160形気動車は名目上、保留車となっていた時期があるが、実際には定期検査を施行し、稼働していたため、第一種休車に近い状態で扱われていた[4]。
東急電鉄では運用離脱した車両は緊急予備車もしくは休止車両としているが、両者には明確な違いがある。
緊急予備車は運用離脱後も稼働車両が事故等で使用不能になった車両と代替できるように運行可能状態としている車両である。このため、廃車や転用が決定するまでは緊急予備車としている。 休止車両は車種として定義できない車両を指している[5]。いずれにしても実態は旧国鉄の第二種休車に近いものである。
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