地口(じぐち)は、言葉遊びの一種で「洒落」とほぼ同じ意味を持つ。

概説

語呂合わせと同様に扱われるが、例えば円周率のπを「産医師異国に向こう」と憶えるような側面はこの地口にはなく、意味する範囲は語呂合わせより狭い。

落語においてもくすぐりとしてしばしば使われる。また、下げに持ってきて地口で話を締めることを地口落ちという。これは、話の最後の方で登場人物が何か言った言葉に駄洒落を返して終わるものである。どんな話にもつなげられる利便性があるが、反面安易であって取って付けたような終わり方になりやすいため、落ちの格としては低いものと見なされる。

初午祭に、行灯に地口とそれに合わせた絵を描いた「地口行灯」を飾る稲荷神社もある。

地口の例

浅草伝法院通りの地口行灯
千葉県香取市佐原船戸区の地口行灯

もじり

有名な文句をもじったもの。

韻

韻を踏むことによってリズムをつけるだけで、特に意味のないもの。

掛詞

掛詞の技法を使い、後に意味のない言葉をつなげたもの(国語学では「むだ口」という)。

脚注

  1. 1 2 映画「男はつらいよ」での的屋 寅さんのセリフ(啖呵売)で有名。
  2. ↑ 「悪いね」と「マレーネ・ディートリヒ」をかけたもの。小松政夫の持ちネタとして知られる。
  3. ↑ 林家木久扇は、笑点などで、「そうはいかないイカのきんたま」という(公式サイトでは回によって「イカのき…」や「イカのきんた…」とぼかした表現をする場合がある)。
  4. ↑ ただし、広徳寺は現在下谷から練馬区桜台に移転している。

関連項目

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