大江崇允
| おおえ たかまさ 大江 崇允 | |||||||||||||||
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| 生年月日 | 1981年1月6日(45歳) | ||||||||||||||
| 出生地 |
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| 職業 | 映画監督・脚本家 | ||||||||||||||
| ジャンル | 映画・テレビドラマ | ||||||||||||||
| 主な作品 | |||||||||||||||
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『適切な距離』 『ドライブ・マイ・カー』 『鯨の骨』 | |||||||||||||||
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大江 崇允(おおえ たかまさ、1981年1月6日[1] - )は、日本の映画監督、脚本家。大阪府池田市出身[2]。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻(当時:演劇・芸能専攻)卒業[3]。
濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』(2021年)の脚本を濱口と共同で執筆し、第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を共同受賞した[4]。同作では第45回日本アカデミー賞最優秀脚本賞などを受賞したほか、第94回アカデミー賞脚色賞、第75回英国アカデミー賞脚色賞にノミネートされた[5][6][7]。
経歴
近畿大学では当初商経学部に在籍していたが、映画制作への関心から文芸学部芸術学科の演劇・芸能専攻へ転部した。演出家の大橋也寸のもとで、フランスの演劇教育者ジャック・ルコックによる演技教育法「ルコック・システム」を学んだ[3][8]。2003年、在学中に「旧劇団スカイフィッシュ」を旗揚げし、作・演出・出演を手がけた。2004年に近畿大学文芸学部を卒業した[3]。
大学卒業後も舞台活動を続ける一方、戸田彬弘監督の『歩行する季節』で映画に初出演した。その後、2007年から映画制作集団「チーズfilm」に参加し、戸田監督の『花の袋』(2008年)で映画脚本を初めて手がけた[3][8]。2009年には『美しい術』で映画監督デビューし、同作でCINEDRIVE2010監督賞を受賞した[8]。
2011年に監督・脚本を務めた『適切な距離』は、第7回シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)で最高賞のシネアスト大阪市長賞を受賞した[8]。
2021年、濱口竜介が『ドライブ・マイ・カー』の映画化に際して演劇に詳しい脚本家を探していたことから、プロデューサーの山本晃久の紹介を受け、濱口との共同脚本に参加した[3]。撮影の前半では監督補も務め、演劇パートの制作にも携わった[1]。脚本は第74回カンヌ国際映画祭脚本賞をはじめ国内外で評価され、第94回アカデミー賞および第75回英国アカデミー賞の脚色賞にもノミネートされた[4][6][7]。
2023年には『鯨の骨』を監督・脚本。2024年には東京芸術大学大学院映像研究科の「OPEN THEATER 2024」で大江の特集上映が開催され、『適切な距離』と『鯨の骨』が上映された[9]。その後も映画やテレビドラマ、配信ドラマの脚本・演出を手がけている。
人物・作風
大学で演劇を学んだ経験について、大江は演劇教育を俳優になるための技術だけではなく「人間を学ぶ」時間であったと振り返っており、演劇を学ぶことと映画を制作することはいずれも自身の「人間を知りたい」という関心につながっていると述べている[3]。
脚本については、文章だけで完結するものではなく、俳優が実際に発語することによって成立するものと考えており、「俳優自身の体から出た言葉」と表現している。また、共同脚本では相手の仕事に対する敬意とコミュニケーションを重視し、一人では描ききれない世界へ到達できることをチーム・ライティングの可能性として挙げている[3]。
東京芸術大学大学院映像研究科は2024年の特集上映に際し、大江の監督作品について、日常を描きながら次第に観客を不思議な世界へ導き、映画というメディアそのものを再考させる力を持つと評した。また、その大胆な手法と演出力についても高く評価している[9]。
作品
映画・テレビドラマ等の主なクレジットは、映画データベースおよび各作品の公式情報による[10][11]。
長編映画
- 『花の袋』(2008年) - 脚本・企画プロデューサー
- 『美しい術』(2009年) - 監督・脚本[8]
- 『夕暮れ』(2010年) - エグゼクティブプロデューサー
- 『適切な距離』(2011年製作、2012年公開) - 監督・脚本
- 『アスリート〜俺が彼に溺れた日々〜』(2019年) - 監督
- 『ドライブ・マイ・カー』(2021年) - 脚本(濱口竜介と共同)・監督補
- 『鯨の骨』(2023年) - 監督・脚本
- 『チャチャ』(2024年) - 脚本協力
- 『雨の中の慾情』(2024年) - 脚本協力
- 『アフター・ザ・クエイク』(2025年) - 脚本
- 『白の花実』(2025年) - 脚本協力[2]
短編映画
- 『かくれんぼ』(2012年) - 監督[8]
オリジナルビデオ
- 『ほんとうにあった怖い話 第二十九夜』(2014年) - 監督・脚本[12]
- 『ほんとうにあった怖い話 第三十夜』(2014年) - 監督[13]
テレビドラマ・配信ドラマ
- 『君は放課後、宙を飛ぶ』(2018年) - 監督
- 『恋のツキ』(2018年、テレビ東京) - 脚本
- 『キン肉マン THE LOST LEGEND』(2021年、WOWOW) - 構成
- 『すべて忘れてしまうから』(2022年、Disney+) - 監督・脚本
- 『ガンニバル』シーズン1(2022年、Disney+) - 脚本
- 『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』(2023年、Disney+) - 脚本[14]
- 『七夕の国』(2024年、Disney+) - 脚本協力
- 『ガンニバル』シーズン2(2025年、Disney+) - 脚本
- 『地震のあとで』(2025年、NHK総合) - 脚本
企画
- 『ひな (パイロット・フィルム)』 - 長編アニメーション映画化に向けた脚本に参加。2023年の発表時点では約3分のパイロット・フィルムが完成し、製作パートナーおよび製作費を募りながら長編化を目指す企画とされている[15]
主な受賞・ノミネート
- 『美しい術』
- CINEDRIVE2010 監督賞[8]
- 『適切な距離』
- 第7回CO2 シネアスト大阪市長賞(グランプリ)[8]
- 『ドライブ・マイ・カー』
- 以下はいずれも濱口竜介との共同。
脚注
- 1 2 “原作:村上春樹×主演:西島秀俊×監督:濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』第74回カンヌ国際映画祭 脚本賞 受賞!日本映画の受賞はカンヌ史上初!”. カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社 (2021年7月18日). 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 “映画『白の花実』公式サイト”. BITTERS END. ビターズ・エンド. 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 “ドライブ・マイ・カー共同脚本・大江崇允さんインタビュー「演劇を学ぶのも、映画をつくるのも、人間を知りたいから」”. Kindai Picks. 近畿大学 (2022年7月21日). 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 3 “All the 74th Festival de Cannes Awards” (英語). Festival de Cannes (2021年7月17日). 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 “速報! 第45回 日本アカデミー賞 最優秀賞 受賞作品・受賞者 決定”. 日本アカデミー賞公式サイト (2022年3月11日). 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 3 “2022 Academy Awards” (英語). Oscars.org. Academy of Motion Picture Arts and Sciences. 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 3 “Film Awards - 2022 Results” (英語). BAFTA. 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 “第8回 フィルム・エキシビション in OSAKA”. シネアスト・オーガニゼーション大阪. 2026年9月4日閲覧。
- 1 2 “OPEN THEATER 2024『大江崇允特集』”. 東京藝術大学大学院映像研究科 (2024年11月1日). 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “大江崇允” (PDF). allcinema. スティングレイ. 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “大江崇允 : 関連作品(映画)”. 映画.com. 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “ほんとうにあった怖い話第二十九夜/2014年”. 株式会社パル企画. 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “ほんとうにあった怖い話 第三十夜”. BROADWAY ONLINE SHOP. 株式会社ブロードウェイ. 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』公式サイト”. Disney+. 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “岩井澤健治監督『ひな』パイロット・フィルムをカンヌ国際映画祭アヌシー・アニメーションショーケースにて上映” (PDF). 朝日放送グループホールディングス. ABCアニメーション (2023年4月27日). 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “Drive My Car, Rehana, Drover’s Wife winners at 14th Asia Pacific Screen Awards” (英語). Asia Pacific Screen Awards (2021年11月12日). 2026年9月4日閲覧。
- ↑ “「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!”. キネマ旬報WEB (2022年2月2日). 2026年9月4日閲覧。
外部リンク
- 大江崇允 (@takamasaoe) - X
- 大江崇允 - JFDB
- 大江崇允 - allcinema
- 大江崇允 - KINENOTE
- Takamasa Oe - IMDb(英語)