
宸翰(しんかん)は、天皇自筆の文書のこと。宸筆(しんぴつ)、親翰(しんかん)ともいう。鎌倉時代以降、室町時代までの宸翰の書風を特に宸翰様と呼ぶ。中世以前の天皇の真跡で現存するものは数が少なく、国宝や重要文化財に指定されているものが多い。
鎌倉時代末期の伏見天皇を筆頭に、能書家の天皇が多かったため、日本の書道史上重要な作品も多い。著名な能書帝には伏見の他、「三筆」の一人に数えられる嵯峨天皇、伏見と共に宸翰様を代表する後醍醐天皇(およびその父の後宇多天皇)、後柏原院流を開いた後柏原天皇(およびその息子の後奈良天皇)などがいる。
聖武天皇は奈良時代の能書として光明皇后とともに有名であり、聖武天皇の宸翰と伝えられる書には以下のものがある。

嵯峨天皇は、空海・橘逸勢とともに三筆と称される能書であり、嵯峨天皇の宸翰と伝えられる書には以下のものがある。
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