小山実稚恵
| 小山 実稚恵 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 生誕 | 1959年5月3日(67歳) |
| 出身地 |
|
| 学歴 | 東京芸術大学 |
| ジャンル | クラシック音楽 |
| 職業 | ピアニスト |
| 担当楽器 | ピアノ |
| 公式サイト | 小山実稚恵|アーティスト |
略歴
宮城県仙台市に生まれ、岩手県盛岡市で育つ。東京芸術大学卒、東京芸術大学大学院修了。
6歳からピアノを始める。吉田見知子、田村宏に師事[1]。海外への留学経験が一切なかったにも関わらず、チャイコフスキー国際コンクール(1982年)で第3位、ショパン国際ピアノコンクール(1985年)で第4位と立て続けに入賞。両コンクールに入賞した唯一の日本人ピアニストであり、世界的に見てもそのようなピアニストは10人といない。[2]
国際コンクールの審査員として、チャイコフスキー国際コンクール(1994年)、仙台国際音楽コンクール(2001年第1回〜2010年第4回)、ロン=ティボー国際コンクール(2004年)、ショパン国際ピアノコンクール(2010年)、ミュンヘン国際音楽コンクール(2014年)に参加している。
演奏内容の充実に加え、企画力・プログラミングにも定評がある。首都圏における主な連続演奏会には、バッハ・シリーズ(1999年〜2001年、全4回。フィリアホール)、ラフマニノフ&スクリャービン(2002年〜2003年、全6回。彩の国さいたま芸術劇場)、小山実稚恵の世界(2006年〜2017年、全24回。Bunkamuraオーチャードホール)、小山実稚恵の室内楽(2018年〜進行中。第一生命ホール)、ベートーヴェン そして…(2019年〜2021年、全6回。Bunkamuraオーチャードホール)、小山実稚恵サントリーホール・シリーズ(2022年〜進行中。サントリーホール)、 Étoile〜ピアノの星(2023年〜進行中。杉並公会堂)などがある。こうした意欲的なシリーズ公演のいずれもが、会場ホールの主催事業として開催されていることも画期的である。
協奏曲のソリストとしてオーケストラとの共演が非常に多く、演奏活動の半分以上がコンチェルトであると語っている。[3]
2015年から毎年夏に仙台市で開催されている体験型イベント「こどもの夢ひろば“ボレロ”」の企画立案者でありゼネラルプロデューサーを務める。
雑誌等に連載を持つこともしばしばで、それらのいくつかは連載終了後に書籍化されている。現在も連載中のものにエッセイ「ピアノと私」(モーストリークラシック誌、2014年〜)、対談「奏意工夫ー音楽と生きる日々」(音楽の友誌、2026年〜)がある。
受賞歴
- 1973年 - 全日本学生音楽コンクールピアノ部門 中学生の部第1位
- 1980年 - 日本音楽コンクールピアノ部門 第3位
- 1982年 - チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門 第3位
- 1985年 - ショパン国際ピアノコンクール 第4位(最後のコンクールとなったこの年をデビュー年としている)
- 1986年 - 第12回日本ショパン協会賞
- 1994年 - 飛騨古川音楽奨励賞
- 2005年 - 文化庁芸術祭音楽部門大賞
- 2005年 - 第7回ホテルオークラ音楽賞
- 2013年 - 第51回レコード・アカデミー賞
- 2013年 - 第43回 東燃ゼネラル音楽賞
- 2015年 - 第35回 NHK交響楽団「有馬賞」
- 2015年 - 文化庁芸術祭音楽部門優秀賞
- 2015年 - ミュージック・ペンクラブ音楽賞
- 2017年 - 第67回芸術選奨音楽部門文部科学大臣賞[4]
- 2017年 - 紫綬褒章[5]
- 2018年 - 大阪市市民表彰
ディスコグラフィ
- ショパンコンクール・ライヴ(録音:1985年ワルシャワ、ショパンコンクール本選と予選の演奏を収録。廃盤)
- 珠玉のショパン小品集 (1985年ワルシャワ、ショパンコンクール予選の演奏を収録。廃盤)
- ショパン:ピアノソナタ第3番他(1986年宮城、デビュー・アルバム)
- リスト:ピアノソナタ / ラフマニノフ:前奏曲集 (1987年宮城)
- アンコール(1988年宮城、廃盤)
- リスト&チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 (1990年ロンドン)
- ショパン:練習曲集 (1990年長野)
- シューマン:謝肉祭、クライスレリアーナ (1989年長野)
- ファリャ:恋は魔術師 〜スペイン・ピアノ名曲集 (1992年静岡)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲 (1992年ロンドン)
- ショパン名曲集 (1993年静岡)
- ラヴェル作品集 (1993年静岡)
- リスト作品集「ラ・カンパネッラ」 (1995年静岡)
- ラフマニノフ:「音の絵」 全曲(1996年静岡)
- 夜想曲 (1997年埼玉)
- リスト&ベルク:ピアノソナタ他 (1998年埼玉)
- ファンタジー (1999年神奈川)〈レコード芸術誌特選盤〉
- NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」 サウンドトラック(2000年、テーマ音楽に参加)
- ショパン:24の前奏曲、ピアノソナタ第2番他 (2000年静岡)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、ピアノソナタ第2番(2002年モスクワ)
- ベスト・アルバム (既出音源からのベストアルバム)
- スクリャービン:ピアノソナタ全集 (2002~2004年埼玉)〈レコード芸術誌特選盤〉
- ショパン:バラード全曲 (2005年埼玉)〈レコード芸術誌特選盤〉
- シューベルト:さすらい人幻想曲他 (2006年長野)〈レコード芸術誌特選盤〉
- 国民楽派ピアノセレクション (既出音源からのセレクション)
- アンコール+ (1988年の「アンコール」をベースに、既出音源を加えて再構成した小品集)
- 小山実稚恵・プレイズ・ラフマニノフ (既出音源からのセレクション)
- ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番 (2009年ワルシャワ)
- ラルゲット ~ショパン・アルバム (2010年新録音1曲を含むセレクション)
- ヴォカリーズ (2011年長野)〈レコード芸術誌特選盤〉
- シャコンヌ (2012年長野)〈レコード芸術誌特選盤〉第51回レコード・アカデミー賞
- シューベルト:即興曲集 (2015年長野)〈レコード芸術誌特選盤〉
- カンタービレ (既出音源からのベストアルバム)
- バッハ:ゴルトベルク変奏曲 (2017年長野)〈レコード芸術誌特選盤〉
- ベートーヴェン:「エリーゼのために」他(2019年東京、シングル盤)
- ベートーヴェン:ピアノソナタ第28番・第29番 (2020年長野)〈レコード芸術誌特選盤〉
- ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番・第31番・第32番 (2021年長野)〈レコード芸術誌特選盤〉
- モノローグ(2022年東京、自宅での録音)〈レコード芸術誌特選盤〉
- アルバム (2024年新録音3曲を含むベストアルバム)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(2025年東京、40周年記念公演ライブ)〈レコード芸術特選盤〉
- シューベルト:ピアノソナタ第19番・第20番・第21番(2026年長野)
著書
- 『小山実稚恵の世界』(ぴあ、2006年 ISBN 978-4835616308 )
- 『点と魂と スイートスポットを探して』(KADOKAWA、2017年、共著:梶山寿子 ISBN 978-4048929394 )
- 『ベートーヴェンとピアノ 傑作の森への道のり』(音楽之友社、2019年、共著:平野昭 ISBN 978-4276130579 )
- 『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ』(音楽之友社、2020年、共著:平野昭 ISBN 978-4276130586 )
外部リンク
- 小山実稚恵 - 所属レコード会社ソニー・ミュージックによるアーティストページ
- 小山実稚恵 Twitter (@michiekoyama) - X(旧Twitter)
- 小山実稚恵 facebook (KoyamaMichie) - Facebook
- ショパン国際ピアノコンクール 1985
脚注
- ↑ 吉澤ヴィルヘルム『ピアニストガイド』青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、73ページ、ISBN 4-7872-7208-X
- ↑ a_delp. “ショパンとチャイコフスキー両コンクール入賞のピアニスト一覧|藤田真央の「フレデリック・ショパン」を聴いて”. クラシック音楽とアート. 2026年7月22日閲覧。
- ↑ “小山実稚恵(ピアノ)& 大野和士(指揮)”. ぶらあぼONLINE | クラシック音楽情報ポータル. 2026年7月22日閲覧。
- ↑ “橋爪功、浦井健治、宮藤官九郎、庵野秀明ら各分野の実力派が受賞「平成28年度(第67回)芸術選奨」”. SPICE. イープラス (2017年3月14日). 2025年6月27日閲覧。
- ↑ “平成29年秋の褒章 受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2017年11月3日). 2023年5月9日閲覧。アーカイブ 2023年5月9日 - ウェイバックマシン