もっとも古くからある和語は「み」である。これに「おほ(大)」が加わった「おほみ」が摩滅して「おおん・おん・お」などが生じた。
「ご」は漢語「御」の呉音に由来する。「御」は本来「車を走らせる」という意味だったが、皇帝に関係する物事に「御」をつけることで敬意を表すようになった。日本ではより一般的な敬語として使われるようになった。本来の意味では漢音の「ぎょ」で読むのが普通である。例:「御苑」(ぎょえん)・「御名御璽」(ぎょめいぎょじ)・「太平御覧」(たいへいぎょらん)。
動詞の連用形に付く。ただしサ変動詞に対しては語幹(「する」を除いた形)に付く。
続く語によって敬語の意味が異なり、「になる」などを伴うと尊敬語、「する」などを伴うと謙譲語になる。例えば「作る」に対し「お作りになる」は尊敬語、「お作りする」は謙譲語である。
室町時代以降、接頭辞「お」が付いた女性名が広まった。原則として、仮名で2音の名に「お」を付け「お○○」(表記はさまざま)の形になる。
「於」「阿」と書かれることもあった。「阿」は本来は「お」とは読まないが、中国語で愛称を作る人名接頭辞「阿」に影響されたと見られている[1]。
なお、より古い時代の『太平記』に「御妻(おさい)」という呼び名が記録されているが、これは地位にちなんだ候名であり、特定の人物を指し示す名ではない[1]。
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