戦場のヴァルキュリア4
| ジャンル | アクティブ・SRPG |
|---|---|
| 対応機種 |
PlayStation 4 Microsoft Windows Nintendo Switch |
| 開発元 | メディア・ビジョン |
| 発売元 | セガゲームス |
| シリーズ | 戦場のヴァルキュリアシリーズ |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 |
PS4:2018年3月21日 Steam: 2018年9月25日 Switch: 2018年9月27日 |
『戦場のヴァルキュリア4』(せんじょうのヴァルキュリアフォー)は、セガゲームスより発売された戦場のヴァルキュリアシリーズの4作目。シミュレーションRPGにアクションゲームの要素を加えた戦闘システム「BLiTZ(ブリッツ)」を採用し、戦場における登場人物の人間関係を描く。
作中の時系列は『1』『3』と同じ征暦1935年で、「第二次ヨーロッパ大戦」を舞台とする。『1』『3』がガリア側を中心に描くのに対し、本作では連邦軍の動向を中心とし、「ノーザンクロス作戦」の経過が主人公クロードの手記を通して描かれる。第二次世界大戦の東部戦線を意識した設定で、雪原での戦闘が多く登場する。
2018年3月21日に日本でPlayStation 4版が、海外では9月25日にPS4版、Xbox One版、Nintendo Switch版とSteamにおいてWindows版が、9月27日に日本でNintendo Switch版が発売された[1]。
ゲームシステム
基本システム
ゲームは手記を読み進める章立てで、主人公クロードが率いるE小隊の活動を中心に進行する。メインシナリオは全18章。隊員ごとのサブシナリオを描く「断章」がある[2]。グラフィック表現「CANVAS(キャンバス)」では、輪郭線のずれや色のはみ出し、斜線による影、文字で表現される効果音などを用いて水彩画風の画面を構成している[3]。また、イージーモードが搭載され、戦闘中のセーブとロードにも対応する。
戦闘では従来のシリーズと同じくBLiTZ(ブリッツ)を採用し[4]、ターン制を基本としながら、自軍ユニットの行動中には敵兵士がリアルタイムで応射する。通常はプレイヤー側が先攻となるが、本作には後攻となるステージもある。出撃人数はミッションによって異なり、最大10人。部隊員は行動回数に応じて昇格し、伍長になるとリーダーに任命できる。
「訓練場」では戦績ポイントを消費して兵科を強化でき、一定のレベルに達すると猟兵へ昇格して兵科ごとの兵装を使用できる。「研究・開発」では戦車と歩兵装備を開発できる。「自室」では劇中の用語や人物紹介を閲覧できる[5]。
新要素
本作で初登場する「擲弾兵」は、榴弾による長距離攻撃を行う兵科で、山なりの弾道による範囲攻撃と敵ターン中の迎撃が可能である[6]。迎撃弾には命中した敵兵・敵戦車の移動速度を低下させる効果がある。一方で、移動力と防御力が低く、攻撃準備に時間を要するほか、弾数に制限があり、榴弾の性質上、対戦車兵への攻撃効果は低い。また、狙撃兵が上位兵科の「狙撃猟兵」になると、敵の行動ターンでも索敵・射程範囲内の敵を自動的に迎撃する。
エディンバラ海軍が極秘裏に建造した決戦用巡洋艦として「雪上巡洋艦」が登場する。同型艦は3隻建造され、クロードたちが乗艦するセンチュリオンは2番艦である。氷原を進むことを想定して砕氷用の巨大な衝角を艦首に備え、230mを超える艦体を持つ。陸上を航行できるのはビンランド合衆国から技術供与を受けた機関によるもので、その動力源にはヴァルキュリアの資質を持つ少女を機関中枢へ接続し、人工的にヴァルキュリアの力を引き出す仕組みが用いられている。アンジェリカが機関から離れた際にはメインエンジンが起動せず、サブエンジンのみで航行することになる。
センチュリオンからは「シップオーダー」を使用できる[6]。「レーダー」は一定範囲内にいる未発見の敵や視界から消えた敵をコマンドモード上に表示し、「艦砲射撃」は指定地点を砲撃して範囲内の敵にダメージを与える。「救護部隊」は出撃中の自軍歩兵ユニットのHPを回復し、瀕死状態のキャラクターがいる場合は負傷退避させる。「車輌応急修理」はミッション中に撤退した自軍の車輌ユニットを復帰させる[7]。
また、キャラクターが敵の攻撃で瀕死になった際に、最後の行動を選択できる場合があり、これを「ブレイブ」と呼ぶ[6]。自軍フェイズでは「立ち上がる」または「託す」を選択でき、「立ち上がる」では最後に1アクションを行った後に瀕死状態となる。「託す」では最も近い味方の能力を上昇させてCPを1回復し、その後に瀕死状態となる。敵軍フェイズでは、攻撃してきた敵に自動的に反撃した後に瀕死状態となる「反撃」が発生する。自軍フェイズではタイマーが表示され、時間内に選択しなかった場合は自動的に「託す」が選択される。死亡した場合はキャラクターごとに異なるアクセサリーを入手できる[8]。
戦場での仕掛けとして、従来の地雷や梯子のほか、本作では吹雪や雪崩が用意されている[9]。
あらすじ
舞台は架空のヨーロッパ大陸。1800年代には、皇帝を中心とする連合国家「東ヨーロッパ帝国連合」と、共和国国家の連合体「大西洋連邦機構」に大きく分かれていた。両陣営は鉱物資源「ラグナイト」をめぐって対立し、征暦1935年、帝国軍の侵攻によって「第二次ヨーロッパ大戦」が勃発する[10]。
ガリア公国ハーフェン出身で、エディンバラの士官学校を首席で卒業したクロード・ウォレスは、連邦軍第32機甲レンジャー大隊E小隊の隊長として参戦する。E小隊には幼なじみのダルクス人のラズ、狙撃兵のカイ・シュレン、士官学校時代の後輩のマイルズらが所属し、さらにクロードの幼なじみである技術士官のレイリィ・ミラーも加わる。連邦軍は帝都への大規模反攻作戦「ノーザンクロス作戦」を開始し、クロードは気象の予測を指揮に生かして進撃するが、帝国第502重戦車大隊を率いるクラウス・ヴォルツらの抵抗と早期の冬の到来によって作戦は瓦解する。敗走の中でF小隊も壊滅し、生存者はE小隊へ編入される。
海岸まで退いたE小隊は、エディンバラ海軍の雪上巡洋艦・センチュリオンに合流し、別計画として進められていた「キグナス作戦」によって海上から帝都を目指す。これに対し、帝国科学院技術開発局局長のハインリヒ・ベルガーは、ヴォルツ、強化兵士のニコラとキアラ、ヴァルキュリア人のクライマリアらを兵器実験部隊「ゼクス・オウル」に集め、センチュリオンの奪取を図る。艦内では、名前以外の記憶を失った少女アンジェリカが発見されるが、その正体はビンランド合衆国によって集められ、センチュリオンの動力源とされていたヴァルキュリア人だった。
物資補給のため立ち寄った街で、クロードたちは帝国軍作戦参謀のフォルセと遭遇する。フォルセの正体は、E小隊で「カイ」を名乗る狙撃兵のリナ・シュレンの実兄である本物のカイ・シュレンだった。フォルセは、連邦が少女たちを兵器として扱う「ヴァルキュリア狩り」を知って離反し、アンジェリカを解放するためベルガーの部下となっていた。一方のリナも兄の命令でE小隊に潜入していたが、仲間たちとの交流やラズの支えを通じて兄の手段に疑問を抱き、E小隊の一員として戦うことを選ぶ。
キグナス作戦が進む中、アンジェリカはセンチュリオンを守るため自ら動力炉へ戻り、クロードは重傷を負った艦長ローランド・モーガンから艦の指揮を引き継ぐ。E小隊と帝国側との戦いが続く一方、兵器として扱われてきたクライマリアは、自分を一人の人間として受け入れるヴォルツに次第に心を開いていく。
帝都を目前にしてセンチュリオンの進路が阻まれると、ラズは突破口を開くため帰還不能の強襲作戦に志願し、任務を果たした後に戦死する。その後フォルセはセンチュリオンへ侵入してアンジェリカを奪おうとするが、リナは兄を止めるため自らフォルセを撃つ。フォルセはクロードにアンジェリカを救うよう言い残して死亡する。
帝都へ到達したクロードは、センチュリオンに搭載された「A2爆弾」によって帝都を破壊する命令を受ける。この兵器はヴァルキュリアの力を利用するため、起爆すれば多数の帝国市民に加えてアンジェリカも犠牲になる。起爆を目前に連邦と帝国の停戦が発表され、クロードは作戦中止を決断する。
停戦後もベルガーはアンジェリカを利用しようとセンチュリオンの奪取を図るが、E小隊に阻止される。レイリィは艦内に残されたアンジェリカを救うため機関部へ入り重傷を負うものの、クロードに救出され、アンジェリカとともに生還する。ベルガーは最終的に死亡する。戦後、帝都破壊を実行しなかったクロードは軍を去り、レイリィとともにミラー商会の工場を再建する。二人はその後結婚し、リナはフォルセの遺志を継いでアンジェリカを匿い、身分を隠して暮らす。
登場人物
連邦軍
E小隊
- クロード・ウォレス
- 声 - 金本涼輔[11]
- 主人公。第32機甲レンジャー大隊E小隊隊長。階級は中尉で、キグナス作戦では大尉に昇進する。戦車長兼偵察兵。
- ガリア公国ハーフェン出身。エディンバラの士官学校を首席で卒業し、ミネルバとは同期。真面目で責任感が強く、幼少期は臆病だったことから「弱虫クロード」と呼ばれていた。幼なじみのレイリィやラズとは一時関係が悪化していたが、のちに信頼関係を取り戻す。
- 気象の変化を察知する感覚に優れ、周囲から「風のお告げ」と呼ばれる独自の天気予報を指揮に活用する。戦況判断にも優れる。
- レイリィ・ミラー
- 声 - 東山奈央[11]
- ヒロイン。エディンバラ軍技術少尉。技術士官兼擲弾兵。
- ガリア公国ハーフェン出身。クロードとは幼なじみ。父アルベルトが営んでいたミラー商会の工場がベルガー率いる帝国軍によって放火され、両親と妹を失ったことを契機にクロードと疎遠になった。その後はビンランド合衆国へ留学し、父の研究を引き継いでラグナイト工学に携わる。
- 帰国後は技術提供の実績を評価され、士官学校を経ずに技術少尉[注 1]となる。ラグナイト圧縮を専門とし、砲兵顧問として擲弾兵を務めるほか、センチュリオンでは機関士も兼務する。機関長のアンドレやアンジェリカとも親しい。
- ラズ
- 声 - 中井和哉[11]
- E小隊分隊長・軍曹。突撃兵。ダルクス人。
- ガリア公国ハーフェン出身。粗野で短気な一面があるが仲間思いで、突撃兵として高い身体能力を持つ。ダルクス人として差別を受けてきたが、それを意に介さない性格。
- クロードとは幼なじみで、過去には殴り合いの喧嘩をしたこともあるが、現在は強い信頼関係にある。リナにも幼少期から好意を抱いており、彼女がスパイとして葛藤する中でも支え続ける。
- カイ・シュレン[注 2]
- 声 - 坂本真綾[11]
- E小隊分隊長・曹長。狙撃兵。
- ガリア公国ハーフェン出身。元はハーフェンの自警団に所属し、優れた狙撃能力から「一弾一殺(ワンショット・キラー)」の二つ名を持つ。寡黙でぶっきらぼうな性格だが、ラズとは互いに信頼する戦友でもある。
- 本名は「リナ・シュレン」。帝国軍作戦参謀フォルセこと本物のカイ・シュレンの実妹で、兄の命令を受けて「カイ」を名乗りE小隊へ潜入した。E小隊での経験を通じて仲間との結びつきを強め、兄の方針とは異なる道を選ぶようになる。
- マイルズ・アーベック
- 声 - 岡本寛志
- 戦車操縦士・軍曹。
- クロードの士官学校時代からの後輩で、彼を慕っている。戦車操縦に優れ、教練の模擬戦でも実績を残している。
- 停戦後はクロードとともにミラー商会の工場再建を手伝う。
- ダン・ベントレー
- 声 - 江川央生
- 装甲車車長・軍曹。
- 戦車や装甲車に詳しく、装甲車キャクタス号の車長を務める。口数は少ないが、他の兵士に助言するなど周囲から信頼されている。
- 敵を倒すよりも味方を生かす戦いをしたいということから装甲車の操縦士を志願、人であれ物資であれ運ぶからには必ず目的地まで無事に送り届けるという信念を固く守っている。
- カレン・スチュアート
- 声 - 斉藤佑圭
- 衛生兵・伍長。
- 大家族の長女で、家計を助けるために志願して衛生兵となった。医大への進学を希望していた。
- 軍医セルジオの指導を受け、衛生兵として技能を身につけている。
- 国際法違反である衛生兵殺しが発生した戦場で狙撃され負傷するも、他の負傷者のために応急手当のみで再び果敢に戦場に飛び出した。
- ラグナロック
- 声 - 深川和征
- 衛生犬・特別戦闘支援兵。
- 愛称はラグナ。元野良犬で、従軍中に保護された後、負傷者の救助を担う隊員となった。
- 負傷者の救助に従事し、E小隊の一員として行動する。アンジェリカとも親しく、彼女が目覚めてからは護衛としてそばに付く。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』は、ザイガにエサをもらえなかったラグナがエサを求めて外出してしまう事から始まる。
- 兵卒
- E小隊の一般兵。戦闘を重ねることで昇格し、各隊員を掘り下げる「隊員断章」が用意されている。
- カルト・ブラックウェル
- 声 - 阿座上洋平
- 偵察兵。
- エリーンの兄で、ローランに憧れ、彼を心配して後を追う形で入隊した。実戦では勇敢に行動し、ローランからも信頼されている。停戦後はエリーンとともに花屋を営む。
- ローラン・マクラウド
- 声 - 坂井易直
- 対戦車兵。
- 正義感が強く、当初は帝国を一面的に敵視していたが、幼なじみのカルトや実戦経験を通じて考えを改めていく。停戦後は故郷の村に自警団を設立し、団長を務める。
- エリーン・ブラックウェル
- 声 - 下地紫野
- 支援兵。
- カルトの妹。幼少期は気弱だったが、兄を守ろうとする中で成長し、現在も兄を強く気にかけている。E小隊でも周囲から頼られており、停戦後はカルトとともに花屋を営む。
- ゴドウィン
- 声 - 高塚正也
- 偵察兵。
- ダルクス人。戦場の火事場泥棒。戦場で死体から盗んだ金品を換金して生活していた。その素行の悪さから軍に捕まり、半ば強制的に入隊させられる。戦災孤児で身寄りもなく、他人を一切信用していないが、同じ境遇のニコとの出会いで少しずつ考えを改め始めた。被差別民族であるダルクス人の彼が生きるには死体漁り以外に方法がなく、自然と鑑定眼を身につけさせた。停戦後は老舗宝石商の鑑定士として働く。
- ロゼッタ・ヴァレリアーノ
- 声 - 岡本寛志
- 偵察兵。
- 本名はロゼット。女装しており、それを偏見にとらわれないという意思表示としている。ダルクス人差別の撤廃を願い、友人の死を契機に戦いへ身を投じた。ゴドウィンにニコを引き合わせた人物でもある。停戦後は対話を広めるため酒場を経営する。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』では、隊員たちをまとめる役割を担う。
- ニコ・エーメリー
- 声 - 津田美波
- 偵察兵。
- 貧しい家庭に生まれ、幼少期に教会へ預けられた孤児。人を信じる姿勢を崩さず、その考えは他者を信用しなかったゴドウィンにも影響を与える。戦場で人々を助けるため入隊し、停戦後は戦争被災者の救済活動に従事する。
- アラディン・バラード
- 声 - 新井良平
- 狙撃兵。
- 帝国兵に元恋人を殺された経験から、女性を守るために戦う。愛銃には元恋人の名を付けている。口数の少ないレオンハルトと周囲をつなぐ役割も担う。
- レオンハルト・ストラウク
- 声 - 岡本寛志
- 狙撃兵。
- 名家の出身で、厳しい英才教育を受ける一方、母親代わりの乳母から他者への配慮を学んだ。ガリアの狙撃訓練学校を首席で卒業し、E小隊入隊後も訓練を続けている。その姿勢はネージュにも影響を与えた。入隊の目的は行方不明となった乳母と、その息子を捜すことであり、再会後は二人をストラウク家へ迎え入れる。
- ネージュ・ルプルトン
- 声 - 和多田美咲
- 狙撃兵。
- 自信を持てない性格で、帝国侵攻を避けてエディンバラへ移住した後、故郷を取り戻そうとする同郷の仲間に誘われて軍へ入隊した。狙撃訓練では好成績を収める一方、実戦では緊張により能力を発揮できないことがある。レオンハルトが継続して訓練していることを知ったことを契機に、自身も仲間を守るため戦うようになる。戦後は同郷の男性と結婚する。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』のメンバー。「吹雪の魔女」と行動をともにする白狼・フェンリル相手にも怯まず立ち向かう勇気を見せた。
- サイモン・ベイル
- 声 - 千葉俊哉
- 突撃兵。
- 粗暴で単独行動が目立つが、クロードが企画した更生プログラムを通じて行動を改める。停戦後はかつての仲間とロックバンドを結成する。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』のメンバー。
- ヴィオラ・ブライス
- 声 - 斉藤佑圭
- 突撃兵。
- 強さを重視する性格で、帝国軍に母を殺された後、軍人の父から戦闘訓練を受けて育った。自分より弱い者の命令に従わず、命令違反を繰り返していたが、更生プログラムを通じて仲間との協力を受け入れるようになる。停戦後は女性レスラーとして活動する。
- エメ・ミストラル
- 声 - れいみ
- 突撃兵。
- 傭兵や賞金稼ぎを生業とし、報酬を優先して単独行動を取ることが多い。貧しい家庭の出身で、闘病中の母へ仕送りを続けている。停戦後は母の療養のため田舎へ移住する。
- スチルショッツ
- 声 - ボルケーノ太田
- 擲弾兵。
- 本名は「ベン・スミス」で、スチルショッツは「鉄屑」を意味するあだ名。長年の戦闘で負傷を重ね、身体の多くを義肢に置き換えている。かつては死に場所を求めて各地の戦場を渡り歩いていたが、ルフやマリーとの交流を経て、仲間を守ることを目的に戦うようになる。
- フルーレ・ヴァロワ
- 声 - 祖山桃子
- 突撃兵。
- 幼少期から剣術を学び、騎士道精神を重んじる。フェンシングにも優れていたが、当初は銃を卑怯な武器と考えて射撃訓練を拒んでいた。メーベルやレベッカらとの交流を通じて考えを改め、銃も扱うようになる。
- メーベル・ドレイク
- 声 - 小松由佳
- 狙撃兵。
- 代々軍人を輩出する家系の出身で、幼少期から軍人としての教育を受けた。任務遂行を優先する一方、フルーレが批判された際には彼女を擁護している。停戦後も軍に残り、士官を目指す。
- レベッカ・ロングハースト
- 声 - 小松由佳
- 支援兵。
- 必要以上にラグナエイドを消費しない方針を取る支援兵。過去の戦闘でラグナエイドを使い切り、多数の仲間を救えなかった経験が背景にある。フルーレらに過去を打ち明けた後は態度にも変化が見られ、停戦後は病院で看護師として働く。
- ザイガ
- 声 - 坂井易直
- 突撃兵
- ダルクス人で、ラズと同じハーフェン出身。ラズを慕い自ら弟分を名乗るが、ガートルードから依存を指摘されたことを契機に、ヴァンティの指導を受けて自立を目指す。停戦後も軍に残る。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』では、ラグナへの給餌を忘れたことが隊員たちの無断外出の発端となる。帰還後は、その事情について他の隊員をかばう。
- ヴァンティ・フィオーレ
- 声 - 川庄美雪
- 突撃兵。
- 元特殊部隊員。任務で所属部隊が全滅し、自身だけが生還した経験から退役した後、過去を忘れるため常時飲酒するようになった。ザイガらとの交流を通じて過去と向き合い、飲酒をやめる。
- ガートルード・オルブライト
- 声 - 庄司宇芽香
- 対戦車兵。
- 大貴族の出身で、当初は相手を出自や身分で判断し、特にダルクス人に差別的な態度を取る。ヴァンティやザイガとの交流を通じて自身の考えを見直し、身分にかかわらず人々に接するべきだと考えるようになる。負傷した友軍を逃がすため自ら囮になる場面もあり、戦後は人種差別反対運動に関心を示す。
- ミレニア・ハドスン
- 声 - 祖山桃子
- 偵察兵。
- 軍に入る前は看護師をしており、応急処置の技能を持つ。行方不明となった軍人の夫を捜すため入隊するが、夫の死亡を知らされた後に部隊を離脱し、リタとブリトニーに救出される。以後は生き残ることを決意し、停戦後は亡き夫と出会った地へ移り住む。
- ブリトニー・スカーレット
- 声 - れいみ
- 対戦車兵。
- 娘ベッキーを持つ母親で、娘が安全に暮らせる社会を望んで志願した。前夫とは家庭内暴力を理由に離婚している。隊員から相談を受けることが多く、ミレニアが単独行動を取った際には命令に反して救出へ向かう。停戦後は除隊し、娘と暮らす。
- リタ・レイウォーター
- 声 - 大空直美
- 支援兵。
- 明るく社交的な性格で、ブリトニーやミレニアと親しい。ミレニアの亡夫への思いに触れ、他者との関係について考えを深めていく。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』のメンバー。何があっても全員口を割らないという誓いを立てた。
- スコット・オールディス
- 声 - 深川和征
- 突撃兵。
- 口数が少なく、命令に忠実な兵士。連邦軍入隊希望者の送迎バスに誤って乗ったことをきっかけに入隊した。損得を考えず仲間を助けようとする行動が、アズサの考え方にも影響を与える。停戦後も軍に残る。
- ノリド・サーリネン
- 声 - 蟹江俊介
- 狙撃兵。
- 自然を守るため軍に志願した。北方の自然の中で育ち、幼少期に狼に助けられた経験を持つ。軍への帰属意識は強くなく、任務から離れようとするアズサの脱走を手助けしたこともある。この行動はアズサが自らの生き方を考える契機となる。停戦後は故郷の森へ戻る。
- アズサ・ツキカゲ
- 声 - 庄司宇芽香
- 偵察兵。
- 遥か東の国の出身で、連邦の内情を探るため派遣されたスパイ。諜報や暗殺を担う一族に生まれ、宗家の命令で任務に従事しているが、自由な生き方を望んでいる。ノリドとスコットの協力で一度は脱走を試みるものの、最終的には仲間を残して去ることをやめ、E小隊に残る。嗅覚に優れ、捜索任務でもその能力を生かす。停戦後は本国と合衆国の関係悪化により帰国する。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』のメンバー。ラグナの行方が分からなくなった時、捜索の方向を決めたのは彼女の人並み外れた嗅覚である。ロゼッタとともにメンバーを引っ張る活躍が描かれる。
- オラール・アビントン
- 声 - 千葉俊哉
- 支援兵。
- 戦車に関する知識が豊富で、車種や装備を識別できる。実家は戦車部品も製造する機械部品工場で、それを契機に戦車整備へ関心を持つようになった。整備に時間をかけすぎることもあるが、修理技能はダンから評価されている。停戦後は実家の工場へ戻り、戦車に関する知識を経営再建に生かす。
- ライアン・フォード
- 声 - 江川央生
- 突撃兵。
- 各地の戦場で活動してきた傭兵。幼少期から傭兵だった父に弾薬運搬や敵兵への攻撃を命じられていた。無口で他者との交流は少ない。停戦後も別の軍で活動したが、のちに消息不明となる。
- カイゲル・ホーマン
- 声 - ボルケーノ太田
- 対戦車兵。
- 元ガリア軍人で、新兵の指導経験を持つ。兵士の生存を重視し、自身の身体能力の低下を経験と技術で補っている。ライアンとは同じく戦歴の長い兵士だが、指導的な態度を煙たがられることもある。今回の前線勤務を最後に、再び新兵教育を担当する。
- スタンレー・バークレー
- 声 - 蟹江俊介
- 突撃兵。
- ビンランド合衆国出身。周囲を笑わせようとする言動が多く、戦場でも隊員を明るくすることを重視している。フェリエとの交流を通じて、彼女が他者と関わる契機を作る。停戦後は芸能活動を始める。
- フェリエ・ブランシェール
- 声 - 國府田マリ子
- 突撃兵。
- 鉄仮面で素顔を隠し、他者との交流を避ける傾向がある。大貴族の父と愛人の間に生まれ、母に容姿が似ていたため、父から関係を隠す目的で仮面を着用するよう命じられた。スタンレーらとの交流を通じて仮面を外して生きることを決意し、停戦後は実母と再会して二人で暮らす。
- ジェニー・メルトリクス
- 声 - 浅野真澄
- 対戦車兵。
- 高い腕力を持ち、鍛錬の場として軍を選んだ。フェリエの鍵付きの鉄仮面を外したのも彼女の腕力である。既婚者で、停戦後は主婦となる一方、鍛錬を続けている。
- ハンナ・キャロル
- 声 - 川庄美雪
- 対戦車兵。
- 一兵士として戦いながらセンチュリオンの食堂の調理も担当する。ヤーシュが隠していた負傷に気づくなど周囲にも注意を払う。計算を用いて擲弾を命中させるヤーシュの戦闘を見たことから数学を学ぶようになり、交流を重ねた後にヤーシュと結婚する。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』のメンバー。持ち前の前向きな明るさで皆を叱咤する。
- ヤーシュ・アラト
- 声 - 宮坂俊蔵
- 擲弾兵。
- 元数学教師で、物事を計算によって捉える傾向がある。負傷を周囲に伝えず戦闘を続けることもある。イーファへの好意を契機に感情面にも関心を持つようになり、その後ハンナに数学を教える中で親交を深め、結婚する。
- イーファ
- 声 - 元吉有希子
- 擲弾兵。
- ダルクス人。婚約者の護衛任務を通じて知り合い、その後結婚している。ヤーシュから好意を寄せられるが、その思いには応えず、婚約者との関係を続ける。
- リリィ・アシュリー
- 声 - 津田美波
- 突撃兵。
- 周囲で不運な出来事が相次ぐ人物として扱われており、自身もその傾向に関心を持って入隊した。オーディンやジミーと親しく、オーディンを本名の「トーマス」で呼ぶ。停戦後は不運を予測する占い師として活動する。
- オーディン
- 声 - 新井良平
- 偵察兵。
- 本名は『トーマス・ケビン』。部隊では「戦の神オーディン」と名乗り、空想上の設定に沿って振る舞う。両親の勧めで軍に入隊し、当初は戦闘を恐れる場面もあるが、リリィとジミーを救助するなど、仲間との交流を通じて行動に変化が見られる。停戦後は故郷へ戻り、実家の農作業を手伝う。
- ジミー・フランク
- 声 - 深川和征
- 対戦車兵。
- 面倒見のよいベテラン兵士。危険な状況でもたびたび生還しており、リリィやオーディンと行動した作戦でも被弾しながら停戦まで生き抜く。
- ジェスター・ムーニー
- 声 - 宮坂俊蔵
- 偵察兵。
- 楽天家で、ギャンブルによる多額の借金を抱えている。テレサは彼を改心させようとして芝居を打つ。停戦後は人脈を生かして映画プロデューサーとなる。
- テレサ・リーチ
- 声 - 藤井ゆきよ
- 偵察兵。
- 医師を志望する学生で、医療知識と手術技術を持つ。人体の内部に強い関心を示す一方、ジェスターのギャンブルをやめさせるため芝居を打つなど、仲間を気遣う行動も取る。停戦後は軍の医療機関で医師として働く。
- コナー・ドハティ
- 声 - 阿座上洋平
- 擲弾兵。
- 小説家志望で、戦争を題材とするノンフィクション作品を執筆している。取材のため危険な任務にも参加し、目的のために過激な行動を取ることがある。停戦後はE小隊での経験を基に戦場小説を発表する。
- 追加断章『隊長不在のE小隊』では、日頃の情報収集を基に、遭遇した戦車部隊がヴォルツ率いるアオスブルフであることを早期に見抜く。
F小隊
- ミネルバ・ウィクトル
- 声 - 早見沙織[11]
- 第32機甲レンジャー大隊第2中隊副隊長兼F小隊隊長・中尉。戦車長兼偵察兵。
- エディンバラ陸軍士官学校でクロードと同期で、次席で卒業した。首席だったクロードを強くライバル視している。高級将校の父を持ち、騎士道精神を重視する生真面目な人物で、F小隊からの信頼も厚い。一方でクロードに関わると感情的になりやすく、副官のクリステルになだめられることもある。
- F小隊壊滅後は生存した隊員とともにE小隊へ編入され、雪上巡洋艦の護衛部隊ではクロードを指揮官に推薦する。戦後も軍に残り、F小隊の再建を進める。
- ロナルド・オールビー
- 声 - 谷昌樹
- 戦車長・少尉。
- ミネルバの陸軍士官学校時代の後輩で部下。彼女を信頼する一方、クロードに関わると感情的になる点には批判的である。F小隊壊滅後はE小隊と距離を置くが、戦死者を弔うカイゲルやライアンの行動に触れ、協力するようになる。
- ロナルドの駆る戦車・グローリー号は武装を変更できる。
- クリステル・ウォード
- 声 - 斉藤佑圭
- 偵察兵・伍長。
- ミネルバの部下で、右腕にあたる存在。社交的で、ミネルバへの強い忠誠心を持つ。E小隊とは補給物資をめぐって対立することもあった。F小隊が帝国軍に包囲された際、ミネルバを守るため戦い、戦死する。
海軍
- ローランド・モーガン
- 声 - 池水通洋[7]
- キグナス艦隊雪上巡洋艦センチュリオン艦長・大佐。
- 温厚な人物で、クルーから信頼を受けている。アンドレとは同期。かつて艦橋を離れていた際の奇襲で艦と多くの部下を失った経験から、以後は艦橋を離れない方針を取る。戦後は海軍大学校の教官として後進の育成にあたる。
- ブライアン・ハドック
- 声 - 桐本拓哉[7]
- センチュリオン航海長・中尉。
- 艦内では副艦長に相当する職務を担う。モーガンに影響を受けて海軍へ志願し、最初の任務から彼の指揮下で勤務してきた。海軍を重視する考えから当初はクロードと対立するが、次第にその指揮能力を認める。
- マリー・ベネット
- 声 - 牛田裕子[7]
- センチュリオン通信士・曹長。
- 前線経験の長いベテラン軍人で、通信士になる前はスチルショッツと同じ部隊に所属していた。センチュリオンでは訓練時の指導も担当し、クルーから信頼されている。婚約者を戦争で亡くした過去を持つ。
- ルフ
- 声 - 下地紫野[7]
- センチュリオン測的手兼擲弾兵・軍曹。ダルクス人。
- 海軍の訓練校を飛び級で卒業し、最新機器の扱いに長ける。訓練校時代の教官の影響で厳しい口調を用いるため、他のクルーとの交流が少ないが、マリーとは親しい。スチルショッツと共同で任務にあたった後は他者への接し方にも変化が見られる。軍人としての訓練も受けており、奪われたセンチュリオンの奪還作戦に志願する。
- アンドレ・デュノア
- 声 - 青森伸[12]
- センチュリオン機関長・大尉。
- 海軍に30年以上在籍する機関士で、モーガンとは旧知の関係にある。厳格な指導で機関室を統率し、かつてはモーガンを諫める役割も担っていた。センチュリオンに強い愛着を持ち、機関士としてのレイリィの能力も評価している。
- セルジオ・マスキュラー
- 声 - 高塚正也[12]
- センチュリオン軍医中尉。
- 高い腕力を持つ軍医。元小児科医で、保護したアンジェリカにも配慮して接する。治療には厳格で、E小隊の能力も評価している。
- アンジェリカ・ファーナビー
- 声 - 佐倉綾音[11]
- センチュリオンの機関室で、名前以外の記憶を失った状態で発見された少女。船内ではE小隊やクルーと親しくなり、特にレイリィを慕う。
- 正体は、センチュリオンの動力炉へヴァルキュリアの力を供給するために組み込まれていたヴァルキュリア人。高い適性を持つことからビンランド合衆国の「ヴァルキュリア狩り」の対象となり、家族の生活のため自ら志願していた。
帝国
- ハインリヒ・ベルガー
- 声 - 速水奨[11]
- 帝国科学院技術開発局局長。兵器実験部隊「ゼクス・オウル」主管。
- 徹底した合理主義者で、他者を目的達成のための手段として扱う。かつて帝国に併合された国の貴族で、研究を進めるため帝国科学院で実績を重ね、皇帝からも信頼を得ている。
- レイリィの父アルベルトとは旧知の関係で、その研究技術を奪ってラグナイト爆縮技術を発展させた。ヴァルキュリアの力を利用した次世代エネルギーの研究を進め、センチュリオンにも強い関心を示す。
- フォルセ
- 声 - 石川界人[11]
- 帝国軍作戦参謀・特務大尉。ベルガーからも能力を評価され、ヴォルツの参謀役を務める。
- 本名は「カイ・シュレン」で、リナの実兄。クロードらとともにハーフェンで育ち、かつては連邦軍E小隊に所属していた。少女たちを兵器として利用する「ヴァルキュリア狩り」を目の当たりにして連邦から離反し、自身を救ったアンジェリカを解放するためベルガーの部下となる。離反時の負傷により杖を使用している。
- アンジェリカの救出を優先するあまり手段を選ばなくなり、妹のリナにもE小隊への潜入を命じている。
- クライマリア・レヴィン
- 声 - ゆかな[11]
- 特務大尉。連邦軍から「吹雪の魔女」と呼ばれるヴァルキュリア人で、狼のフェンリルを伴う。高結晶化したラグナイトを用いて巨大な氷塊を放つ。
- 他のヴァルキュリア戦士[注 3]に劣等感を抱き、他者を遠ざける一方、自分を必要とする存在を求めている。
- セルベリアとは研究所時代の同期で、大戦の2年前に「特殊能力調査試験」と称する実戦訓練を行った。攻撃出力はセルベリアを上回る一方、力の制御が不安定で、セルベリアから「最強にして最弱のヴァルキュリア」と評される。ゼクス・オウルではヴォルツと行動をともにし、一人の人間として接する彼に次第に心を開く。停戦後もシュヴァルツグラードでヴォルツ、フェンリルとともに暮らしている。
- フェンリル
- 声 - 千葉俊哉
- クライマリアと行動をともにする狼。
- クライマリアに忠実で、彼女を守る行動を取る。アンジェリカやラグナロックには警戒を解き、交流するようになる。
- クラウス・ヴォルツ
- 声 - 東地宏樹[11]
- 帝国第502重戦車大隊隊長・中佐。高速駆逐重戦車ヴルカンを駆り、帝国軍独立愚連隊「アオスブルフ」を率いる。
- 豪快な性格で戦いを好み、ジークヴァル会戦で自身を破ったE小隊を「運命の女(ファム・ファタール)」と呼んで好敵手と認める。有力貴族の落胤で、幼少期に母を亡くした後は下町で育った。
- ともに戦う者を立場にかかわらず仲間とみなす考えを持ち、ベルガーとの取引でゼクス・オウルに加わった後もクライマリアを一人の人間として扱う。やがて彼女と互いに支え合う関係となる。
- ニコラ・グレフ
- 声 - 大空直美
- ゼクス・オウル特殊隊員・特務少尉。
- 幼少期にキアラとともにベルガーに引き取られた強化兵士。他者を精神的に追い詰める行動を取る。ベルガーによる度重なる「調整」で高い戦闘能力と強い忠誠心を与えられているが、精神面は不安定である。
- キアラ・ロジーノ
- 声 - 藤井ゆきよ
- ゼクス・オウル特殊隊員・特務少尉。
- 幼少期にニコラとともにベルガーに引き取られた強化兵士。荒っぽい性格で、ベルガーに見捨てられることを強く恐れている。ニコラと同様、「調整」によって高い戦闘能力を与えられている。
第1作から第3作で登場したキャラクター
- ウェルキン・ギュンター (Welkin Gunther)
- 『4』ではDLC「第7小隊との共同戦線」にて登場。連邦及びE小隊との合同演習と帝国軍迎撃に参加し、別れの際には互いに再会を誓った。
- アリシア・メルキオット / アリシア・ギュンター (Alicia Melchiott / Alicia Gunther)
- 『4』ではDLC「第7小隊との共同戦線」にて登場し、E小隊の面々に手作りのパンを振る舞った。
- イサラ・ギュンター (Isara Gunther)
- 『4』ではDLC「第7小隊との共同戦線」にて登場。レイリィに技術面で助言し、別れの際に煙幕弾の設計図を手渡した。また、マイルズに好意を寄せられていた。
- ロージー (Rosie)
- 『4』ではDLC「第7小隊との共同戦線」にて登場。ラズとは互いに反目するが、最終的に互いの実力を認めた。
- ラルゴ・ポッテル (Largo Potter)
- 『4』ではDLC「第7小隊との共同戦線」にて登場。
- イーディ・ネルソン (Edy Nelson)
- 『4』では追加ミッションDLC「先行特別作戦」に登場する。
- マクシミリアン (Maximilian)
- 『4』では直接登場せず名前や存在が語られるのみ。
- セルベリア・ブレス (Selvaria Bles)
- 『4』では追加断章「ふたりのヴァルキュリア」に中佐として登場する。クライマリアとは同じ研究所の出身で、ベルガーの命令により「特殊能力調査試験」と称する実戦訓練を行う。クライマリアの攻撃出力を自身より高く評価する一方、力を制御できない点から「最強にして最弱のヴァルキュリア」と評した。ベルガーにはクライマリアを処分せず実戦訓練へ移行させるよう進言し、生き続けるよう助言する。
- ジャン・タウンゼント (Jean Townshend)
- 『4』ではDLC「第7小隊との共同戦線」に登場。ガリア義勇軍との合同演習をE小隊に命じたほか、ランドグリーズでの追加任務を命じるが、クロードはこれを辞退する。
- クレメンティア・フェルスター (Clementia Förster)
- 『4』では直接登場せず、名前が会話や博覧などで挙げられている。
主題歌
- 「Light Up My Life」
- 歌 - 倉木麻衣
開発
本作でチーフディレクターを務めた山下浩平は、『戦場のヴァルキュリア3』発売後から次作の企画書を書き続けていたものの、企画はなかなか承認されなかったと述べている。その後、ゲーム市場の中心がスマートフォン向けへ移行する中で半ば断念しかけていたが、第1作『戦場のヴァルキュリア』のリマスター版が海外で発売され、出荷予測が好調との知らせを受けて企画書を再提出し、本作の開発プロジェクトが発足した[13]。開発プロジェクトは2016年初頭に発足した[13]。2018年2月24日には秋葉原UDXギャラリーネクストで先行体験会が開催され、プロデューサーの三神桂とディレクターの山下が登壇した[14]。
山下はシリーズ内での位置づけについて、『戦場のヴァルキュリア2』と『戦場のヴァルキュリア3』ではPlayStation Portable向けであることから若い年齢層を意識し、物語をやや軽いものとしてアニメ調の要素を多くしたと説明している。一方、本作では据置機へ戻ったことから作品の雰囲気を第1作に回帰させ、戦争とともにあった若者たちの青春を描く方針とした[13]。 映像表現「CANVAS」について山下は、PlayStation 4の性能を単純な高密度化ではなく、影や接地感などCANVAS独自の表現の発展に用いたと説明し、三神は携帯機では十分なCANVAS表現が難しかったと述べている[14]。新兵科の「擲弾兵」について山下は、第1作の開発時の不具合から着想を得て、爆発や砲撃による迎撃の導入を検討していたが、開発終盤であったため見送られており、本作では砲撃支援と兵科間の連携によってシミュレーション性を深める目的で実装したと説明した[14]。また、本作のモチーフの一つとして第二次世界大戦の東部戦線を挙げ、厳しい環境でも前進するという作品のテーマを表現するため、雪の舞台を採用したとしている[14]。
これまでのシリーズと同様、キャラクターデザインは本庄雷太、音楽は崎元仁が担当した[15]。多様なキャラクターを登場させるため、開発チームだけでなく部署全体からアイデアを募り、200から300の案が集められた。その中から鉄仮面を着けたキャラクターの案などが採用された[14]。
プロモーションとして「序盤体験版」が配信され、PlayStation 4版は2018年2月26日[14]、Nintendo Switch版は同年9月13日からニンテンドーeショップで配信された[15]。Nintendo Switch版には販売店別の予約特典も用意された[16]。
ダウンロードコンテンツは、初回購入特典と限定版『戦場のヴァルキュリア4 10thアニバーサリー メモリアルパック』の特典に加え、一般配信された4本を合わせて計6本が用意された[17]。
評価
ファミ通のクロスレビューでは、40点満点中35点となり、プラチナ殿堂入りした[18]。レビューでは、乱舞吉田が「CANVAS」と「BLiTZ」の表現・システム面の向上や人間ドラマ、戦場のスケールを評価し、ジゴロ☆芦田はグラフィックの質とシナリオのボリューム増加を評価した。梅園ウララは第1作への原点回帰や隊員ごとの物語、ミッションの多様性を、ローリング内沢は戦略とアクションを組み合わせたゲームシステムや新兵科の擲弾兵を評価している[19]。
ファミ通に寄稿した本田ベンツは、本作をこれまでのシリーズの集大成とも評し、従来作よりドラマ部分が厚くなり、人間関係がより細かく描かれていると述べた。また、中心人物以外を扱うエピソードによって、それらの人物にも愛着が湧くとしている[20]。電撃オンラインに寄稿したキャナ☆メンは、物語の展開が速く人物の心理描写も細かい一方、笑って一息つける場面も配置されており、テンポよく楽しめると評価した[21]。バトルについては、第1作を大幅にブラッシュアップした感覚に近く、『2』『3』のシステムも形を変えて取り入れられていることから、「シリーズの集大成」のような印象を受けたとも述べている。また「BLiTZ」について、複雑な要素を整理しながら自由度を広げたものと評価し、プレイ後には公式サイトの「シリーズ最高傑作」という表現に同意する結論に至ったと述べている[21]。
脚注
注釈
出典
- ↑ “『戦場のヴァルキュリア4』Switch版が9月27日に発売決定! 『戦場のヴァルキュリア for Nintendo Switch』も同日配信”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年6月21日). 2018年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月16日閲覧。
- ↑ “極寒の地での戦いは、熱い友情の物語だった。 『戦場のヴァルキュリア4』ゲーム情報第7弾を公開!”. セガ (2018年3月14日). 2025年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “極寒の地での戦いは、熱い友情の物語だった。 『戦場のヴァルキュリア4』の世界観やバトルシステムを公開!”. セガ (2017年12月20日). 2025年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “発売記念カウントダウン! ゼロからわかる『戦場のヴァルキュリア4』(2/2)”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年3月18日). 2019年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “極寒の地での戦いは、熱い友情の物語だった。 『戦場のヴァルキュリア4』ゲーム情報第6弾を公開!”. セガ (2018年3月14日). 2025年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 3 “発売直前カウントダウン第2回 『戦場のヴァルキュリア4』の新要素”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年3月20日). 2019年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “極寒の地での戦いは、熱い友情の物語だった。『戦場のヴァルキュリア4』ゲーム情報第5弾を公開!”. セガ (2018年2月14日). 2025年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “『戦場のヴァルキュリア4』の醍醐味! リアルな戦争を体験できるバトルをレポート!!【特集第3回/電撃PS】”. PlayStation.Blog 日本語. Sony Interactive Entertainment. 2025年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “『戦場のヴァルキュリア4』ステージ紹介映像が公開、バリエーション豊かなギミックが満載”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年3月16日). 2019年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “発売記念カウントダウン! ゼロからわかる『戦場のヴァルキュリア4』(1/2)”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年3月18日). 2019年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 “戦場のヴァルキュリア4”. セガ. 2025年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 “あの戦争こそが、僕たちの青春だった。『戦場のヴァルキュリア4』の物語序盤を紹介! 体験版も配信中!!”. PlayStation.Blog 日本語. Sony Interactive Entertainment. 2025年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 3 山下浩平(インタビュアー:原孝則)「今年10周年の「戦場のヴァルキュリア」シリーズをディレクター・山下浩平さんが振り返る「土嚢の間から戦場を垣間見てほしい」」『CREATIVE VILLAGE』、クリーク・アンド・リバー社、2018年8月3日。オリジナルの2022年12月3日時点におけるアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 “引き継ぎ可能な『戦場のヴァルキュリア4』PS4版体験版が26日配信。擲弾兵や兵科バランス、DLCについて質問”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage (2018年2月24日). 2018年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 “Nintendo Switch版『戦場のヴァルキュリア4』 、製品版へのセーブデータ引き継ぎが可能な“序盤体験版”を9月13日より配信”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年9月6日). 2018年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “Switch版『戦場のヴァルキュリア4』販売店別予約特典の全デザインを公開”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年7月25日). 2020年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “発売記念! 『戦場のヴァルキュリア4』DLC総まとめ! イーディ役の鹿野優以さんも登場!!”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年3月22日). 2019年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “戦場のヴァルキュリア4 まとめ [PS4]”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage. 2018年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “戦場のヴァルキュリア4 レビュー・評価・感想 (PS4)”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage. 2019年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- ↑ “やり逃している人はぜひ! 『戦場のヴァルキュリア4』プレイインプレッション”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2018年4月10日). 2019年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
- 1 2 “『戦場のヴァルキュリア4』はシリーズ最高傑作だ。丁寧な人間ドラマの描写とBLiTZの正統進化”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage (2018年3月19日). 2018年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月14日閲覧。
外部リンク
- 戦場のヴァルキュリア4 公式サイト
- 戦場のヴァルキュリア4 (@val4_PR) - X(旧Twitter)