
抱き枕(だきまくら)とは、寝具の一種である。「枕」の一種とされるが、一般的には抱くようにして使用する大型のものを指すが、最近では頭の下に敷くものと抱くもの両方が一体になったものがある。
抱き枕を使用する際は、多くの場合は別に通常の頭の下に用いる枕を併用する。ただし、中には頭の下に敷く枕と兼用できるよう、十分な長さと柔軟性を持つものもあり、折り曲げて使用することもある。
中国における「竹夫人」など、様々な名称・形態で、東アジアには古くから見られる。今日の日本でよく見られるものでは筒状の布袋に綿やスポンジなどの弾力ある素材を詰めたものがある一方、竹籠のように中空の筒状になっているものも見られる。
これらは、仰臥(あお向け)姿勢で使うことはほとんどなく、横向きになって足をもたれさせて使用する。これにより、下側になる足に上の足の重量がかかりにくいようにして寝ることができ、横向き姿勢での安定感を向上させることができる。腕も同様に体の前面に突き出す形になるので、腕が体に圧迫されないようにできる。
抱き枕を使うと、寒い地方では横向き姿勢でできる腹側の隙間を埋めることで暖かく寝ることができ、暑い地方では中空の抱き枕を利用することで、掛け布団と寝床の間に空気の通り道ができ、放熱が促されて涼しく快適に寝ることができる。
日本ではロフテー株式会社が発売した抱き枕が元祖と言われている。


幼児・児童向けには古くから「抱きぐるみ」と呼ばれる大型のぬいぐるみも存在しており、こちらは玩具店や寝具店などで広く販売されている。枕同様に、愛用の抱きぐるみを持つ人も見られる。
アニメ・ゲームキャラクターをプリントした商品(または抱き枕カバー)も専門ショップなどで販売されている。他にもアイドルの写真や、AV女優の裸の写真などがプリントされているものも存在する。電気で温まる抱き枕もある[1]。
抱き枕には、目的などによりいくつかの形状がある。
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