


拳(こぶし)とは、5本の指を折り曲げ、握った状態の手のことである[1]。握り拳(にぎりこぶし)、拳骨(げんこつ)も同義。
拳の握り方には、先に親指以外の4指を折り曲げ、親指を添えるようにして握り込む方法と、逆に、親指を内側にして4指を握り込む方法とがある。
いずれにせよ、五指を握り根で一つの塊にしたものを拳と言い、殴打のためにこれが使われる。格闘などの際にこうする理由としては、二つの面がある。
握り拳による殴打(パンチ)は単なる暴力手段から格闘の為の技術として洋の東西を問わず用いられてきた。長い歴史の中でそれらは様々な速度、範囲を持つに至っている。 それらの拳技によって最大限の効果を得るためにパンチは基本的に全身運動を用いて――即ち、足を踏み込み、身体を捻転させ、腕を伸長させる事によって放たれる。
一方でパンチは自身の拳を傷めてしまう事もあるため、伝統派空手など一部の拳術・格闘技では拳を強化する訓練に取り組んでおり、ボクシングなどの格闘技では拳を保護するためにバンデージやボクシンググローブの着用を行う。
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拳は硬くまとめることの出来る部位ではあるが、弱点は多い。指関節、手首関節など関わる関節が多いのは、これを打撃に用いた場合、一方ではクッションとして働くことで打撃力を弱め、他方でそこに衝撃を受けることで怪我を負う危険がある。また、その部分の皮膚は骨より弱いので裂けるなどの怪我を負いやすい。そのため、この部位を用いる武術では鍛えることでこれを避け、あるいは防具で保護する。
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拳はしばしば左翼運動や抗議運動などのシンボルとして使用される。1960年代のアメリカ合衆国では人種差別に抗議するアフリカ系アメリカ人が拳を掲げて抗議を表すブラックパワー・サリュート運動が起こった[2]。
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