松原快

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松原 快
阪神タイガース #123
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 富山県黒部市
生年月日 (1999-08-24) 1999年8月24日(25歳)
身長
体重
180 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2023年 育成選手ドラフト1位
年俸 300万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

松原 快(まつばら かい、1999年8月24日 - )は、富山県黒部市出身のプロ野球選手(投手・育成選手)。右投右打。阪神タイガース所属。

経歴

プロ入り前

小学校3年生で野球を始め、黒部市立宇奈月中学校時代は富山東部ボーイズで捕手としてプレー。強豪の富山第一高等学校へ進学したが、チームになじめず1年の12月に退部。中学時代から熱心に誘ってくれた森崎直樹監督が指揮する高朋高等学校へ2年から転入し、投手に転向[2]。高野連の規定で1年間は公式戦に出場できない中、球速が当初の130km/hから141km/hまで伸び[3]、投手と一塁手を兼任した3年夏は富山大会決勝で敗れ甲子園には届かなかった。

高校卒業後は野球を辞め消防士を目指すつもりだったが、クラブチーム[注 1]のロキテクノベースボールクラブ[注 2]の投手兼任コーチの元阪神・藤田太陽から「プロを目指してやらないか」と声をかけられ入団[2]。3年目の2020年、藤田の助言を受けオーバースローからサイドスローに転向した[4]。フォーム変更の結果、制球が良くなり球速も148km/hまで伸びたが、社業との両立もあり好不調の差が激しく伸び悩み、「大学を出たつもりで」と4年目終了後に退部した[4]。

独立富山時代

2022年、NPBからの指名を目指し地元の富山GRNサンダーバーズ(当時は日本海オセアンリーグ所属)に入団。1年目はNPB4球団から調査書が届いたが指名漏れした[5]。チームが日本海リーグ所属となった2023年からは登録名を「快」に変更し、投手コーチの元阪神・西村憲の指導を受け、中継ぎで5勝0敗、防御率0.89、最速156km/hを記録するなど結果を残した[6][5]。個人タイトルは獲得できなかったものの(勝利数で2位)[7]、リーグのシーズンMVPに選出された[8]。また、阪神二軍や中日二軍などのNPB球団との交流戦にも6試合に登板し、計9回を投げ被安打0、12奪三振、自責点0に抑えた[2]。

同年10月26日に行われたドラフト会議で阪神タイガースから育成1位指名を受け[9]、支度金300万円、年俸300万円(いずれも金額は推定)で仮契約を結んだ[10]。背番号は123[11]。

阪神時代

2024年は二軍で33試合に登板し、0勝1敗、防御率4.31[12]。

選手としての特徴

右横手からダイナミックなフォームでキレのある球を投げ込む[13]。球種は最速156km/hのストレートと、スライダー、シンカー[2]。

人物

小学生の時に、富山第一高校で捕手として活躍した選手が近所に住み家族ぐるみの付き合いをしていたことから球児に憧れ、憧れの選手が捕手だったことから当時から「キャッチャーで富山第一に入って甲子園に行く」ことが目標で、「ピッチャーなんてしたいと思わなかった」という[2]。

念願の富山第一に入学し1年春からベンチ入りしたがキャッチングやブロッキングなどに課題があり、右足甲を疲労骨折し夏はベンチに入れず出場機会を求め外野手にも挑戦したが環境になじめず退部。転校後、高朋の森崎監督から「おまえはキャッチャーよりピッチャーだ」と言われ投手に転向した[2]。3年時にロキテクノ富山への入団を決意し森崎に伝えた際、「そうか。じゃあ、連絡しておくわ」と喜んでくれたが、その翌日に森崎は53歳の若さで急逝。「監督の教え子の中で最後に進路の面倒を見てもらった。野球をやめられない」と恩師への想いを語っている[3]。

「快い人間になれ」という意味で「快」と名付けられた[6]。2つ下の妹、7つ下の弟がおり、小学4年時から母に女手ひとつで育てられた[2]。妹は福井工大福井女子サッカー部で全日本高校女子サッカー選手権に出場、弟は富山・不二越工野球部に所属した[14]。

高校3年時に招待試合で東海大相模と対戦した際、のちに阪神でチームメイトになる1学年下の森下翔太と1打席対戦し遊飛に打ち取っている[2]。

元サンダーバーズの投手でトレーナーの萩原淳由が経営する大阪府羽曳野市のジム「Rebirth」でトレーニングを受け、同じく同ジムに大学時代から通う巨人・大勢らと合同自主トレを行っている[5]。

詳細情報

独立リーグでの投手成績

日本海リーグの出典は一球速報.com(ターム1から3の合計)[15]、日本海オセアンリーグの出典はリーグ旧公式サイトのウェブアーカイブ[16]。

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2022 富山 36-0--151-.16718441.032-21-85511024214.611.29
2023 26000050001.00012330.117011-43450330.890.92
NOL:1年 36-0--151-.16718441.032-21-85511024214.611.29
NBL:1年 26000040001.00012330.117011-43450330.890.92
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

  • 20(2022年 - 2023年)
  • 123(2024年[11] - )

登録名

  • 松原 快(まつばら かい、2022年、2024年 - )
  • 快(かい、2023年)

脚注

注釈

  1. ↑ 所属4年目(2021年)に企業チームに登録変更。
  2. ↑ 所属3年目(2020年)にロキテクノ富山にチーム名変更。

出典

  1. ↑ 「阪神 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月13日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 土井麻由実「阪神タイガース育成1位・松原快(富山TB)の夢は石井大智、湯浅京己、椎葉剛らとの独立リーガーリレー!」『Yahoo!ニュース』2023年11月17日。2023年11月25日閲覧。
  3. 1 2 「【ROOKIES 猛虎ファイル】育成1位・松原 投手への道導いてくれた亡き恩師の思い背負う」『スポーツニッポン』2023年12月27日。2025年2月26日閲覧。
  4. 1 2 土井麻由実「富山TBのドラフト候補「松松コンビ」150キロのスリークォーター・松原快は元阪神・藤田太陽の愛弟子」『Yahoo!ニュース』2022年6月16日。2023年11月25日閲覧。
  5. 1 2 3 土井麻由実「《2023ドラフト候補》指名漏れの悔しさから進化!NPB戦で無類の強さを誇る156キロ右腕・松原快」『Yahoo!ニュース』2023年9月20日。2023年11月25日閲覧。
  6. 1 2 「阪神育成1位・松原 登録名「快」にして! “快”速156キロ右腕 湯浅と独立L“富山リレー”だ」『スポーツニッポン』2023年11月8日。2025年2月21日閲覧。
  7. ↑ 2023シーズン個人タイトルのお知らせ - 日本海リーグ(2023年9月29日)2024年1月6日閲覧。
  8. ↑ シーズン最優秀選手賞(MVP)受賞選手のお知らせ - 日本海リーグ(2023年9月29日)2024年1月6日閲覧。
  9. ↑ 三宅ひとみ「【ドラフト】阪神育成1位・松原快は大号泣「正直焦っていた」昨季指名漏れ、プロ入りで安堵の涙」『日刊スポーツ』2023年10月26日。2023年11月25日閲覧。
  10. ↑ 「【阪神】育成1位の松原快投手が仮契約「ようやく一員になれた」年俸300万、支度金300万」『日刊スポーツ』2023年11月21日。2023年11月25日閲覧。
  11. 1 2 「【阪神】新人8選手の背番号発表 ドラ1下村「19」ドラ2椎葉「26」ドラ3山田「52」」『日刊スポーツ』2023年12月11日。2023年12月11日閲覧。
  12. ↑ 2024年度 阪神タイガース 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)
  13. ↑ 「【阪神】支配下登録争いにダークホース急浮上!育成投手伊藤稜、松原快が「輝く」熱投」『日刊スポーツ』2025年2月9日。2025年2月21日閲覧。
  14. ↑ 「【高校野球】阪神・松原快の弟、拓が大奮闘…富山・不二越工が初戦突破「兄はカッコいい存在」」『スポーツ報知』2024年7月15日。2025年2月26日閲覧。
  15. ↑ 富山GRNサンダーバーズ (富山) 大会別成績2023年度 - 一球速報.com
  16. ↑ 「選手個人成績」『日本海オセアンリーグ』。2022年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月2日閲覧。

関連項目

外部リンク