沼野恭子
| 人物情報 | |
|---|---|
| 生誕 |
古出 恭子 1957年(68 - 69歳) |
| 出身校 |
東京外国語大学 東京大学 |
| 配偶者 | 沼野充義(スラヴ文学者) |
| 学問 | |
| 研究分野 |
ロシア文学 比較文学 |
| 研究機関 | 東京外国語大学 |
| 博士課程指導教員 |
(博士課程は1992年単位取得退学) |
| 学位 | 修士(学術) |
沼野 恭子(ぬまの きょうこ、1957年5月[要出典] - )は、日本のロシア文学者。旧姓、古出[1][2]。東京外国語大学名誉教授、放送大学客員教授。
経歴
1957年、東京都に生まれる[3]。父の転勤に伴い小学生の頃に愛知県名古屋市へ移る[4][3]。名古屋大学教育学部附属中学校・高等学校を経て[4]、1980年に東京外国語大学外国語学部ロシア語学科を卒業。NHK国際局に入局。1981年3月に夫の沼野充義と結婚[5]。1983年にNHKを退職し、夫の留学先である米国に渡る。ハーバード大学で約2年間日本語を教えた。
1985年に帰国し、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻修士課程に入学。在学中、夫の留学先であるポーランドへ共に渡り、ワルシャワ大学で日本語を教える。1989年、東京大学大学院総合文化研究科修士課程(比較文学比較文化専攻)を修了。同博士課程へ進学し、1992年に単位取得退学。その後は、立教大学、上智大学、東京外国語大学、慶應義塾大学の非常勤講師を経て、2008年10月より東京外国語大学外国語学部教授、2009年4月より東京外国語大学総合国際学研究院教授(言語文化部門・文化研究系、大学院重点化に伴う配置換え)。2022年4月、放送大学客員教授。2023年3月、東京外国語大学を定年退職。同年4月、東京外国語大学名誉教授。
研究内容・業績
家族・親族
著書
単著
- 『アヴァンギャルドな女たち――ロシアの女性文化』(五柳書院、2003年7月)。ISBN 978-4-901646-01-7
- 『夢のありか――「未来の後」のロシア文学』(作品社、2007年7月)。ISBN 978-4-86182-140-0
- 『ロシア文学の食卓』(日本放送出版協会〈NHKブックス〉2009年1月)。ISBN 978-4-14-091126-6 / (ちくま文庫、2022年5月)。ISBN 978-4-480-43732-7
- 『ロシア万華鏡――社会・文学・芸術』(五柳書院、2020年3月)。ISBN 978-4-901646-36-9
- 『NHKテキスト「100分de名著」 アレクシエーヴィチ 戦争は女の顔をしていない――声を記録する』(NHK出版、2021年7月)[7]。ISBN 978-4-14-223128-7
- 『NHK「100分de名著」ブックス アレクシエーヴィチ 戦争は女の顔をしていない――人びとの声を紡ぐ』(NHK出版、2024年6月)。ISBN 978-4-14-081966-1
共著編
- 『ロシア(世界の食文化 19)』沼野充義共著(農山漁村文化協会、2006年3月)。ISBN 978-4-540-05008-4
- 『家庭で作れるロシア料理――ダーチャの菜園の恵みがいっぱい!』荻野恭子共著(河出書房新社、2006年7月)。ISBN 978-4-309-28060-8
- 『大学のロシア語 1 基礎力養成テキスト』匹田剛・前田和泉・イリーナ・ダフコワ(Ирина Эдисоновна Давкова)共著(東京外国語大学出版会、2013年3月)。ISBN 978-4-904575-25-3 / (第2版、2025年3月)。 ISBN 978-4-910635-13-2
- 『世界を食べよう! ――東京外国語大学の世界料理』編 (東京外国語大学出版会、2015年10月)。ISBN 978-4-904575-49-9
- 『ロシア文化55のキーワード(世界文化シリーズ7)』沼野充義・平松潤奈・乗松亨平共編著(ミネルヴァ書房、2021年6月)。ISBN 978-4-623-09225-3
- 『アレクシエーヴィチとの対話――「小さき人々」の声を求めて』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ・鎌倉英也・徐京植(岩波書店、2021年6月)。ISBN 978-4-00-061478-8
- 『初歩のロシア語('22)』編著 (放送大学教育振興会、2022年3月)。ISBN 978-4-595-32359-1
- 『ロシアの暮らしと文化を知るための60章(エリア・スタディーズ)』沼野充義・坂上陽子共編著(明石書店、2024年10月)。ISBN 978-4-7503-5828-4
監修
- 『知りたい! 世界の国の文化とくらし 4――ロシア』(国土社、2026年7月)。ISBN 978-4-337-22604-3
翻訳
- オクジャワ
- 『シーポフの冒険』沼野充義共訳(群像社、1989年10月)。ISBN 978-4-905821-19-9
- 『すばらしい冒険旅行』(新書館、1997年8月)。ISBN 978-4-403-03209-7
- タチヤーナ・トルスタヤ『金色の玄関に』沼野充義共訳(白水社、1995年5月)。ISBN 978-4-560-04335-6
- ヴィクトリヤ・トーカレワ、タチヤーナ・ナバートニコワ、ニーナ・カテルリ、ナターリヤ・バランスカヤ、ニーナ・サドゥール
- 『魔女たちの饗宴――現代ロシア女性作家選』編訳(新潮社、1998年3月)。ISBN 978-4-10-536601-8
- ボリス・アクーニン
- 『堕ちた天使――アザゼル』(作品社、2001年4月)。ISBN 978-4-87893-384-4
- 『
堕天使 ()殺人事件 ファンドーリンの捜査ファイル』(岩波書店、2015年6月)。ISBN 978-4-00-061048-3
- 『
- 『リヴァイアサン号殺人事件 ファンドーリンの捜査ファイル』(岩波書店、2007年2月)。ISBN 978-4-00-024634-7
- 『アキレス将軍暗殺事件 ファンドーリンの捜査ファイル』毛利公美共訳(岩波書店、2007年2月)。ISBN 978-4-00-024635-4
- 『堕ちた天使――アザゼル』(作品社、2001年4月)。ISBN 978-4-87893-384-4
- リュドミラ・ウリツカヤ
- 『ソーネチカ』(新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉、2002年12月)。ISBN 978-4-10-590033-5
- 『それぞれの少女時代](群像社、2006年7月)。ISBN 978-4-903619-00-2
- 『女が嘘をつくとき』(新潮社、2012年5月)。ISBN 978-4-10-590095-3
- 『子供時代』イラスト:ウラジーミル・リュバロフ(新潮クレスト・ブックス、2015年6月)。ISBN 978-4-10-590118-9
- アンドレイ・クルコフ
- 『ペンギンの憂鬱』(新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉、2004年9月)。ISBN 978-4-10-590041-0
- 『灰色のミツバチ』(左右社、2024年10月)。ISBN 978-4-86528-435-5
- トゥルゲーネフ『初恋』(光文社古典新訳文庫、2006年9月)。ISBN 978-4-334-75102-9
- レオニード・ツィプキン『バーデン・バーデンの夏』(新潮社、2008年5月)。ISBN 978-4-10-590066-3
- リュドミラ・ペトルシェフスカヤ『私のいた場所』編訳 (河出書房新社、2013年8月)。ISBN 978-4-309-20631-8
- アンナ・スタロビネツ『むずかしい年ごろ』北川和美共訳(河出書房新社、2016年9月)。ISBN 978-4-309-20716-2
- ヨシフ・ブロツキー詩、イーゴリ・オレイニコフ絵『ちいさなタグボートのバラード』(東京外国語大学出版会、2019年11月)。ISBN 978-4-904575-77-2
- 『ヌマヌマ――はまったら抜けだせない現代ロシア小説傑作選』沼野充義共編訳、河出書房新社、2021年10月27日。ISBN 978-4-309-20840-4。
- ニーナ・サドゥール「空のかなたの坊や」
- ミハイル・シーシキン「バックベルトの付いたコート」
- マリーナ・ヴィシネヴェツカヤ「庭の経験」
- オリガ・スラヴニコワ「超特急「ロシアの弾丸」」
- ザハール・プリレーピン「おばあさん、スズメバチ、スイカ」
- タチヤーナ・トルスタヤ「霧の中から月が出た」
- エヴゲーニイ・グリシコヴェツ「刺青」
脚注
注釈
- ↑ 日本語曲名の別名は「忘れない、あの美しいひととき」や「忘れえじ、その時」など。
出典
- ↑ 「ロシア語クラブ(中・高)における国際理解教育の試み」(『名古屋大学教育学部附属中・高等学校紀要』第35集、1990年) 20頁、26頁参照。
- ↑ 東京外語会会報 No.98 p.2[リンク切れ]
- 1 2 著者インタビュー(BOOKSCANウェブサイト)
- 1 2 “侵攻には断固反対、しかしすべての芸術を排除するべきではない ロシア文学研究者・沼野恭子さん”. 中日新聞Web. 中日新聞社 (2023年1月27日). 2024年3月3日閲覧。
- 1 2 「ロシア東欧文学研究者 沼野充義さん ロシア語で結ばれた妻と「ヌマヌマ」を名乗ったら…」『東京新聞』(朝刊)、中日新聞東京本社、2023年2月26日。2023年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月24日閲覧。
- ↑ “ЛУЧШИЕ РУССКИЕ СТИХИ, 2. К*** (Анне Керн)” [ロシア詩選集 2. K*** (アンナ・ケルンに)] (ロシア語). LingQ. 2026年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月25日閲覧。
- ↑ “沼野恭子「アレクシエーヴィチ 戦争は女の顔をしていない」”. 活字中毒の記. 吉田茂生 (2021年8月31日). 2022年12月23日閲覧。