| 火火 | |
|---|---|
| 監督 | 高橋伴明 |
| 脚本 | 高橋伴明 |
| 原作 |
那須田稔 岸川悦子 『母さん子守歌うたって - 寸越窯・いのちの記録』 |
| 出演者 |
田中裕子 窪塚俊介 黒沢あすか 池脇千鶴 岸部一徳 石田えり 遠山景織子 東ちづる(特別出演) 井原正巳(特別出演) 石黒賢(特別出演) |
| 音楽 | 梅林茂 |
| 主題歌 |
りりィ&洋士 with 深沢剛 「愛の絆」 (アメージング・グレース) |
| 撮影 | 栢野直樹 |
| 編集 | 菊池純一 |
| 製作会社 | 「火火」製作委員会 |
| 配給 | ゼアリズエンタープライズ |
| 公開 |
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| 上映時間 | 114分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 日本語 |
『火火』(ひび)は、2005年1月22日公開の日本映画。那須田稔、岸川悦子共著のノンフィクション『母さん 子守歌うたって - 寸越窯・いのちの記録』を原作に、女性陶芸家の草分けで骨髄バンク立ち上げに尽力した神山清子の半生を描く[1]。監督・脚本は高橋伴明、主演は田中裕子。ジャンルは、ドラマ。
本作は、実在する信楽焼の女性陶芸家の神山清子の半生を描いた[2]、那須田稔、岸川悦子共著による「母さん子守歌うたって」の映画化作品である[3]。
本作では、信楽焼と白血病、骨髄バンク設立のきっかけとなった普及活動[1]が扱われ、母・清子と白血病を患った息子・賢一との親子愛や2人の焼き物作りへの情熱や苦悩が描かれている。
信楽焼の陶芸家を夫に持つ神山清子は、地元で“女は焼き物を焼く窯に入れない”という不文律があったが、夫の反対を押し切り自らも作品作りをしていた。ところがある晩、清子の夫が作品作りを手伝う女性と蒸発してしまい、清子は未熟な陶芸作りで小学生の2人の子供を育てることに。貧しい生活に不満を言いだした長男・賢一と長女に、清子は宝物である自然釉の古い信楽焼きの欠片を見せて、「自然釉の信楽焼きを復活させるのが私の使命」と言い聞かせる。しばらく経ったある日、清子はようやく納得の行く自然釉の作品を完成させて個展を開き、周りから一人前の陶芸家として認められる。
その後も生活に余裕のない状態が続くが数年後、2人の子供も何とか高校を卒業し長女は短大入学を機に一人暮らしを始め、賢一は窯業の学校に自宅から通い始める。賢一はそこで同世代の女性・長坂みどりと知り合い交際を始め、後日清子の仕事を勉強しにきた彼女と3人で作品作りに励む。賢一は自身の作品を清子に見てもらうが、「まだ見栄を気にしている。“自分”を捨てないと良い作品はできない」と厳しい批判を受ける。
しかしその直後賢一が突然その場に倒れてしまい、病院で診察を受けると医師から慢性骨髄性白血病にかかっていることが清子に告げられる。清子は入院することになった賢一に病気を告知して骨髄移植のドナー(提供者)を探すことを決めるが、みどりに負担をかけられないと話し合いで関係にピリオドを打つ。清子は、親族や仕事の関係者に白血球の型 (HLA) 適合検査を受けてもらうよう頭を下げて周るが、適合者は見つからない。仲間の提案により、もっと多くの人に協力してもらうために“賢一を救う会”を立ち上げ、清子たちは駅前などで検査への協力を訴えかける。
数ヶ月後、状態が安定した賢一は主治医から自宅療養を許可され、帰宅すると清子に天目茶碗を作ると言い出し作品作りに取り掛かる。清子は“賢一を救う会”の仲間と活動を続け、賢一は陶芸に真摯に向き合い天目茶碗を完成させて後日親子で展示会を開く。しかし数日後に体調を崩した賢一は、名古屋の病院に転院し主治医からの勧めで、HLAの適合条件がほぼ適合する叔母との骨髄移植手術に踏み切る。そののち清子たちの活動が実を結んで骨髄バンクが発足され、病室で誕生日を迎えた賢一は母や同室の入院患者たちから祝福を受ける。
賢一役を演じる窪塚俊介は本作が映画デビュー作。白血病を発病するも骨髄移植による治療を経て復帰した吉井怜も出演している[1]。
撮影は滋賀ロケーションオフィスの協力のもと甲賀郡信楽町で2004年5月7日にクランクインし、約1か月半にわたって滋賀県内各地でロケが行われた[7]。撮影には神山自身の穴窯が用いられ、また骨髄採取や移植シーンは本物の病院の無菌室を用いて撮影が行われた[1]。窯で燃える1200℃の火や、賢一遺品の天目作品含む陶芸作品すべて、本物が用いられている[1][8]。
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