


環流(かんりゅう、英: gyre)は、広域にわたって環のようにめぐり流れること、もしくはその流れ。具体的には海流や大気の大きな循環系を指す。環流はコリオリの力によって引き起こされる[1]。
熱帯循環は統合されにくく、南北より東西に広がる傾向がある。
亜熱帯循環の中心は高気圧帯で、コリオリの力によりその高気圧帯の周りを北半球では時計回りに、南半球では反時計回りに循環している。 中心の高気圧は環流の北側で西へ風が吹き、環流の南側で東へ貿易風が吹くことが原因である。これらの風の摩擦により環流の中心に向かう表面の流れが引き起こされ、中心に盛り上がった海水が赤道方向の流れを作る。この流れはその後西岸境界流となり、極方向へと戻っていく。 各循環で西岸境界流に相当するものは、メキシコ湾流(北大西洋亜熱帯循環)、黒潮(北太平洋亜熱帯循環)、ブラジル海流(北大西洋亜熱帯循環)、東オストラリア海流(北太平洋亜熱帯循環)、アガラス海流(インド洋亜熱帯循環)。
亜寒帯循環は高緯度(約60度)で形成される。表層の風や海水の循環は北半球では反時計回りで、中心に低気圧系が存在する(アリューシャン低気圧とアイスランド低気圧のように)。表面の海流は一般的にその循環系の中心から外へ向かって流れる。これはエクマン輸送によるもので、深海の栄養素に富んだ海水が湧昇する[5]。
南半球における亜寒帯循環は南極環流のみが優勢である。これは南極海を分断する陸地が少ないためである。ほかにはウェッデル海亜寒帯循環やロス海亜寒帯循環といった時計回りの小さな循環が存在する[2]。
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