株式会社 白元
Hakugen Co.,Ltd.
本社(東京都台東区、現在は白元アースの看板に付け替え)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
〒110-0015
東京都台東区東上野2-21-14
北緯35度42分35.6秒 東経139度46分41.9秒 / 北緯35.709889度 東経139.778306度 / 35.709889; 139.778306座標: 北緯35度42分35.6秒 東経139度46分41.9秒 / 北緯35.709889度 東経139.778306度 / 35.709889; 139.778306
設立 1950年(昭和25年)1月
創業 1923年(大正12年)
業種 化学
法人番号 3010501011938 ウィキデータを編集
事業内容 防虫・防臭剤を中心とした日用品の製造販売
代表者 代表取締役社長 間瀬和秀
資本金 43億2,473万円
売上高 304.8億円
(2013年3月期)
従業員数 377名
(2014年4月30日現在)
決算期 3月31日
関係する人物 鎌田泉
(創業者)
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株式会社 白元(はくげん)は、かつて防虫剤、脱臭剤、化粧品、殺虫剤などを製造販売していた総合日用品メーカーである。

概要

創業者の鎌田泉が1923年(大正12年)に、自らの経営により防虫剤・防臭剤の製造販売を開始する[1][2]。1950年(昭和25年)に株式会社へ改組すると、のちに1953年(昭和28年)に蛍光染料「白元」を発売[2]。これが同社の看板商品となったことで、さらに化学技術を進め、防虫・防臭方面に拡大を続けてゆく。

1972年(昭和47年)には液体靴下止め「ソックタッチ」を発売[2]。これを機に社名を現在の「白元」に改称する。

パラジクロルベンゼン系衣服用防虫剤「パラゾール」を始め、冷蔵庫用脱臭剤「ノンスメル」、使い捨てカイロ「ホッカイロ」、ピレスロイド系衣服用防虫剤「ミセスロイド」、保冷枕「アイスノン」など息の長いヒット商品が多く、業界屈指のロングセラーメーカーとして知られていた[3]。また、2001年(平成13年)より、大正製薬からの商標貸与によって殺虫剤事業に参入している他、キング化学や大三を傘下に収めたことで、「快適ガードプロ」や「バスキング」をはじめとする衛生用品・入浴剤事業にも参入した。

その後は他社との競合激化などから、資金負担が重いカイロ事業を興和に売却した他[4]、住友化学に対し第三者割当増資を実施するなどして[3]、経営改善に努めてきたが、4代目社長の鎌田真が主導した「押し込み販売」[5]などからなる杜撰な経理状況が明らかとなり[6]、金融機関との協議が決裂[1]。2014年5月29日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した[7][8]。これにより創業家出身の鎌田真社長は引責辞任した[9]。子会社の内、大三とコットン・ラボの2社の株式は、大三が同年6月30日に、コットン・ラボが同年8月21日にそれぞれ丸三産業へ譲渡され、同時にグループから離脱した。

民事再生スポンサー入札には同業のアース製薬やエステーの他にも、投資ファンドも入札したが、エステーは最終入札には参加しなかった[10]。2014年7月31日に民事再生スポンサーの選定先が発表され、アース製薬を民事再生スポンサーに選定すると同時に、白元がアース製薬に白元の全事業を75億円で譲渡する契約を締結した。アース製薬は8月5日に白元の受け皿となる完全子会社「白元アース株式会社」を設立した[11]。

2014年9月1日付で白元は、白元アースへ白元の全事業と従業員347名、5つの工場、有形固定資産・無形固定資産・知的財産・子会社株式・売掛金・買掛金・棚卸などの資産や負債を譲渡したと同時に「ゴキブリゾロゾロ」などの一部製品の製造も終了した。子会社の内、株式会社マザーズ(後に白元アースへ吸収合併)・香港白元有限公司・白元家庭用品(深圳)有限公司に関しては、白元アースへ譲渡されたが、UNI-KING OF HAWAII, INCに関しては白元アースへ譲渡されなかった[12][13]。事業譲渡手続き終了後も白元は清算手続を進め、2016年9月30日に清算手続が結了し、法人格が消滅した[14][15]。

沿革

発売していた主な商品

カイロ製品などの一部製品以外は2014年9月1日付で白元アースへ譲渡

△印:大三製造品

☆印:旧キング化学製造品

蛍光染料
防虫剤
除湿剤
殺虫剤
脱臭剤
住居関連
台所関連
入浴剤
使い捨てカイロ
保温具
保冷剤
化粧小物
靴下止め
化粧コットン
マスク・衛生用品
使い捨てビデ・ナプキン
カー用品

テレビ番組

番組スポンサー

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ↑ 後は同業者のP&Gやアース製薬や小林製薬が提供している。

出典

  1. 1 2 週刊現代 (2014年7月7日). “経済の死角 慶応→ハーバードの御曹司が会社を潰すまで『アイスノン』『ホッカイロ』でお馴染み 老舗「白元」 ”. 現代ビジネス 2014年7月9日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 白元. “白元の歩み”. 2014年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月31日閲覧。
  3. 1 2 “経営危機の「白元」に増資代表訴訟を恐れる住友化学”. FACTA. (2014年5月) 2023年6月26日閲覧。
  4. ↑ “興和が「ホッカイロ」を買収 白元の国内販売事業”. 共同通信. (2014年1月15日). オリジナルの2014年5月31日時点におけるアーカイブ。 2014年5月30日閲覧。
  5. ↑ 藤森徹『あの会社はこうして潰れた』日本経済新聞出版社、2017年4月10日初版、124-129頁、 ISBN 9784532263379。
  6. ↑ “白元破たん、老舗日用品メーカーはどこで“誤った”? 3代目社長の暴走と、ずさんな財務”. ビジネスジャーナル. (2014年6月10日) 2023年6月26日閲覧。
  7. ↑ “民事再生手続開始の申立て及び弊社の今後の事業の再建について”. 白元. (2014年5月29日). オリジナルの2012年5月31日時点におけるアーカイブ。 2014年5月30日閲覧。
  8. ↑ “大型倒産情報「ミセスロイド」で知られる防虫剤等のメーカー【続報】株式会社白元 申請時点の負債額判明 負債255億円”. 帝国データバンク. (2014年5月29日). オリジナルの2014年5月31日時点におけるアーカイブ。 2014年5月30日閲覧。
  9. ↑ “日用品製造白元が民事再生法申請 負債255億円、社長辞任”. 共同通信. (2014年5月29日). オリジナルの2014年5月31日時点におけるアーカイブ。 2014年5月30日閲覧。
  10. ↑ “破たんの白元、争奪戦の舞台裏 なぜエステーは“降りた”のか? 混迷の殺虫剤業界”. ビジネスジャーナル. (2014年8月20日) 2023年6月26日閲覧。
  11. ↑ “当社子会社である白元アース株式会社の役員の異動に関するお知らせ”. アース製薬株式会社 (2014年8月29日). 2014年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月30日閲覧。
  12. ↑ “スポンサーの選定及び事業譲渡契約締結のお知らせ”. 株式会社白元 (2014年7月31日). 2014年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月31日閲覧。
  13. ↑ “株式会社白元の事業譲受けに関する契約締結について”. アース製薬株式会社 (2014年7月31日). 2014年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月2日閲覧。
  14. ↑ “「白元」本体消滅へ…アース製薬が事業買収発表”. YOMIURI ONLINE. (2014年7月31日). オリジナルの2014年8月8日時点におけるアーカイブ。 2014年7月31日閲覧。
  15. 1 2 株式会社白元国税庁法人番号公表サイト
  16. ↑ “興和による、日本国内の白元「使い捨てカイロ販売事業」の譲り受けについて” (PDF). 興和・白元 2社連名によるリリース. 株式会社白元 (2014年1月15日). 2014年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月17日閲覧。
  17. ↑ “事業譲渡の許可に関するお知らせ”. 株式会社白元 (2014年8月19日). 2014年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月28日閲覧。
  18. ↑ “再生計画案の提出期限の伸長に関するお知らせ”. 株式会社白元 (2014年8月27日). 2014年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月28日閲覧。
  19. ↑ “再生計画の認可決定に関するお知らせ”. 株式会社白元 (2014年11月26日). 2014年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月21日閲覧。
  20. ↑ “国民病”を退治せよ~花粉症対策は森林再生にあり - テレビ東京 2008年4月15日

関連項目

かつての関連会社
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