白癬(はくせん)とは、皮膚糸状菌によって生じる皮膚感染症の一つである。原因菌は主にトリコフィトン属(白癬菌属)に属する種いわゆる白癬菌と呼ばれる一群の真菌によって生じる。
Trichophyton rubrum・Trichophyton mentagrophytes・Trichophyton tonsurans・Microsporum canis・Microsporum gypseum・Trichophyton verrucosum などがある。

医療機関で、皮膚の表面をこすり、落屑を顕微鏡で見る皮膚真菌検査を行い、確定診断する。その実際は、落屑を苛性カリ溶液を加えて皮膚を溶かし、溶けずに残る白癬菌を確認する。 爪白癬に限り、病変組織を採取して10分程度で白癬菌の有無を判定する検査キットがある。
治療には、白癬菌を殺菌する抗真菌薬を使用する。抗真菌薬の外用剤は医療機関で診察の上入手するほか、薬局やドラッグストアでも販売されている[2] 。爪白癬や広範囲の真菌感染症の場合は内服薬となり、医師による診断と処方箋が必要となる。
市販の抗真菌軟膏、クリーム、または粉末を使用する場合には、感染が改善するまでに数週間かかることがあり、再発が一般的である。数週間経っても症状が改善しない場合は、医療機関を受診の上、適切な診断をうけて、抗真菌薬を処方してもらう。[1]。
記事がある病型については、詳細は各記事を参照のこと。
体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの次の諸症:化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹・皮膚炎、白癬(水虫)には十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)が用いられる[3]。
蜂蜜には殺菌作用がある。頭部白癬や癜風の紅斑、落屑、かゆみの症状に対し28日間使われた、蜂蜜(アカシア)およびプロポリス抽出物でそれぞれ、ミコナゾール(抗真菌薬)と同等の効果であったというランダム化比較試験がある[4]。偽薬は、ワセリンであり症状に対する変化は最も少なかった[4]。
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