視点・論点

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『視点・論点』(してん ろんてん)は、1991年10月7日[1]から放送されている日本放送協会(NHK)のニュース解説番組である。NHKとしてはオピニオン番組として位置づけている[2]。

概要

前史

この原点は、1978年4月3日[3]から1991年3月29日[4]までNHK教育(現・Eテレ)で放送された『テレビコラム』であり、これを活かした番組としてリニューアル。各界の著名人・文化人が日替わりで出演し、現代社会の諸問題、世界情勢などに鋭いメスを入れた解説を行う。

伝統的に放送を続けている解説委員によるニュース解説番組として、1991年4月1日[5]から10月4日[6]まで『NHKニュース解説』としてNHK総合で半年間放送。この段階から解説委員だけではなく、先述した著名人・文化人も解説に参加した。1991年10月7日からタイトル名を『視点・論点』に変更[注 1]。1994年4月4日から深夜のニュース解説番組は『NHKニュース11』に引き継がれた[8]。

その後も『視点・論点』は継続し、引き続き解説委員室が制作に携わる。NHK教育に移行し再放送をNHK総合で行う形となった。

番組のスタイル

オープニングCGのあと、論者が語り始める。2回の放送時間帯が異なるために、挨拶は会釈のみ行う論者が多い[注 2]。持ち時間はおおむね9分強で、時間超過や極端に時間を余らしてしまった場合を除いては、エンディングテーマで時間調整される。

本編が出演者の語りのみで構成することが多いが、図表や映像も使用し、テレビの特徴を活かすさまざまな表現方法に対応している。また、違う論者が同じテーマで論じるシリーズ展開が行われる。この場合は、論題と別に「シリーズ(テーマ名)」というサブタイトルがつく。回によってはスタジオにNHK解説委員が同席し、論者との問答形式で進めることもある。

2007年度にオープニング・エンディング・テーマ音楽を一新。それまでの青ベースから、白黒映像に変わった。また、それまで本編中に紹介されていたトークテーマについては、オープニングで論者とともに紹介する形式となった。

2009年度からNHKオンデマンドでの見逃し配信を開始。

また、2010年度にもオープニング・エンディング・テーマ音楽を一新。また、これまでエンドカード明けに出していた次回の出演者の表示が、『視点・論点 終 | 制作・著作 NHK』の表示と同時に出るようになった(2021年度から「終」表記を廃止)。

2017年4月3日から字幕放送を開始。

2020年3月からはNHKプラスでの配信を開始した。一方で、改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型コロナウイルス緊急事態宣言の発令を受け、4月22日からは論者がスタジオに赴いての従来形式の収録を取りやめ、各論者の活動拠点等からのリモート収録に変更した。緊急事態宣言は5月25日に全国で解除されたが、しばらくはこの形式での収録が続けられていた。同年9月から従来のスタジオ収録を段階的に再開していったが、その後も地方在住者の出演時などリモート収録となることもあった。

内容は、後日、NHK解説委員室ブログに全文が1年間掲載される。

放送時間

出典[9]

本放送

期 間チャンネル曜日放 送 時 間備 考
1991年10月7日 - 1992年3月31日NHK総合月 - 土22:45 - 23:00土曜日は、23:00 - 23:15
1992年4月6日 - 1993年4月2日月 - 金22:45 - 22:55
1993年4月5日 - 1994年4月1日23:10 - 23:20
1994年4月4日 - 1995年3月31日NHK教育22:00 - 22:10
1995年4月3日 - 1997年4月4日22:30 - 22:40
1997年4月7日 - 1999年4月2日21:50 - 22:00
1999年4月5日 - 2003年3月28日22:45 - 22:55
2003年3月31日 - 2007年3月30日22:50 - 23:00
2007年4月2日 - 2010年3月26日22:50 - 23:00
2010年3月29日 - 2011年3月25日22:50 - 23:00金曜日は、21:50 - 22:00
2011年3月28日 - 2018年3月29日NHK総合4:20 - 4:30
2018年4月2日 - 2022年3月16日NHK Eテレ月 - 水13:50 - 14:00
2022年4月4日 - ( 現 在 )NHK Eテレ月 - 水12:50 - 13:00

再放送

  • NHK総合:火曜日 - 木曜日 4時5分 - 4時15分(2024年4月2日から)
    • NHK総合における再放送は、長らく夕方に行われていた[注 3]。1994年度から1997年度までは17時5分 - 17時15分、1998年度から2003年度上半期までは16時5分 - 16時15分。2003年度下半期からは、火曜日の未明(月曜日の深夜)から土曜日の未明(金曜日の深夜)に放送[注 4]。

シリーズ放送

脚注

注釈

  1. ↑ 番組名の変更理由について、変更初日に当番組に出演した小浜維人NHK解説委員長(当時)が番組冒頭で「『NHKニュース解説』という名前ですと、どうしてもその日のニュースにとらわれる傾向が強くなります。もちろんニュースは大切に致しますけども、この時間でもっと幅の広い問題を取り上げまして、諸問題点を指摘したり考え方を示したり、さらには時代の潮流をどう読むか、といったようにこの番組の幅をうんと広げていきたい、そう思ったからです。またこの番組にはNHKの解説員が出演致しますけども、それに加えまして色んな分野でご活躍になっている様々な方々にご出演を頂きまして、そしてより自由、より大胆にご発言頂く、そんな願いを込めまして『視点・論点』という風に名前を変えました。」と述べている。[7]
  2. ↑ 『国際報道』でも翌朝の再放送を考慮して、本番組同様に出演者の会釈のみで始まる形式が採られている。
  3. ↑ 祝日、国会中継時、大相撲・高校野球などのスポーツ中継時は休止。
  4. ↑ 2005年度下半期は、金曜日の放送分を翌週の月曜日の未明に再放送。

出典

  1. ↑ “視点・論点「自民総裁選挙に望む」”. NHKクロニクル (1991年10月7日). 2025年2月15日閲覧。
  2. ↑ NHKオンデマンドの番組紹介コメントより
  3. ↑ “テレビコラム<新番組>「桜ふぶき」”. NHKクロニクル (1978年4月3日). 2025年2月15日閲覧。
  4. ↑ “テレビコラム<終>「音楽家の肖像」”. NHKクロニクル (1978年4月3日). 2025年2月15日閲覧。
  5. ↑ “NHKニュース解説<新>「ニュースの読み方」”. NHKクロニクル (1991年4月1日). 2025年2月15日閲覧。
  6. ↑ “NHKニュース解説「海部首相続投断念」”. NHKクロニクル (1991年10月4日). 2025年2月15日閲覧。
  7. ↑ "視点・論点".NHKアーカイブス放送史(1991年10月7日).2025年8月27日閲覧。
  8. ↑ “NHKニュース11<新>”. NHKクロニクル (1994年4月4日). 2025年2月15日閲覧。
  9. ↑ 「NHKクロニクル」による。

関連項目

外部リンク