遠くでずっとそばにいる

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遠くでずっとそばにいる
監督 長澤雅彦
脚本 狗飼恭子
原作 狗飼恭子
製作 北嶋正
毛塚善文
木村良輔
出演者 倉科カナ
中野裕太
伽奈
清水くるみ
大間ジロー
徳井義実
六角精児
藤澤恵麻
岡田奈々
音楽 岩井俊二
主題歌 加賀谷はつみ「花の歌」[1]
撮影 神戸千木
編集 掛須秀一
製作会社 『遠くでずっとそばにいる』
製作委員会 [注 1][2]
配給 ソニーPCL[2]
公開 2013年6月15日
上映時間 108分
製作国 日本
言語 日本語
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『遠くでずっとそばにいる』(とおくでずっとそばにいる)は、2013年6月15日に公開された日本映画。原作・脚本は狗飼恭子。監督は長澤雅彦、主演は倉科カナ。交通事故によって高校時代以降の約10年間の記憶を失った女性が、自身の過去と向き合いながら失われた記憶を辿っていく姿を描くドラマ映画である。

秋田県秋田市を主な舞台としてオール秋田ロケが行われ、秋田商工会議所や秋田青年会議所などで構成された支援委員会が撮影に協力した。主題歌には加賀谷はつみの「花の歌」が起用された。

あらすじ

交通事故で入院していた27歳の志村朔美は、目覚めると高校2年生だった17歳までの記憶しか残っておらず、その後の約10年間の記憶を失っていた。退院後、交際相手だという高校時代の同級生・細見や、同級生の薫らに支えられながら生活を送るが、自分を憎む竹内寛子との遭遇や、見覚えのない鍵を持っていることなど、記憶を失う以前の自分を巡る不可解な出来事に戸惑う。

やがて朔美は、自身が勤めていたデザイン事務所を訪ね、現在の事故より約1年半前にも交通事故に遭っていたことを知る。さらに、高校時代の美術部の同級生・テシマとその事故で同乗しており、テシマは死亡、自分だけが生き残ったことを知る。事故後の喪失感から自傷行為を繰り返していたことや、事故当日にテシマのもとへ向かおうとしていたことも明らかになる。

朔美は手元にあった鍵を頼りにテシマの部屋を訪れ、そこに残されていた絵画を持ち帰るが、テシマと関係のあった寛子に見つかり言い争いになる。その後、左手首に残るリストカットの痕や、テシマとの記憶の断片を知ることで、朔美は寛子へ鍵と絵を渡し、過去を受け入れて新たな一歩を踏み出す。

キャスト

志村朔美
演 - 倉科カナ[3][4]
交通事故により高校時代以降の約10年間の記憶を失った27歳の女性。失われた記憶をたどる中で自らの過去と向き合っていく。
細見良彦
演 - 中野裕太[5]
朔美の元恋人。郵便局勤務。朔美の失われた思い出の場所を一緒に巡る。
大島薫
演 - 伽奈[5]
朔美の高校時代の同級生。朔美の失われた思い出の場所を一緒に巡る。
志村美加
演 - 清水くるみ[5]
朔美の義妹。補聴器を付けていて、読話能力がある。
志村弘二
演 - 大間ジロー[5]
朔美の義父。クリーニング店を営んでいる。
阿部浩一
演 - 徳井義実[5]
朔美の元上司。
谷口正之
演 - 六角精児[5]
朔美の事故の加害者。
竹内寛子
演 - 藤澤恵麻[5]
テシマが死んで朔美が生き残ったことを恨んでいる。
志村美枝子
演 - 岡田奈々[5]
朔美の母。弘二の店で働いている

スタッフ

  • 監督 - 長澤雅彦[5]
  • 製作 - 北嶋正・毛塚善文・木村良輔[5]
  • 企画 - 掛須秀一・篠田学・岡野俊一[5]
  • プロデューサー - 前田聰太郎・加藤賢治・阿部祥紀[5]
  • 原作・脚本 - 狗飼恭子[6][5]
  • 撮影 - 神戸千木[5]
  • 照明 - 樋浦雅紀[5]
  • 美術 - 秋葉悦子[5]
  • 録音 - 滝澤修[5]
  • 編集 - 掛須秀一[5]
  • 音響効果 - 柴崎憲治[5]
  • 音楽 - 岩井俊二[5]
  • エンディングテーマ曲 - 加賀谷はつみ「花の歌」[1]
  • キャスティング - 田辺千明[5]
  • ヘアメイク - 伊藤元[5]
  • スタイリスト - 新崎みのり[5]
  • タイトルデザイン - 赤松陽構造[5]
  • アソシエイトプロデューサー - 平尾壮平・新実健一[5]
  • ラインプロデューサー - 荒木正人[5]
  • 製作担当 - 高橋誠喜[5]
  • 助監督 - 瀬戸慎吾[2]

企画・制作

本作は秋田市を主な舞台として製作され、2012年8月上旬にクランクインした。撮影は同月24日まで行われ、千秋公園、秋田駅前、仲小路、繁華街など市内各所でロケーション撮影が実施された[7][8]。

製作にあたっては、秋田商工会議所や秋田青年会議所、秋田キャンパスネットなどで構成される支援委員会が設置され、エキストラ募集やロケ地探しなどで協力した[7][8]。

監督の長澤雅彦は、大館市出身で幼少期から親しみのあった秋田市での撮影を希望していたといい、秋田市について「適度に都会的で、駅から山王までの風通しがよく、『まちの感じ』が創り出せるので撮影しやすい」と述べている。また、「その場所(秋田市)に行ってみたいと思える作品」を目指したとしている[7][8]。

DVDリリース

DVDは2013年12月20日に発売された。収録時間は108分で、音声は日本語の5.1chサラウンドに対応している[9]。

脚注

注釈

  1. ↑ 製作委員会の構成会社は、ジェイ・フィルム、イヤタカ、masahiko nagasawa office.、パイプライン、ドワンゴ、ソニーPCLである。

出典

  1. 1 2 “6月公開映画「遠くでずっとそばにいる」主題歌に抜擢!!”. Warner Music Japan. ワーナーミュージック・ジャパン (2013年5月16日). 2026年7月17日閲覧。
  2. 1 2 3 “映画『遠くでずっとそばにいる』”. MOVIE WALKER PRESS. ムービーウォーカー. 2026年7月17日閲覧。
  3. ↑ “倉科カナ、過去の葛藤とこれからの抱負「わがままになりたい」”. MOVIE WALKER PRESS. ムービーウォーカー (2013年6月12日). 2026年7月17日閲覧。
  4. ↑ “倉科カナ、オール秋田ロケの「遠くでずっとそばにいる」で記憶を失ったヒロイン熱演”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2013年6月14日). 2026年7月17日閲覧。
  5. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 “映画「遠くでずっとそばにいる」”. 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2026年7月17日閲覧。
  6. ↑ “作品詳細:遠くでずっとそばにいる”. 幻冬舎. 幻冬舎. 2026年7月17日閲覧。
  7. 1 2 3 「誰も見たことのない世界 どこへ行くのか、どうなっていくのか。思いもよらないところへ。」『月刊アド選挙 さきがけADNET』秋田魁新報社。2026年7月17日閲覧。
  8. 1 2 3 「映画「遠くでずっとそばにいる」 長澤雅彦監督インタビュー」『広報あきたオンライン』秋田市、2012年8月17日。2026年7月17日閲覧。
  9. ↑ “遠くでずっとそばにいる”. KADOKAWA. 2026年10月28日閲覧。

外部リンク