
額縁(がくぶち)とは、
本項では主に 1.について扱う。
語源は、「額(ひたい)」の「縁(ふち)」から来るものと考えられる。また、外来語表記では、フレーム(frame)またはパネル(panel)となる。
額縁を構成する材料(または素材・マテリアル)は、木材、金属(主として、アルミ)、ガラス、陶器、プラスティック(主として、アクリル樹脂や塩化ビニル樹脂等)、漆喰、漆、粘土等、様々である。
卓上用のもの[1]、壁掛用のもの[1]、卓上・壁掛共用のものがある[1]。なお、室内装飾だけではなく屋外用のものも存在する[1]。
また、額縁に美術品や写真などを入れて飾れる状態にすることを額装(がくそう)という。

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日本における額縁製造業の創始者として静岡市出身の長尾健吉(1860-1938)がいる[2]。東京日本橋の斎藤商会店員としてパリ万国博覧会 (1878年)に参加、その後もオーストラリア、米国、英国などに出張し、パリにて洋風家具を学び帰国、パリ万博が縁で親しくなった山本芳翠と額縁の研究にあたり、1892年に芝愛宕町で洋画専門の額縁製造業を始めた[2]。1905年に磯谷商店とし[3]、国内各地の展覧会での洋画陳列や赤坂御所、聖徳記念絵画館などの額縁工事などを手掛けるなど、日本の洋画壇に貢献した[2]。

額縁のサイズには規格がある。ちなみにここで言うサイズとは、絵やカンバスなどを入れる部分の縦横の内寸を指し、深さの度合いは含まない。もちろん規格外の額を特注することも可能。
| 規格 | 寸法 | 読み | 備考 |
|---|---|---|---|
| インチ | 203×255 | インチ | 「吋」「8×10」と表記することも |
| 八切 | 242×303 | やつぎり | 「八ツ切」と表記することも |
| 太子 | 288×379 | たいし | 「八0」と表記することも |
| 四切 | 348×424 | よつぎり | 「四ツ切」と表記することも |
| 大衣 | 394×509 | たいころ | 「だいころ」と読むことも |
| 半切 | 424×545 | はんせつ | |
| 三々 | 455×606 | さんさん | |
| 小全紙 | 509×660 | しょうぜんし | |
| 大全紙 | 545×727 | だいぜんし | 単に「全紙」とも |
| リト大判 | 625×850 | リトおおばん | 単に「リト判」とも |
| MO判 | 693×893 | エムオーばん | |
| 版画判 | 334×486 | はんがばん | |
| 三尺 | 430×880 | さんじゃく | |
| 四尺 | 430×1180 | よんしゃく | |
| 半切 | 430×1610 | はんせつ | 書での半切 |
| 八九 | 243×273 | はちく | 一般的な色紙のサイズ |
| 八二 | 273×394 | はちに | 賞状のサイズ |
| A3賞状 | 317×439 | エーさんしょうじょう | 賞状のサイズ |
| 新賞状 | 318×455 | しんしょうじょう | 賞状のサイズ |
| 八号賞状 | 333×455 | はちごうしょうじょう | 賞状のサイズ |
| 勲記 | 420×595 | くんき | 勲記のサイズ |
※油彩額のサイズについてはキャンバス#主な寸法を参照。実際には画布の厚さなどの関係で、木枠の寸法よりも1~2センチ大きめに作られている。
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