騎馬戦(きばせん)は主に、小中学校の運動会で行われる競技種目。元は、ウマに乗った武士(騎馬武者)や騎士同士の戦いに由来する。

騎馬戦に参加する中学生男子
騎手役のみ上半身裸に裸足で競技している。

概要

騎馬の構成

競技の進行(乱戦型)

歴史上の合戦を想起させる、本来のものと推定される方式。競技の要領は多種多彩なので(学校によって違うと言ってもよい)、できるだけ細かく分けて記す。

煙幕が焚かれ、幟が立ち並び、競技者及び観客の意識を盛り上げる。
全ての隊は、競技場の中心部を開けるようにして、隊毎に競技場に入場し待機する。この時、合戦のイメージを演出するために和太鼓が打ち鳴らされたり、ワルキューレの騎行や大河ドラマのサウンドトラックなどの音楽が流れる場合が多い。
大将騎は競技場中央部へ進み出て、宣誓や前口上を述べる。戦意高揚のために『川中島』などの歌を歌うこともある。それを終えたのち大将騎は自分が率いる隊の前へ行き、隊の騎馬を激励する。
競技が開始されたら、各騎馬は競技場内を自由に移動し、敵の隊に所属する騎馬を倒すことができる(なお、開始時のみは向かい合う騎馬同士の対戦を行う場合もある)。倒された騎馬は討ち死にしたこととなり、競技から脱落する。

ルール

倒されたと判定される基準。
後者は比較的安全なため、小学校などで行われる際に利用される。
反則

顔から上を攻撃してはいけない、つかんではいけない、などいろいろとある。競技者の自主規制によって、競技の都度決められる。

ルールの派生形
勝敗の決定

後者の場合でも前者が適用される。また、後者には騎馬にランクづけを行い規定の点数で勝敗を決める場合や、奪った帽子やはちまきの数で決める場合もある。

競技の方法(個人戦型)

テクニック

いずれのテクニックも、場合によっては反則となる。特に逃げ続けた場合などは反則になることが多い。

その他

問題点

現代では少子化の影響や、以下のような状況から、競技としての騎馬戦は縮小が進んでいる。

半身不随事故

2003年9月、福岡県立筑前高等学校に在学していた男子学生(当時3年生)が騎馬戦に騎手として出場。競技中に地面に落下、首を骨折した事による下半身不随状態となり身体障害者手帳(1級)の交付を受け、県を相手取って提訴。(※詳細を表示)

その他、騎馬戦における事故発生状況と事故事例
判例

起源

紅白に分かれ、人を騎馬と武将に見立てるところから、合戦がモチーフになっているのではないかといわれている[2]。

脚注

  1. ↑ 『学校の管理下の災害』日本スポーツ振興センター刊
  2. ↑ 中山秀明 / GRINGO&Co. (2010年9月27日). “対抗戦といえば、「紅組」と「白組」なのはどうして?”. @niftyニュース. 2010年12月23日閲覧。

関連項目

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