
2010年より製造が開始され、本社を置く中華人民共和国をはじめ、世界各国で販売されている。生産は中国の他、中国国外(アメリカなど)での現地生産や、他社架装によるものもある。
満充電時の航続距離は250km[1]。従来のバスよりもバッテリー重量の関係で重い。
派生車種であるK9AとK9Bなどは一部仕様が異なる。
使用されているバッテリーは、BYDの自社開発によるリン酸鉄リチウムイオン電池で、タイヤハウス上または屋根上に設置されている。BYDはこのバッテリーについて有害物質を発生させず材料をリサイクルできるとしている[6]。また、一部車両では補助電力として太陽電池も搭載されている。
電動機は水冷式[注 1]の永久磁石同期電動機で、IGBTインバータにより制御される[3][2][1]。後方の左右の車輪にそれぞれ電動機が設置され、電動機の動力は歯車減速機を介して車輪に伝達される[7]。
車体は主にアルミニウム合金を採用し、軽量化を図っている。
| BYD K9(日本仕様) | |
|---|---|
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富士急バス | |
| 概要 | |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 2015年 - |
| ボディ | |
| 乗車定員 |
座席28名 立席27名 乗務員1名 計56名 |
| ボディタイプ | 路線バス |
| 駆動方式 | 後輪インホイールモーター |
| パワートレイン | |
| エンジン | BYD-TYC90A |
| 最高出力 | 90×2kw |
| 最大トルク | 400Nm×2 |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 6,100 mm |
| 全長 | 12,000 mm |
| 全幅 | 2,500 mm |
| 全高 | 3,400 mm |
| 車両重量 | 16,640 kg |
| その他 | |
| バッテリー | 324 kWh |
| 仕様 |
右ハンドル仕様 後部右側に非常口あり |
日本国内においては、2015年2月に京都市のプリンセスライン(導入当時の社名は「京都急行バス」)が中国から輸入する形で導入[8][9]。最初に導入した5台はバッテリーを車内のタイヤハウス上に設置し、中扉は日本国内では珍しいアウトスライドドアが採用されていたが、2017年に増備された車両についてはバッテリーが屋根上への設置に変更され、中扉も日本国内で一般的なグライドスライドドアとなり、以降各地で導入された車両もこの仕様が採用されている。
日本仕様は「K9RA」をベースに改造した車両が導入され[10]、道路運送車両法による保安基準[11]の規定に従い、中国本国を含む他国には存在しない非常口を後部右側に設置している。
後軸重が11トンあるため、特殊車両通行許可を要する。2020年12月16日よりK9よりも全長が短い「K8(全長10.5m)」が日本市場向けに投入されたことで[12]、以降はK9を新たに導入する事業者は無い[13]。また、K9を導入した事業者が2021年以降に電気バスを追加導入した例として、岩手県交通のようにK8を新たに採用するケースや富士急バスのように他社の車両(EVモーターズ・ジャパン製)を採用するケースなど事業者毎に様々である。なお、日本市場向けのK8とJ6は国土交通省のノンステップバス標準仕様の認定を取得しているが、K9は認定取得には至っていない。
※リチウムイオン電池による電気バスの、試験運行でない営業運行。
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