1981年(昭和56年)に、カシオ計算機の伊部菊雄が、腕時計を落として壊してしまったことがきっかけとなり、増田裕一(商品企画担当)と伊部菊雄(設計担当)、二階堂隆(デザイン・ネーミング担当)の3人が中心となり、落としても故障しない「常識を覆す腕時計の開発」が開始される[2][3]。当時、この3人はいずれも20代であった。開発チームは「PROJECT TEAM Tough」と名付けられた。
G-LIDEはかつて、国内製造仕様のシリーズモデルのみ「X-treme G-LIDE」の名称で製造・販売されており、中には「RISEMAN(ライズマン)」等のMaster of Gシリーズの機種も含まれていた。なお、販売開始当初は専用モジュール以外は通称「ネグザクス」のDW-002系や通称「三つ目」と呼ばれた6900系をベースにし、海での利用を考慮することはあまりなかったものの、Master of Gシリーズの1機種として「フィッシャーマン」が登場した後文字盤部分を小型ながらムーンデータ&タイドグラフの表示機能付きを標準化したモデルが増えた。
「FROGMAN」「MUDMAN」「GULFMAN」「RISEMAN」は、G-SHOCKの中でもさらに過酷な状況に耐え得るタフな機能を強化したモデルとして、Master of Gというシリーズ名が付けられた。
FROGMAN (フロッグマン)
ISO規格準拠200m潜水用防水性能を持った、ダイバーズモデル。左右非対称のデザインで、横に向けるとその名の通り蛙の顔のように見えるのが特徴(フロッグマンは本来潜水士のこと)。4代目のGW-200は初代モデル(品番はDW-6300)の復刻版で、太陽光発電のみに対応している。2010年発売の5代目であるGWF-1000系(2代目の復刻モデル)で、FROGMAN初の電波受信(MULTI BAND 6)に対応した。日本国外の一部の国でFROGMANが商標登録されているため、DW-9900系の品番で登場した3代目のモデルは、SEAMAN(シーマン:品番はDW-9950WC)として販売されていた。
MUDMAN (マッドマン)
防塵性、防泥性を特に強化されたモデル。2007年07月発売のGW-9000-1JFよりMULTI BAND 5(前述)に対応。現行モデルのGW-9010-1JFより、MULTI BAND 6(前述)に対応している。なお、海外専売モデルであるG-9010はこのモデルから電波自動受信機能を省いた仕様となっている。1995年に登場した初代モデル(DW-8400)の時代には、アナデジ仕様も存在した(アナログマッドマン、1997年登場。品番はAW-570で、後にマイナーチェンジでGAUSSMAN(ガウスマン:品番はAW-571、耐磁仕様のアナデジ)へと名称変更。アナログマッドマン時代を含め、歴代Master of Gシリーズの中で唯一のアナデジ仕様だった)。また、G-5500系及びGW-5500系やDW-5510系及びGW-5510系のオリジナルであるDW-5500系(世界初の防塵・防泥仕様モデル)は、先祖にあたる。
2モデルあり、GW-9100は電波ソーラー対応モデルで、電波時計はMULTI BAND 5(前述)に対応している。G-9100は電波ソーラー非対応だが、ムーンデータ(月齢・月の形表示)、タイドグラフといった、海での使用に必要な機能を備えたモデルとなっている。初代モデル(品番はDW-9300)は、G-SHOCK初のTOUGH SOLAR(太陽光発電)対応モデルである。また、FISHERMAN(フィッシャーマン:品番はDW-8600の初代防水・防錆モデル)は、先祖にあたる。
RISEMAN (ライズマン)
圧力センサーと温度センサーが搭載された、ツインセンサーモデル。登山に特化している。同社が発売しているPROTREKシリーズとは違い、方位センサーは搭載されていない。現行モデルは、MULTI BAND 6(前述)に対応している。
なお、海での使用に耐えられるが、防水機能は従来モデル同様、20気圧までとなっている。また、G-SHOCK初の圧力センサー・温度センサー搭載モデルであるSKY FORCE(スカイフォース:品番はDW-6500)とその2代目であるSKY FORCE 2nd(スカイフォースセカンド:品番はDW-6700)は先祖にあたる。
Xtreme『エクストリーム』(G-LIDE『ジーライド』の祖先に当たるモデル)や The Gでは、20周年及び25周年記念限定(ベーシックモデルと共通のカラー)、Triple Crown(トリプルクラウン:ハワイで開催されている世界のトッププロによるサーフィンの国際コンテスト)限定モデルなどがある。
↑ オリジナルは世界初のマッドレジストを搭載したモデルで、1985年製造のモデルである・当時は、通常モデルでありながら約2,000本程しか生産されなかった・G-SHOCKの未来への繁栄を願ってG-SHOCKⅡのロゴ(このモデルのみ)が刻印されている・泥・塵・埃をシャットアウトする機構(マッドレジスト)を世界で初めて採用した(後にこの機構は、機構名の一部を製品名に冠したMaster of Gシリーズの一種であるマッドマンに継承)等の理由で、今ではレトロGと呼ばれる80年代・90年代に製造・販売されたG-SHOCKのモデルの中では至上最高のプレミアムモデル(但し、付属品・箱・ボタン欠けが無く状態が良い物という条件が付く。)となっている。