GSLP

ウィキペディアから、無料の百科事典
ジブラルタル社会労働党
党首 ファビアン・ピカルド
議長 ジョセフ・バルダキーノ
創立者 ジョー・ボッサノ(英語版)
創立 1978年(48年前) (1978)
分離元 英領ジブラルタル民主党(英語版)[1]
本部所在地 Suite 16, 3 Watergardens, Waterport Road, Gibraltar
青年部 ジブラルタル社会労働ユース
政治的思想 社会民主主義
親欧州主義[2]
政治的立場 中道左派
国内連携 ジブラルタル社会主義労働党・自由党同盟
国際連携 社会主義インターナショナル (2025年参加)
欧州議会会派 社会民主進歩同盟 (2004–09)
提携政党 英国労働党
公式カラー 赤, 白
7 / 17
公式サイト
www.gslp.gi
ジブラルタルの政治
ジブラルタルの政党一覧
ジブラルタルの選挙

ジブラルタル社会労働党(じぶらるたるしゃかいろうどうとう、Gibraltar Socialist Labour Party、GSLP、ジブラルタル社会主義労働党)は、英領ジブラルタルの社会民主主義[3][4]政党でり、現存するジブラルタル最古の政党である。同党は労働組合運動を起源としており、創設者で元党首のジョー・ボッサノ(英語版)は、運輸一般労働組合(英語版)[5]の地区担当役員を務めていた。2011年以降の党首はファビアン・ピカルドであり、ジブラルタル首相も兼務している。同党は、ジブラルタル自由党と連立し、 ジブラルタル社会主義労働党・自由党同盟を形成している。

歴史

ボッサノ在任時の運輸一般労働組合は、ジブラルタルの労働者が英国本土と平等な待遇を獲得するのに尽力した。

ボッサノは1975年に対英統合党を離党し、ジブラルタル民主運動(英語版)を結成した。同党は1976年の選挙で4議席を獲得した。1978年、ジブラルタル民主運動が英領ジブラルタル民主党へ改称するとボッサノは同党を離党、ジブラルタル社会労働党を結党した。1980年の選挙では、ボッサノが1議席を獲得した。1984年の選挙では、社会労働党は英政府のジブラルタル王立海軍造船所に関する計画に対する住民の不満を背景に支持を拡大した。その計画は造船所の運営をアップルドア造船(英語版)に移管するというものだったが、約400人が失職する見込みだったため反対の声が広がっていた。選挙の結果、同党は議会の15議席中7議席を獲得し[6]政権を獲得、その後1996年まで与党だった。

2011年4月、ボッサノは党首を退任し、後任にはピカルドが就任した。

思想・政策

社会労働党初代党首、ジョー・ボッサノ

ジブラルタルの他政党と同様に、同党はジブラルタルの民族自決を支持し、イギリスとスペインによる共同主権に関する動きに反対している。同党は英国労働党と組織的・個人的な太いパイプがあり、欧州議会議員選挙では英国労働党を推薦していた[7]。

同党はジブラルタルの領土保全を強く主張し、他のイギリスの海外領土と同様にジブラルタルの領海も12海里とするよう求めている。また、スペインによる3海里の領海への侵犯を「敵対的かつ非友好的な行為」だとして非難している。

同党は、2006年ジブラルタル憲法令(英語版)によってジブラルタルの脱植民地化が達成されたとは考えていない。ジブラルタルの脱植民地化が国連によって認められ、英国傘下の自治領としてのジブラルタルの地位が確立されるまで、国連脱植民地化特別委員会(英語版)を含むジブラルタルが議題となるすべての国連の場に継続的に参加する方針をとっている。

選挙

1980年のジブラルタル議会選挙で同党は初めて議席を獲得し、ボッサノが当選した。[8]

1984年の選挙では得票率34.2%、7議席を獲得した。[9]

1988年の選挙では得票率58.2%、8議席を獲得し、与党になった。[10]

1992年の選挙では得票率73.1%、8議席を獲得した。[11]

1996年の選挙では得票率42.95%、7議席を獲得し、下野。[12]

1999年、同党所属議員のロバート・モアの死去に伴って行われた補欠選挙では、同党の推薦を受けたジブラルタル自由党党首ジョセフ・ガルシアが得票率51.46%で当選し、議席を獲得した。ガルシアは、社会労働党と自由党の統一候補として選挙に立候補した初の人物となった。[13]

2000年の選挙では自由党との連合で得票率25.62%、5議席を獲得した。[14]

2003年の選挙では自由党との連合で得票率25.08%、5議席を獲得した。[15]

2007年、再編されたジブラルタル議会選挙では、自由党との連合で得票率31.84%、4議席を獲得した。[16]

2011年の選挙では自由党との連合で得票率34.23%、7議席を獲得した。自由党が獲得した3議席と合わせて、連立与党を結成。[17]

2013年、同党所属の住宅相チャールズ・ブルーゾンの死去に伴って行われた補欠選挙では、同党のアルバート・イソラが得票率49.84%で当選し、欠員を埋めた。[18]

2015年の選挙では自由党との連合で得票率47.83%、7議席を獲得した。[19]

同党は、第6期欧州議会の任期中、欧州社会党所属の欧州議会議員グリン・フォードを通じて欧州議会に代表を送っていた。しかし、彼は2009年の欧州議会選挙で落選した。

同党は、欧州議会議員選挙において英国労働党を支持していた。

選挙結果

ジブラルタル議会

年度 得票数 得票率(%) 議席数 増減 与野党
1980 17,747 23.75
1 / 15
野党
1984 32,534 34.18
7 / 15
増加 6 野党
1988 60,626 58.22
8 / 15
増加 1 与党
1992 65,997 73.07
8 / 15
増減なし 与党
1996 54,463 42.95
7 / 15
減少 1 野党
2000 29,610 25.62
5 / 15
減少 1 野党(最大政党)
2003 28,382 25.08
5 / 15
増減なし 野党(最大政党)
2007 49,277 31.84
4 / 17
減少 1 野党(最大政党)
2011 59,824 34.23
7 / 17
増加 3 与党(最大政党)
2015 70,551 47.83
7 / 17
増減なし 与党(最大政党)
2019 58,576 37.00
7 / 17
増減なし 与党(最大政党)
2023 63,700 35.44
7 / 17
増減なし 与党(最大政党)

補欠選挙

年度 得票数 得票率(%) 議席数 増減
1999

( Archived 2017-03-22 at the Wayback Machine.)

自由党候補を推薦
0 / 1
減少 1
2013 4,899 49.84
1 / 1
増減なし

欧州議会

ジブラルタルは欧州議会において南西イングランド選挙区に属しており、ジブラルタルの主要政党は英本土の主要政党と統一名簿を組んでいた。2004年からイギリスの欧州連合離脱(ブレグジット)まで、同党は英国労働党と連合を組んでいた。

年度 提携政党 南西イングランド ジブラルタル 議席数 増減
得票数 得票率(%) 得票数 得票率(%)
2004 英国労働党 209,908 14.5 1,127 9.4
1 / 7
増加 1
2009 英国労働党 118,716 7.7 1,328 19.0
0 / 7
減少 1
2014 英国労働党 206,124 13.7 659 9.2
1 / 6
増加 1
2019 英国労働党 108,100 6.5 411 4.4
0 / 6
減少 1

党首

党首 在任期間
1 ジョー・ボッサノ(英語版)1978年-2011年
2 ファビアン・ピカルド2011年 -

現職議員

  • ジョー・ボッサノ(1980年~)
  • ファビアン・ピカルド(2003年~)
  • ジョン・コルテス(2011年~)
  • ジェンマ・アリアス・バスケス(2023年~)
  • ナイジェル・フィーサム(2023年~)
  • パトリシア・オルフィラ(2023年~)
  • クリスチャン・サントス(2023年~)

脚注

  1. ↑ E.G. Archer (2006). Gibraltar Identity and Empire. Routledge. p. 86. ISBN 978-0-415-34796-9 2013年7月11日閲覧。
  2. ↑ “Gibraltar”. Europe Elects (2024年2月23日). 2024年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月4日閲覧。
  3. ↑ Nordsieck, Wolfram (2019年). “Gibraltar/UK”. Parties and Elections in Europe. 2018年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月27日閲覧。
  4. ↑ Williams, Wendy (2011年10月24日). “Gibraltar election fever”. Olive Press News Spain. 2017年3月29日閲覧。
  5. ↑ R. H. Haigh; D. S. Morris; D. S. Morris (1 June 2002). Britain, Spain and Gibraltar 1945-1990: The Eternal Triangle. Taylor & Francis. p. 124. ISBN 978-0-203-19463-8 2013年7月11日閲覧。
  6. ↑ Peter Gold (2005). Gibraltar: British or Spanish?. Routledge. pp. 59–60. ISBN 0-415-34795-5
  7. ↑ “GBC | Gibraltar Broadcasting Corporation”. www.gbc.gi. 2014年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月2日閲覧。
  8. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (1980年2月6日). 2019年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  9. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (1984年1月26日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  10. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (1988年3月24日). 2019年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  11. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (1992年1月16日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  12. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (1996年5月16日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  13. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (1999年2月4日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  14. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (2000年2月10日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  15. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (2003年11月27日). 2019年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  16. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (2007年10月11日). 2019年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  17. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (2011年12月8日). 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  18. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (2013年7月4日). 2019年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
  19. ↑ “GENERAL ELECTION : ELECTION TO THE HOUSE OF ASSEMBLY”. Parliament.gi (2015年11月26日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。

外部リンク

ジブラルタル社会労働党公式サイト:https://www.gslp.gi/