グローバルファウンドリーズ
GlobalFoundries
市場情報 NASDAQ: GFS
略称 GF
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サニーベール
設立 2009年2月 (15年前) (2009-02)
事業内容 半導体製造(ファウンドリ)
代表者 CEO:Sanjay Jha(ダグ・グロース
従業員数 約11000人
外部リンク gf.com
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GlobalFoundries(グローバルファウンドリーズ)は、アメリカ合衆国の半導体製造企業である。

ファウンドリとしてはTSMC、Samsungに次いで世界第3位。本社をカリフォルニア州サニーベールに置く。AMDとアブダビ首長国の投資機関ムバダラ投資会社(英語版)が出資する合弁企業である。組織構成はAMDから分社化された半導体製造部門と、2010年1月13日に合併したチャータード・セミコンダクターと、2014年10月に買収した元IBMの半導体事業から成る。

なお、日本におけるカタカナ表記では「グローバルファウンドリーズ」または「グローバルファウンダリーズ」と表記される。

沿革

事業内容

顧客

主要顧客はファブライトまたはファブレス企業である。主だった企業として、AMD、IBM、クアルコム、STマイクロエレクトロニクス、東芝、マイクロソフト、アジレント・テクノロジー、リコー、エリクソン、コネクサント、ブロードコム、マーベル・テクノロジー・グループ、ルネサス エレクトロニクス、アバゴ・テクノロジーをはじめ150社にのぼる顧客に向けた半導体製造、及び製造技術開発を行っている。チャータード・セミコンダクターとの合併前は主にAMD (ATI) 社のCPU、GPU、チップセットを製造していた。

なお、同社はIBMを中心に東芝、ルネサス エレクトロニクス、サムスン電子、インフィニオン・テクノロジーズ、フリースケール・セミコンダクタ、STマイクロエレクトロニクス、AMDによって構成される半導体製造における共通プラットフォーム・アライアンス (Common Platform alliance) に参画している。また、これら参画メーカーの半導体製品の製造を受託している。

製品

製品としてはSOI (Silicon On Insulator) ウエハープロセスをマイクロプロセッサ向けに受注する。汎用プロセッサ、低消費電力プロセッサ向けにはバルクSi(シリコン)ウエハーを利用した高性能論理LSIの製造も受注する[15][16]。

チャータード・セミコンダクター社との合併により、製品ラインナップにはASIC製品をはじめ、SRAM、ROM、0.35 μm - 0.18 μmなどのバルクCMOSやプログラマブルロジックデバイス、チャータードが最も強みとしたミックスドシグナルICなど、最先端ロジックも含めた幅広い製造ラインナップが揃う[17]。

150 mm、200 mmウェハを利用したMEMS製品のラインナップをもつ。また、技術提携による開発にも力を入れており、ARM社との提携のもと世界初28 nmプロセスのCortex-A9コアをテープアウトさせた。

同社半導体製品の電子設計自動化を目的としたEDAツールは、メンター・グラフィックス、シノプシス、ケイデンス・デザイン・システムズ、マグマ・デザイン・オートメーション社などが提供している。

集積回路の製造で使われるフォトマスクは、大日本印刷 (DNP)、凸版印刷、HOYAの半導体フォトマスク製品を用いている。

開発・製造拠点

半導体製品の製造はAMD社から引き継いだドイツザクセン州のドレスデン工場Fab 1、シンガポールのFab 2からFab 7で行っている。ドレスデン工場Fab 1では、300 mmのSOIウエハーに対応した22 nm世代の製造ラインが稼働しており、ウエハー処理能力は2万5000枚/月とされている。さらに同工場では、300 mmのバルク・ウエハーに対応した12 nm世代の製造ラインも構築しており、ウエハー処理能力はフル操業時に2万5000枚/月を予定している。

チャータード・セミコンダクター社との合併により3カ国12拠点を擁し、社員は11000名超となる。シンガポールの200 mmウエハーを製造する5つの工場をそれぞれFab 2からFab 6として[18]、300 mmウエハーを製造する1つの工場をFab 7としている[19]。これらのFabには、かつての日立セミコンダクタシンガポール工場も含まれる。

2012年、生産体制の拡充に向けて米ニューヨーク州マルタにFab 8を建設した[20]。2017年2月現在、Fab 8は14 nmのCMOSプロセス技術に対応し[21]、300 mmウエハー処理能力は3万5000枚/月。さらに、Fab 7においても300 mmウエハーの生産ラインの増設を開始している。

日本における拠点はグローバルファウンドリーズ・ジャパン株式会社(チャータード・セミコンダクター・ジャパンから社名変更)である。

関連項目

脚注

  1. ↑ “GLOBALFOUNDRIES、今後の半導体製造戦略を紹介”. PC Watch 2010年1月16日閲覧。
  2. ↑ “GLOBALFOUNDRIES、STマイクロエレクトロニクスと契約”. CNET Japan 2010年1月15日閲覧。
  3. ↑ “ARMとグローバルファウンドリーズが戦略的に提携し、28nm High-k(高誘電率)メタルゲート(HKMG)プロセスによるアプリケーション最適化SoC製品の実現が可能に”. BusinessWire.com 2010年1月15日閲覧。
  4. ↑ “GLOBALFOUNDRIESとクアルコムが最先端の技術開発で協力し、大量生産体制を目指す”. BusinessWire.com 2010年1月15日閲覧。
  5. ↑ “AMDのCPUやGPUなら10億個の製造能力!~1.2兆円以上を投資するGLOBALFOUNDRIES”. PC Watch 2010年7月18日閲覧。
  6. ↑ “Nvidia signs up with Global Foundries” (英語). semiaccurate.com. 2010年10月4日閲覧。
  7. ↑ “GLOBALFOUNDRIES、2011年は28nmプロセスを立ち上げへ”. PC Watch 2011年1月25日閲覧。
  8. ↑ “GLOBALFOUNDRIES、2014年に14nm世代のFinFETプロセス投入へ”. EE Times 2021年2月27日閲覧。
  9. ↑ “Globalfoundries to Take Over IBM Chip Unit” (英語). ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年10月21日閲覧。
  10. ↑ “サムスンとGLOBALFOUNDRIESが14nmチップで提携、2014年内に製造開始へ”. EE Times 2021年2月27日閲覧。
  11. ↑ “ファウンドリ大手のGLOBALFOUNDRIES、7nm開発を無期限に延期”. マイナビニュース 2018年8月31日閲覧。
  12. ↑ “GLOBALFOUNDRIES、ASIC事業をMarvellに売却”. EE Times 2021年2月27日閲覧。
  13. ↑ “GF、組み込み向けフラッシュメモリを置き換えるSTT-MRAMの生産を開始”. PC Watch 2021年2月27日閲覧。
  14. ↑ “1700億円分の半導体をAMDがGlobalFoundriesから購入予定であることが判明”. GIGAZINE 2022年1月16日閲覧。
  15. ↑ “Advanced Technologies” (英語). GlobalFoundries. 2010年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月28日閲覧。
  16. ↑ “Value-Added Solutions” (英語). GlobalFoundries. 2010年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月28日閲覧。
  17. ↑ "GLOBALFOUNDRIES Finalizes Integration, Emerges as World's First Truly Global Foundry" (Press release) (英語). GlobalFoundries. 2010年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月15日閲覧。
  18. ↑ “200mm Manufacturing” (英語). GlobalFoundries. 2010年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月15日閲覧。
  19. ↑ “300mm Manufacturing” (英語). GlobalFoundries. 2010年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月15日閲覧。
  20. ↑ “Obama大統領のニューヨーク州made-in-America半導体視察ズームアップ”. 長見晃の海外トピックス (2012年5月14日). 2017年3月18日閲覧。
  21. ↑ 佐藤岳大 (2017年2月13日). “GLOBALFOUNDRIES、中国・成都に半導体工場を建設”. PC Watch 2017年3月18日閲覧。

外部リンク

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