スポティファイ・テクノロジー
Spotify Technology SA
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| 種類 |
株式会社 |
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| 市場情報 |
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| 本社所在地 |
ルクセンブルク ルクセンブルク市 42-44, Avenue de la Gare(登記上) |
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| 設立 |
2006年4月23日 (18年前) (2006-04-23) |
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| 業種 |
音楽 |
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| 事業内容 |
音楽ストリーミング |
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| 代表者 |
ダニエル・エク(CEO) |
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| 売上高 |
132億4700万ユーロ(2023年12月期通期決算)[2] |
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| 営業利益 |
▲446万ユーロ(2023年12月期通期決算)[3] |
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| 純利益 |
▲532万ユーロ(2023年12月期)[4] |
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| 総資産 |
83億4600万ユーロ(2023年12月期)[5] |
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| 従業員数 |
9,248人(2023年12月)[6] |
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| 主要株主 |
2018年3月時点 |
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| テンプレートを表示 |
Spotify(スポティファイ)は、スウェーデンの企業スポティファイ・テクノロジーによって運営されている音楽ストリーミングサービス。2025年2月5日時点で、月間アクティブユーザー数を6億7500万人(うち有料会員2億6300万人)抱えており[7]、音楽配信サービスとしては世界最大手である。また、楽曲数は1億曲を突破しており、こちらも業界最大級である[8]。
パソコン・スマートフォン・タブレット型端末・ゲーム機などの電子端末に対応しており、日本では2016年9月にサービスを開始した[9]。
サービス
Spotify Premiumのプリペイドカード
現在提供されているサービスには、無料のSpotify Free(以下、Free)と月額制のSpotify Premium(以下、Premium)の2種類があり[注 2][30]、いずれも5000万を超える楽曲を提供している[31]。ただし、Freeでは広告の挿入や機能制限がある[31][32]。
FreeのWebプレーヤーではAAC 128 kbps、アプリではHE-AACv2 24 kbpsまたはOgg Vorbis 96 – 160 kbpsで再生でき、PremiumではWebプレーヤーでAAC 256 kbps、アプリでHE-AACv2 24 kbpsまたはOgg Vorbis 96 – 320 kbpsの音質が選択できるようになる[33][34]。
Premiumのみで利用できる機能としては、再生する曲の自由選択や曲順の変更[注 3]に加え、端末に楽曲をダウンロードしてオフライン環境でも再生が出来る機能や、対応するワイヤレス機器やネットワーク機器から直接ログインして再生するSpotify Connectが挙げられる[31][35]。
音楽市場に与えた影響
Spotifyは、経営理念に海賊版の撲滅を掲げている[36]。
背景に音楽市場が14年連続縮小していたことが挙げられる[37]。Spotifyが提供開始される2008年前後は、デジタル機器やインターネットの普及に伴い違法ダウンロードが横行していた。2011年の音楽市場全体の売上高は約150億ドルで、10年前の2001年と比較して40%減少していた[38]。このような売上高の減少はレーベル各社を苦しめた。
しかしSpotifyの登場後、AmazonやGoogle、定額制の音楽配信に興味を示していなかったApple[39]などの巨大企業が軒並み定額制音楽サービスを開始した。これにより定額制音楽サービスは急速に成長。音楽市場の売上高は2022年に262億ドル[40]と、Spotifyの提供が開始された2008年と比較して約60%拡大した。また、定額制音楽サービスが占める割合がCDなどの売り上げを超えた[41][42]。Spotifyは困窮していた音楽市場を甦らせ[43]、世界有数の市場へと成長させる起爆剤となった。
日本での展開
2013年に日本法人が設立。設立当初の代表取締役はハネス・グレー[46]。2016年9月29日に日本でのサービスを開始した。メールアドレスを登録し、招待コードを受けた者からサービス利用可能。Freeでもはじめの30日間はPremium(月額980円)を体験できた。
同年10月1日、玉木一郎(前・アマゾンジャパンKindle事業本部長)が社長に就任。2016年11月10日には一般公開が開始され、招待コードなしで誰でも利用できるようになった[48]。
批判
Spotifyをはじめとした定額制音楽配信サービスは、従来のCDやレコードによる音楽販売や、先行する音楽配信サービスであるiTunesのビジネスモデルを脅かすサービスとして、世間から注目を集めている。その一方で、これらのサービスの普及によるアーティストの収入低下が懸念されている[66]。
例えば、アメリカの人気ロックバンドであるメタリカは、Spotifyに楽曲を提供してからアルバムの売上が35%落ちたと主張している[67]。トム・ヨークはソロ作品とアトムス・フォー・ピースの作品をSpotifyから引き上げており、「このシステムでは弱小レーベルや新人アーティストに十分な報酬が入らない」とSpotifyを批判している[68]。テイラー・スウィフトも自身のアルバム『1989』を含む全楽曲をSpotifyから引き上げ、「音楽は芸術であり、価値がある。音楽は無料であるべきではない」と主張した[69](なお、2017年6月には再び配信を開始し[70]、2018年4月にはSpotify限定曲も発表した[71])。キング・クリムゾンもSpotifyのストリーミング・サービスへの音源提供を拒んでいた[68][注 4]。
その他にも、人気でありながらSpotifyでの楽曲リリースをしていないアーティストたちは数多く存在する。これは、他の定額制音楽配信サービスにも言えることである。
貢献
世界規模の利用者の広がりにより、人気の高い音楽家の作品は1曲だけで10億回を超える再生回数を記録することもある。2017年の間で14億回再生された『シェイプ・オブ・ユー』をはじめとしたエド・シーランの楽曲は合計で累計63億回の再生回数を記録し、2017年Spotifyで最もよく聴かれたアーティストとなった[79]。日本でも、英米歌手の規模には及ばないにせよ、新人にもかかわらずAmPm[80]のように世界でヒットする新人が出始めている。
Spotify HiFi
2020年以降、ロスレス及びハイレゾ対応の定額制音楽サービスの台頭により、Spotifyは音質の低さが度々指摘されてきた。
実際、シェア2位と3位であるAmazon MusicやApple Musicはロスレス及びハイレゾ対応のみならず、イマーシブオーディオにも対応しており、特に音質に拘るユーザーは他のサービスへ乗り換えていった。
このような背景から、ユーザーの流出を懸念してSpotifyは2021年に「Spotify HiFi」を発表する。これは、CD相当の音源を楽しめるサービスで、2021年後半に展開が予定されていた。しかし、実際は大きくずれ込んでいて、2024年6月現在においても提供は開始されていない。
ただし、海外メディアによると「米ドル価格19.99ドルでPlatinumというプランが一覧に表示された」と報道されている[81][82]。また、Spotify共同社長のグスタフ・セーデルストレム氏は、アメリカのテック系メディア「The Verge」の取材[83]に対し、ある時点で登場するとの考えを示していて、提供の大幅な遅れによる社内での開発は中止されていないとしている[84]。
米Bloombergは2023年6月、Spotify内部の関係者の話として、新たな高価格プラン『Supremium($19.99)』が同年後半中の提供開始を予定していると報じた[85]。
サービス対象地域
2022年6月現在、Spotifyのサービスを利用できる国および地域は、以下のとおり[86]。
脚注
注釈
- ↑ ロシアでは2015年2月に起きた経済危機を理由に一時サービス開始を見合わせ、2020年に利用可能となった。
- ↑ 2011年時にアメリカで提供されていた月額性サービスでは、4.99ドルと9.99ドルの2種類の料金メニューが存在していた。
- ↑ スマートフォン以外のデバイス(PC・タブレット等)では無料プランでも可能。これらのデバイスでは、かつて機能解放とひきかえに再生時間の制限(30日間で15時間まで)があったが、2021年1月に撤廃された。
- ↑ なおその後、拒否する妥当性が無くなったとしてストリーミングを解禁することを発表し[72]、2019年6月10日に配信が開始された[73]。
出典
- ↑ “Spotify Technology S.A. Announces Financial Results for First Quarter 2022”. investors.spotify.com (27 April 2022). 27 April 2022閲覧。
- ↑ “Q4 2023 Shareholder Deck - Q4 2023 - FINAL”. Spotifyテクノロジー. 2024年2月6日閲覧。
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- ↑ “企業情報”. Spotify Japan — For the Record. 2024年2月11日閲覧。
- ↑ “企業情報”. Spotify Japan — For the Record. 2023年3月11日閲覧。
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- ↑ “定額制サービス成長の鍵は “パーソナライゼーション””. MarkeZine (2018年2月28日). 2018年5月26日閲覧。
- ↑ “定額制音楽配信のSpotify、ロシアでのサーヴィス開始を中止。原因は加速する経済危機。”. ミュージックマンネット. 2015年2月4日閲覧。[リンク切れ]
- ↑ “Spotifyで新生活を!お気に入りの映画音楽と共に過ごそう。”. FILMAGA (2018年4月27日). 2018年5月26日閲覧。
- ↑ “企業情報”. Spotify for the Record. Spotify. 2022年12月27日閲覧。
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- ↑ Spotifyの日本インフラ
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- ↑ Inside Spotify's Financials: Is There a Path to Profitability Or an IPO? Billboard 2017年6月22日
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- ↑ Spotify有料プランを1カ月使えるギフトカード、ファミマで販売開始 - AV Watch (2019年12月2日)
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- ↑ 音楽配信サービスの進化とアーティストの苦境 2/3 日経トレンディネット 2013年2月14日
- ↑ メタリカ、ストリーミング・サーヴィスに楽曲を提供したら、アルバム・セールスが35パーセントも減少 ro69.jp 2013年2月1日
- 1 2 トム・ヨーク、「これでは新人アーティストが食っていけない」とSpotifyから音源を引き上げる ro69.jp 2013年7月16日
- ↑ Spotify、レーベルには20億ドル以上支払った──テイラー・スウィフトの楽曲引き上げにコメント ITmedia NEWS 2014年11月12日
- ↑ テイラー・スウィフトとSpotifyが復縁――全楽曲が主要サービスで聞けるように TechCrunch Japan 2017年6月10日
- ↑ テイラー・スウィフトの「Spotify Singles」は、「Delicate」アコースティック再録 AV Watch 2018年6月2日
- ↑ キング・クリムゾンのロバート・フリップ、バンド・メンバーのミスを歓迎していると語る
- ↑ キング・クリムゾンのスタジオ&ライヴ・アルバムがSpotifyで配信スタート
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